本年8月20日、関西地区生コン支部(関生支部)は大弘建材㈱(大江一元社長)が組合員の正社員化の約束をほごにした件で、グループの環(たまき)産業㈱(同じく大江一元社長)を相手取って不当労働行為救済申立を行いました。

労働委員会に追加申立

複数回の団体交渉で正社員化を約束していたのに、大弘建材㈱・大江一元社長はそれを突然ほごにしました。これに対して、私たちは本年3月に大阪府労働委員会に不当労働行為救済申立を行っていましたが、今回、グループ会社である環産業㈱に対しても不当労働行為救済を行いました。

環での正社員化に合意

第1回目の団体交渉で大弘建材㈱・大江一元社長は「本年3月21日付で正社員にする」と約束。その際、同社の貴志川工場には正社員がいないとの理由で、同じ大江一元氏が社長をつとめる環産業㈱での正社員化が提案され、組合側もそれに合意していました。その後、2回、3回の団体交渉で具体的な賃金・労働条件について話し合ってきました。
しかし、第4回の団体交渉で、突然、会社は「グループ企業が閉鎖して人員があふれるので正社員化を見直したい」と発言。それまでの合意を一方的にほごにしてきたのです。

私たちとともに抗議を

私たちは労働委員会のなかで会社の行った行為の不当性を明らかにするとともに、約束通り正社員化を勝ち取り、安心して働ける職場環境を実現する決意です。地域のみなさんには大弘建材㈱・大江一元社長に対し、私たちとともに抗議の声を上げていただくようお願いします。

春闘要求の趣旨を説明 次回交渉で回答が提示

8月28日、大阪市内で大弘建材㈱との18春闘第1回団体交渉を行い、会社からは、大江社長と日高工場長、弁護士2名が出席しました。
今回の交渉では要求の趣旨について会社側から質問を受け、組合側が説明を行いました。
組合側は、賃上げ・一時金について、今春闘では和歌山地域の水準に引き上げることを目的として要求していると説明。また、福利厚生資金については、組合独自の制度であるが、和歌山地域でも労使関係がある企業ではほとんどが拠出していることなどを説明しました。
次回、第2回目の交渉では会社側が回答を行う予定です。この場で誠意ある回答をするよう強く求めます。

需要減見越して値上げ 労働者へ適正に配分を

京奈和道の建設工事が終了して以来、和歌山地域の生コン需要が大きく減少しているのは事実です。
和歌山市内を見回しても、公共・民間を問わず、大型の建設工事はほとんどありません。
こうした事態を見越して、私たちは早い段階から、和歌山県生コン協組連合会との労使懇談会の場で適正な生コン価格の必要性を繰り返し指摘してきました。そうした指摘もあり、和歌山中央協組では本年4月より㎥2000円の生コン値上げを実行したのです。
生コン価格にはセメント・骨材などの原材料費はもちろん、そこで働く労働者の賃金・労働条件の原資が含まれています。よって、値上げによって得られた利益は生コン工場だけが独占するのではなく、労働者にも還元するのは当然のことです。
私たちは労働者にとって働きやすい職場環境、生活のできる賃金・労働条件の確立を目指して今春闘で粘り強く交渉を行っていく決意です。
和歌山地域では労働組合に入っていない労働者が大半ですが、そうした働く仲間のみなさんも労働組合に加入し、会社と交渉することで労働条件を引き上げていきましょう。