すべての原発を廃炉へ!NAZEN大阪集会

「福島第一原発事故、汚染水の海洋投棄を止めさせよう!」をスローガンに、「すべての原発を廃炉へ!NAZEN大阪集会」が7月3日、大阪市立中央区民センターで開催され、多くの闘う労働者が結集しました。連帯ユニオンからは、関西地区生コン支部が参加しました。

「戦争と一体の核、労働者の団結でたたかおう」

司会者から「ウクライナでロシアはチェルノブイリ原発を真っ先に占拠した。原発はエネルギーでなく、核兵器の問題だ。すべての原発を廃炉へ!大阪集会から戦争反対の声をあげよう!」と開会宣言。
続いて、京都府職員労働組合舞鶴支部の長岡さんの講演。冒頭、長岡さんは「ウソとペテンの暴力と金にまみれた原発。労働者を被ばくさせ、大地と海を汚染し、処理のしようもない廃棄物をひたすら膨大に生み出すだけの発電機。そんなものが地球上にあってはならない。原爆も原発も戦争のためにあるもの。『原子力の平和利用』は核武装のため。戦争のために『核』を飛鳥とする国家と原発で金儲けを目論む電力資本が原発にしがみついている」と述べました。
そして、「①原発から20km圏内の舞鶴。戦争の街・基地の街。②高浜原発の姿。③3.11福島の現実。④反原発のたたかい、舞鶴支部は。⑤戦争と一体の核(原子力)」などを映像とパワーポイントを使って詳細に話しました。最後に長岡さんは「労働者の団結でたたかおう」と講演を締めくくりました。

「NAZEN運動を広げよう!」

NAZEN大阪事務局長の岡田さんの集会基調。岡田さんは「①すべては戦争に向けて動き出した。②ウクライナ情勢。③こうした時代の中で汚染水の海洋投棄が強行されようとしている」などの基調を報告。そして、「世界中で反戦デモ。アメリカでは労組結成のラッシュ。韓国では大規模ストで物流がストップ。子ども甲状腺ガン裁判。辺野古新基地建設を止める闘い」などの闘いの展望を話しました。最後に、岡田さんは「私たちには恐るべき物価高。この怒りを8.6ヒロシマ、11.6日比谷に結集させよう!NAZEN運動を広げよう!」と行動を提起しました。

「原発はウソとごまかしがなければ続けられないもの」

富崎弁護士からは「汚染水放出をめぐる動き」が報告されました。富崎弁護士は「①汚染水。②処分に向けた動きと反応」などを詳細なデータをもとに時系列に述べ「原発はウソとごまかしがなければ続けられないもの」と喝破。そして「電力不足を煽る政府の方針は、原発稼働だ。これを許してはいけない。団結と行動で阻止しよう」と提起しました。

「平時から戦時に転換、国家権力との直接の闘いが必要」

「放射能汚染水を海に流すな全国署名」の提案のあと、関生支部の武谷書記次長、NAZEN大阪代表の村山さん、港合同の木下執行委員から本集会の意見や感想などの発言がありました。
司会者が本集会のまとめ。司会者は「本集会では、戦争情勢のなか、平時から戦時に転換され、国家権力との直接の闘いが必要だと確認された。当面は、直近の7月16日・17日の国鉄闘争、7月23日の京橋街宣と反戦デモを全力で闘おう」と行動提起して集会はお開きとなりました。反原発と戦争反対を一体として闘おう!労働組合が先頭に立って闘おう!

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF
デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目 労働運動を〈犯罪〉にする国
「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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関西生コン事件ニュース No.76  ココをクリック
関西生コン事件ニュース No.75  ココをクリック  
2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

 

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

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