藤原生コン運送闘争 社前抗議集会

「藤原生コン運送の不当労働行為糾弾!藤原生コン運送社は仲間を職場に戻せ!」を掲げた「藤原生コン運送闘争・社前抗議集会」が1月20日、関生支部・大阪Bブロックと関西労組交流センターの共同行動で開催され、藤原生コン運送社前(茨木市田中町)に39人の闘う仲間が結集しました。

「分会長がリードする怒りのシュプレヒコール!」

武谷副委員長の開会宣言に続いて、関生支部・藤原生コン運送分会長のリードでシュプレヒコール。「藤原生コン運送社は、仲間を職場に戻せ!」「藤原生コン運送社は、労組に謝罪しろ!」「関生支部は地域の仲間と共闘して勝利するまで闘うぞ!」などのコールに、藤原生コン運送社前を行き交う市民らに注目を集めました。

「負けるわけにはいかない闘いだ!」

関生支部を代表して、七牟禮副委員長が挨拶。七牟禮副委員長は、結集してくれた仲間に感謝を述べたあと「関生弾圧は7年目に突入した。大阪ストライキ事件では有罪が確定したが、全国の仲間に支援行動によって和歌山事件では無罪を勝ち取った。滋賀の湯川委員長の実刑判決を控訴審で粉砕し、滋賀2次事件、京都事件の無罪判決を勝ち取るために全力をつくす。負けるわけにはいかない闘いだ」と決意を表明し、引き続きの支援をお願いしました。

「現場の行動を継続して勝利するまで闘う!」

担当役員の関生支部・西山執行委員から闘争報告。西山執行委員は、藤原生コン運送闘争の雇い止めや脱退強要などの不当労働行為と、会社側の不誠実団交の現状を詳細に報告したあと「藤原生コン運送社の数々の不当労働行為を許すわけにはいかない。現場の行動を継続して勝利するまで闘う」と行動を提起しました。

「分会組合員全員の職場復帰をめざす!」

当事者の藤原生コン運送分会2名が発言に立ちました。分会組合員は「雇い止めされて5年が経過した。会社の不当な行為を許すことはできない。分会組合員5名の職場復帰をめざして闘う」と決意表明。

「関生支部の各職場の闘争報告と闘争方針」

本日の抗議集会に結集した関生支部の各ブロック・各分会からのアピールでは、大阪Bブロックの高槻生コン分会と五一分会、大阪Aブロックの大浜資材分会、京津ブロックの灰孝バード分会の代表者が、それぞれの職場の闘争報告と闘争方針を示し、藤原生コン運送闘争と共に勝利するまで闘う決意が表明されました。

「関西労組交流センターの仲間からの発言!」

本日の抗議集会に駆けつけてくれた仲間が発言に立ちました。日教組奈良市・改憲戦争阻止!奈良の増田書記長、高槻医療福祉労組・改憲戦争阻止関西の冨山事務局長、星野文昭さんを取り戻す連絡会の吾鄕さん、関西労組交流センター代表・港合同執行委員の木下代表から、各地域の闘争報告と今後の闘争方針が示されました。そして、「労働組合潰しは戦争への道!労働組合の連帯、団結と行動で戦争を止めよう!」「関生弾圧粉砕!藤原生コン運送闘争勝利をめざして共に闘う!」などのアピールと共の闘う決意が述べられました。

「すべての争議の勝利解決をめざして闘う!」

2月6日に判決言い渡しがされる大津第2次事件の当事者の関生支部・大原執行委員と組合員2名が「正当な組合活動が有罪となることはありえない。無罪を勝ち取る!」と、最高裁からの差し戻し控訴審を闘う関生支部・安井執行委員が「最高裁は判断を避けた。差し戻し審では、再び無罪判決を出させる!」などと発言に立ったあと、藤原生コン運送分会長のまとめ。最後に、参加者全員のシュプレヒコールで本抗議行動を締めくくりました。
寒いなか、雨天のなか、駆けつけてくれた関生支部の仲間と、関西労組交流センターの仲間に感謝します。
関生支部の産別運動復権とすべての刑事事件の無罪判決、全争議勝利解決を勝ち取るために全力をつくします。引き続きの支援をお願いします。

 

 

関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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関西生コン 作られた「反社」労組の虚像【竹信三恵子のホントの話】
デモクラシータイムスで組合員の苦悩、決意を竹信三恵子さんが詳しく紹介されています。
動画 動画閲覧できます ココをクリック

ー 公判予定 ー

2月 6日  大津2時事件(判決)    大津地裁

22日  京都3事件            京都地裁

 

13:00~

10:00~

関西生コン事件ニュース No.97 ココをクリック
関西生コン事件ニュース No.96 ココをクリック

関連動画 「関西生コン事件」報告集会 ココをクリック 

2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 ココをクリック
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待望の新刊
検証•関西生コン事件❷
産業別労組の団体行動の正当性

A5判、 143ページ、 定価1000円+税、 旬報社刊
『検証•関西生コン事件』第2巻が発刊された。
巻頭には吉田美喜夫・立命館大学名誉教授の論稿「労使関係像と労働法理」。企業内労使関係に適合した従来の労働法理の限界を指摘しつつ、多様な働き方を基盤にした団結が求められていることをふまえた労使関係像と労働法理の必要性を検討する。
第1部には、大阪ストライキ事件の鑑定意見書と判例研究を収録。
第2部には、加茂生コン事件大阪高裁判決の判例研究を収録。
和歌山事件、大阪スト事件、加茂生コン事件。無罪と有罪の判断は、なぜ、どこで分かれたのか、この1冊で問題点がわかる。

[ 目次 ]
刊行にあたって—6年目の転機、 無罪判決2件 が確定 (小谷野毅)
序・労使関係像の転換と労働法理 (吉田美喜夫)
第1部 大阪ストライキ事件
・関西生コン大阪ストライキ2次事件・控訴審判決について (古川陽二)
・関西生コン大阪2次事件・鑑定意見書 (古川陽二)
・「直接労使関係に立つ者」論と団体行動の刑事免責 (榊原嘉明)
第2部加茂生コン事件
・労働法理を踏まえれば無罪 (吉田美喜夫)
・労働組合活動に対する強要末遂罪の適用の可否 (松宮孝明)

割引価格あり。

お問い合わせは sien.kansai@gmail.comまで