大阪市東淀川区役所前での宣伝行動 / 中央コンクリート闘争
不当労働行為企業と労働委員会から認定された「中央コンクリート社」の周知と、「関生支部弾圧の不当性・異常な労組弾圧」の事実を周知するために、連帯ユニオン関生支部・大阪Bブロックは11月22日、大阪市東淀川区役所前で「中央コンクリート社の不当労働行為を労働委員会が認定、関西生コン事件を知って欲しい」などを掲げた情宣活動を展開しました。
「中央コンクリート社の不当労働行為糾弾!」
東淀川区役所前前の歩行者道路では、武谷副委員長が右手にマイクを握り、左手に組合旗を掲げて、中央コンクリート社が労働組合法に違反している不当労働行為の事実や、大阪府労働委員会から労働組合法に違反している「不当労働行為企業」に認定され、救済命令が出されたのに、その命令を履行しない態度に終始していること、大阪広域生コン協組の関生支部潰しが背景にあることを訴えました。
港合同昌一金属支部と労組交流センターの仲間が横断幕を掲げ、通行中の会社員や市民らにビラを配布しました。
「関生支部弾圧事件を知って欲しい」
2018年から始まった「関西地区生コン支部弾圧」では、3件11名の無罪判決が出されたこと。MBS映像‘24の「労組と弾圧・関西生コン事件を考える」という番組や、You Tube「デモクラシータイムス」が放映されたこと。東京新聞のこちら特捜部に記事となったことなどを話し、「関生支部弾圧事件を知って欲しい」ことなどを紹介しました。
そして、京都3事件の検察による関生委員長らへの「求刑、懲役10年」を厳しく非難し、正当な組合活動を犯罪にすることを許すことはできない、無罪判決を勝ち取るために全力をつくす!市民のみなさんも声をあげて欲しい!と訴えました。
「関生の元組合員から激励があった」
関生支部・機関紙部が作成した「中央コンクリート闘争ニュース」ビラは、東淀川区役所前を行き交う会社員や市民らは快く受け取ってくれました。
ビラを受け取りにきた男性市民から「俺は、早水組分会の元副分会長やったんや。がんばれよ!応援するぞ!」などの激励があったのが印象的でした。
午前9時ころから約1時間の行動でしたが、関生支部の訴えに、東淀川区役所前を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、43枚の配布でした。引き続き、街頭での宣伝活動を展開します。
「労働委員会が不当労働行為を認定し、救済命令を出した!」
中央コンクリート株式会社(大阪市東淀川区菅原)が、関生支部が申し入れた団体交渉を拒否したことから、大阪府労働委員会に不当労働行為救済申立をした事件で、大阪府労働委員会は2024年2月6日付けで、中央コンクリート社の不当労働行為(断固拒否)を認定し、救済命令を出しました。
「大阪広域生コン協組の関生潰しに加担した」
中央コンクリート社は、関生支部と長年の労使関係にある会社であり、一面共闘(協同組合運動など)に協力してきた会社でした。
2018年から始まった大阪広域生コン協組の関生潰し。中央コンクリート社は、大阪広域生コン協組の執行部から圧力をかけられ、関生支部潰しに協力させられたという背景があります。
「団体交渉を開催する義務がある!」
大阪広域生コン協組の関生潰しの背景があったとしても、中央コンクリート社は大阪府労働委員会から労働組合法違反の不当労働行為に認定されてことを真摯に受けとめ、関生支部と組合員に謝罪し、速やかに団体交渉を開催する義務があります。
「大阪広域生コン協組は、不当労働行為企業の集合体」
本事件は、関生支部の役員らの奮闘によって、中央コンクリート社の不当労働行為認定を勝ち取りました。また、2024年2月2日付けでコーシンコーポレーション・山政生コン社が大阪府労働委員会から不当労働行為(支配介入)と認定されるなど、大阪広域生コン協組に加盟している企業が、続々(ナニワ生コン、藤原生コン運送、五一、タイコー)と労働組合法違反の不当労働行為に認定されています。
「大阪広域生コン協組の関生潰しを粉砕する」
関生支部は、中央コンクリート社をはじめ大阪広域生コン協組に加盟している不当労働行為企業が、関生支部に謝罪し、労働委員会の救済命令を履行するまで闘います。
労働委員会の救済命令を武器に、大阪広域生コン協組の関生潰しを粉砕する行動に立ちます。
第4回 人権問題シンポジウム 開催!
日 時:2024年12月7日 15:00~17:00
場 所:エルおおさか南館7階 南734
講 師:秋田 真志弁護士 テーマ:プレサンス元社長冤罪事件における
権力犯罪と人質司法
~取り調べ可視化が浮かび上がらせた
日本の刑事司法の闇~
資料代:500円
お問合せ:連帯ユニオン人権部 担当:武谷 新吾
TEL:06-6583-5546
労働組合活動を犯罪扱いさせてはなりません
「京都事件」は、ベスト・ライナー、近畿生コン、加茂生コンの3つの事件(労働争議)を併合審理する刑事裁判です。労働争議の解決金を受領したことが「恐喝」とされています。
争議解決にあたって、会社側に解雇期間中の未払い賃金、雇用保障、組合の闘争費用などを解決金として支払わせることは、裁判所や労働委員会でも当然の実務として定着しています。ところが、警察・検察は、関生支部は労働組合を名乗る反社会勢力で、金銭目当てで活動してきたそんなストーリーで前代未聞の事件を仕組んだのです。
企業の団結権侵害に対する抗議行動や団体行動を犯罪扱いする警察・検察の暴挙を許せば、憲法28条が保障した労働基本権がなかった時代への逆戻りです。裁判所は毅然たる姿勢で無罪判決を出すべきです。すべての労働組合のみなさまに署名活動へのご協力をよびかけます。
署名活動の実施要領
提 出 先:京都地方裁判所第2刑事部
署名の種類:団体署名を実施します(個人署名ではありません)
署名用紙は、 ココをクリック
集約と提出:第1次集約 9月末日(10月中旬提出)
第2次集役 10月末日(11月中旬提出)
最終週役 11月末日(12月中旬提出)
送 り 先:〒101ー0062
東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
フォーラム平和・人権・環境気付
関西生コンを支援する会 ホームページ ココをクリック
TEL:03ー5289ー8222
【竹信三恵子のホントの話】
デモクラシータイムスで、「関西生コン事件」の解説。刑事裁判で無罪になった二人の組合員と、組合員を雇った、組合員に仕事を出したことを背景にセメントの販売を拒絶され兵糧攻めにあっているセメント製造業者をインタビュー。また、「産業別労働組合」の歴史の経過を詳しく解説。
動画閲覧できます ココをクリック
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
▼Spotify ココをクリック
▼Apple ココをクリック
▼Amazon ココをクリック
関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
第26回ソウル人権映画祭で上映されました。 ココをクリック
6月13日から開催される、第26回ソウル人権映画祭(ソウルマロニエ公園一帯)。
14日(金)に『ここから「関西生コン事件」とわたしたち』が上映されます。英語・韓国語・字幕、韓国手話付き。全22作品を上映。
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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ー 公判予定 ー
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