11.27 植木団地・富田闘争!

「植木団地追いだしを跳ね返し、富田地域の更地化と闘うぞ!」を掲げた「11.27 植木団地・富田闘争!集会デモ」(主催、全国水平同盟・植木団地労働組合)が11月27日、富寿栄公園で開催され、80人超の闘う労働者・市民が結集しました。

「植木団地闘争を仲間と共に闘おう!」

集会は、全国水平同盟・村山さんの司会で開会。村山さんは「三里塚では、市東さんの農地を奪う強制執行を阻止する闘いがおこなわれている。市東さんの闘いを全国の仲間と共に関西の地から闘おう!本日は、植木団地闘争を仲間と共に闘おう!」と開会宣言。

「植木団地労働組合と全国水平同盟の闘いを支持し、共に闘う!」

連帯あいさつでは、関生支部・武谷書記次長が、「11.6労働者総決起集会に、関西から多くの仲間が結集したことは誇りだ。そして、11.22奈良・吉田生コン闘争集会に関西労組交流センターの仲間の結集に感謝する」と日頃の関生弾圧支援にお礼を述べたあと「関生支部は、植木団地労働組合と全国水平同盟の闘いを支持し、共に闘うことを表明する。この1年間、関西労組交流センターの仲間と共に闘い抜いた。港合同や関西合同労組など複数が連ねる「不当労働行為企業の公共事業参入について」と題する申入れで、東大阪市は「大阪府労働委員会から不当労働行為が認定されると一定期間の入札参加を停止する」と公文書を発するなど、大阪府下の各市への申入れが、一歩、前進した。港合同の先輩たちの闘いの成果を引き継ぎでいく。7月6日からは、大阪広域生コン協組の新たな攻撃、高槻生コン闘争が開始された。2018年からの弾圧で、関生支部はつぶされず、昨年10月からの新体制により、反転攻勢に挑み、復権しつつある関生支部をつぶすことを狙った攻撃だ。関西労組交流センターをはじめとする支援者との共同行動の反撃では、大阪広域生コン協組の焦りが見られる。高槻生コン闘争を重点争議として位置づけ、関西労組交流センターの仲間との共同行動によって、大阪広域生コン協組の思惑を粉砕する。9月13日の滋賀・大津地裁公判の論告求刑で、湯川委員長の懲役8年をはじめ、4年6月、4年、3年6月、2年6月、1年6月など、検察側が求刑した。判決は来年の3月。不当な求刑・実刑攻撃を粉砕し、無罪判決勝ち取るための行動を展開する。大阪広域生コン協組の組合つぶし、それに便乗した警察・検察による権力弾圧は、最終的には、ストライキをはじめとする大衆行動で決着をつける」と闘争報告と今後の闘争方針を示し、「労働組合つぶしは、戦争への道だ!すべての労働組合つぶしを闘う労働組合の団結と行動で粉砕しよう!植木団地追いだし攻撃を跳ね返し、富田地域の更地化と闘おう!憲法改悪、軍事費増額、大軍拡で、戦争ができる国づくりを進める、岸田政権を打倒するために、闘う労働組合が先頭に立ち、行動しよう!」と訴えました。最後に、「12月3日、茨木・藤原生コン社前抗議行動を予定している。仲間のみなさんの結集を」と呼びかけました。

「本集会に結集した仲間と共に闘う!」

港合同・昌一金属支部の尾崎執行委員は「植木団地闘争8周年、団結を崩さず『植木団地明け渡し』『4億円の賠償請求』『部落民は甘えるな』という分断と闘い、高槻市と国家をあげた攻撃に負けずに闘い抜いている植木団地労働組合に敬意を表する。11.6全国労働者総決起集会では、久しぶりに海外からの仲間を迎え、戦争阻止に対しる労働組合の姿勢が問われた。港合同は、4名が参加し、女性組合員の初めて参加した。昌一金属支部は年末一時金闘争を闘い抜いた。闘争前からストライキの方針を打ち出さし、職場集会で議論を重ねた。要求大会では、スト権の賛成と反対が真っ二つの同じ票だったが、賛成票を半分獲得したことは、執行部の説明不足だったことにもかかわらず、職場の団結が強固になった。来年の23春闘では、職場の団結をさらに固めて挑む。結集した仲間と共に闘うことを表明する」とあいさつしました。

『植木団地・富田闘争』として闘い前進した!

本日のメイン、闘いの決意が全国水平同盟・高槻支部から提起されました。「①すでに戦争が始まった!全国水平社の屈服を乗り越え、戦争絶対反対で闘う。②『植木団地・富田闘争』として闘うと宣言したこの1年の闘いで前進を勝ち取った。③高槻市議会選挙闘争を全力で取り組み、高槻支部のさらなる組織拡大を勝ち取る」などを、情勢を分析し、闘いの成果と課題を確認して、新たな闘争方針を示す提起がありました。

「高槻市議会選挙、『戦争絶対反対!』を掲げて闘う!」

高槻医療福祉労働組合・村山ゆう子委員長の特別アピール。村山委員長は「来年4月の高槻市議会選挙に挑戦する。『戦争絶対反対!』を掲げて闘う!」と市議選を闘う決意を表明しました。

「全国水平同盟の各支部と労働現場で闘う仲間の決意表明」

北摂・星野さんを取り戻す会の代表者からカンパアピール。続いて、全国水平同盟の各支部と労働現場で闘う仲間の決意表明。全国水平同盟西郡支部、崇仁・東三条支部、東京・杉並支部の代表者らが各地の闘争を報告し、今後の闘いを提起しました。
関生支部・大阪Bブロック藤原生コン分会、大阪北部ユニオン、奈良の仲間から労働現場の闘争報告と今後の闘いの決意表明がありました。

「植木団地労働組合・全国水平同盟高槻支部の決意表明」

特別決議、「市東さんの農地を守ろう!成田軍事空港建設阻止!三里塚闘争に総決起する決議」が提案され、集会参加者全員が採択しました。
植木団地労働組合・全国水平同盟高槻支部の決意では、1人づつが新たな闘いに挑むとの決意が表明されました。

「差別・分断と闘おう!」

全国水平同盟・久原委員長が集会をまとめ。全国水平同盟・高槻支部の代表者のリードで「団結頑張ろう!」を参加者全員が唱和して集会は幕を閉じ、デモ行進に挑みました。
富寿栄住宅周辺と富田地域を行進する80人超のデモ隊は、旗や幟がはためき、太鼓と鉦の軽快のリズムで、沿道行き交う市民らにアピールすることができました。住宅の窓から手を振る姿や、沿道からの声援、お辞儀をする市民らが印象的でした。
最終地点で、「団結頑張ろう!」を参加者全員が唱和してお開きとなりました。
植木団地追い出しを跳ね返そう!富田地域の更地化と闘おう!狭山再審棄却攻撃を粉砕しよう!差別・分断と闘おう!戦争絶対反対!関生弾圧粉砕!岸田政権を打倒しよう!

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち

この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。

お問い合わせはコチラ ココをクリック

関西生コン事件ニュース No.82  ココをクリック   
関西生コン事件ニュース No.81  ココをクリック
2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
ココをクリック
関連記事 ココをクリック

賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

amazonで購入できます。 ココをクリック