婦人民主クラブ全国協議会第38回総会

婦人民主クラブ全国協議会第38回総会

婦人民主クラブ全国協議会第38回総会が8月21日、大阪コロナホテルで開催され、多くの闘う女性が結集しました。

「女性として、人間として誇れる人をつくろう」

総会は、関西ブロック・山本さんの司会で開会。開会あいさつに続いて、議長団・運営委員・書記を選出しました。
主催者あいさつでは、代表の三浦さんから「本日の総会に全国からの参加に感謝する。これからの１年間をどうするか、コロナに負けない全国協議会をつくるための議論を闘わせたい。女性には革命が必要だ。どんな生き方、世の中を作ることが私たちに問われている。女性として、人間として誇れる人をつくろう。向こう1年間の闘いを2日間の討議を経て、若者と一緒に闘う全国協議会としたい」と提起しました。

「戦争準備に、私たちは黙っていない」

続いて、連帯のあいさつです。全国労組交流センター・女性部の野田さんは「戦争準備に、私たちは黙っていない。この間の多くの闘いが情勢を切りひらいた。命より金の政策には非和解で闘う。共に闘おう」。
全国水平同盟の久原さんは「改憲・戦争情勢を踏まえ、婦人民主クラブと共に組織拡大と、資本のための改憲・戦争を止めるために闘う。差別を煽る現政権を打倒しよう」。

「婦人民主クラブの綱領を実践することが労働者のためになる」

関生支部の武谷さんは、日頃の関生支部弾圧支援にお礼を述べ、闘争報告と今後の闘争方針を示して、引き続きの支援を要請したあと、「関生支部では、女性ドライバーの権利を守り、女性の要求を実現する運動では、生コン工場や建設現場での女性専用トイレの設置、生理休暇は個人の年次有給休暇とは別の有給休暇の確立など多くの成果をあげた。この成果は、女性執行委員がリーダーシップを発揮し、すべての女性組合員の行動によるものだ。世界を見渡しても、女性がリーダーシップを発揮しているところは、国民のための政策を打ち出し、一定の成果をあげている。現在の情勢をチャンスと捉え、活かすためにも、女性たちの行動が求められている。婦人民主クラブ全国協議会の『女性の解放と子どもの幸福を守るために闘う』『職場・地域に生活を守る自主的な力を築く』『二度と侵略戦争を許さず、反戦・平和のために闘う』という３つの綱領を具体的に実践して、結果を出すことで、すべての労働者が暮らしやすい社会が実現する。階級的労働運動をよみがえらせ、闘う労働組合の復権をめざして、共に闘おう」とあいさつしました。

「改憲・戦争への動きを許さず共に闘おう（動労千葉）」

国鉄千葉動力車労働組合の関委員長、関生支部の武委員長、三里塚芝山連合空港反対同盟婦人行動隊の宮本さん、星野全国再審連絡会議の星野暁子さん、関西合同労働組合阪神支部支部長・朝鮮戦争に反対する在日朝鮮人の会代表の許さん、8.6ヒロシマ大行動実行委員会事務局・ヒロシマ連帯ユニオン委員長の宮原さん、沖縄支部の和田さん、相模原支部支部長の葛西さんから、総会メッセージが寄せられました。

「婦民全国協の３つの綱領で仲間を広げよう」

鶴田さんから議案が提案されました。鶴田さんは「コロナパンデミックと大恐慌下、新自由主義の破たんは明らか！危機の中、国威発揚狙いオリンピック強行し、中国侵略戦争踏み込み始めた菅政権倒そう！『命よりカネ』の社会をひっくり返そう！人間らしく生きられる社会つくろう！婦民全国協は、改憲・戦争阻止！大行進の先頭でたたかおおう！」とスローガンを掲げて、「女性たちの決起が社会を動かし始めた」と題して１年間の闘いを総括。続いて「情勢」を提起して、「いまこそ婦民全国協の3つの綱領で仲間を広げよう」と、向こう1年間の4つの方針を提起するなど、詳細にわたり総括・情勢・方針を提案しました。

「セクハラ・パワハラとのたたかい（奈良）」

特別報告として「奈良市従の闘い」を吉谷さんが報告。吉谷さんは、奈良市従の現場闘争の詳細な報告と今後の闘争方針を示し、「勝利するまで闘う」と決意を述べ、支援を呼びかけました。

「全国からの代表者の討論」

特別報告を受けて、いくつかの質疑を経たあと、討論に入りました。全国から結集した婦人民主クラブの代表者からは、各地域の闘いの報告や今後の闘いの方針が発言されるなど、熱い討論が展開されました。

「2日間の討議で総会は成功裏に閉会」

2日目は、3つのグループに分かれた分散会を開催したあと、前日に引き続き、討論が展開されました。討論のまとめを経て、議案・総会宣言・特別決議を採択。新運営委員を選出し、議長団と書記を解任したあと、代表のあいさつで総会はお開きとなりました。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ　PDF