プロ野球選手会の産別ストライキと産別協約
労働組合日本プロ野球選手会は2004年、プロ野球70年の歴史で初めてストライキを同年9月18日、19日に決行しました。一部球団オーナーの主導で「1リーグ制」への動きが起きるなど、プロ野球業界の再編が進められるなか、選手や関係者の雇用を守り、2リーグ12球団を維持するためのストライキでした。
「交渉決裂、ストライキに突入」
近鉄とオリックスの合併が報じられた2004年6月、球団数が減ることに危機感を持った労働組合日本プロ野球選手会(プロ野球選手会)の古田敦也会長(当時)は、プロ野球選手会として日本野球機構(NPB)に対して、合併を凍結して買い手を探すことなどを要求して交渉を重ねましたが、NPB側は「合併の白紙はない」との回答したことから、9月18日、19日にストライキを決行しました。
「裏方さんの心配をしていた近鉄選手会長」
ストライキ決行後の交渉では、席についた瞬間から球団側の雰囲気が変わり、「やっぱり12球団あった方がいいよね」と言った球団側の人も出るなど、各球団の上層部の指令が180度変わったのは「ストライキの威力といえる」と古田会長。
近鉄の磯部公一選手会長が「自分たちよりも、無職になるかもしれない裏方さんの心配をしていたのが印象的だった」(プロ野球選手会の森忠仁事務局長)。
「産業別労働組合のプロ野球選手会」
産業別労働組合のプロ野球選手会は、2004年のストライキが有名ですが、プロ野球選手の労働条件の向上をめざし、選手の最低年棒引き上げや選手の障害補償金の増額、1軍選手の最低保障年棒の増額、フリーエージェント制度などを、球団側との団体交渉(集団交渉)で獲得しています。現在も、SNSによる選手への中傷対策、選手の肖像権問題、フリーエージェント権取得期間の短縮などの要求を球団側と団体交渉を継続しています。
「関生支部の産別運動」
関生支部が集団交渉や産別ストライキで獲得した産別賃金、産別雇用、産別福利などの産別運動をあらためて学び直し、学んだことを現在の情勢に合わせて実践することが求められています。
日にち:2024年10月19日 土曜日
時 間:13:30受付 14:00~
場 所:国鉄労働会館
(東京都港区新橋5丁目15-5)
主 催:連帯ユニオン関西地区生コン支部
共 催:連帯ユニオン関東支部
労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会・大阪
労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会
労働組合つぶしを許さない兵庫の会
お問合せ:連帯ユニオン関西地区生コン支部 06-6583-5546
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労働組合活動を犯罪扱いさせてはなりません
「京都事件」は、ベスト・ライナー、近畿生コン、加茂生コンの3つの事件(労働争議)を併合審理する刑事裁判です。労働争議の解決金を受領したことが「恐喝」とされています。
争議解決にあたって、会社側に解雇期間中の未払い賃金、雇用保障、組合の闘争費用などを解決金として支払わせることは、裁判所や労働委員会でも当然の実務として定着しています。ところが、警察・検察は、関生支部は労働組合を名乗る反社会勢力で、金銭目当てで活動してきたそんなストーリーで前代未聞の事件を仕組んだのです。
企業の団結権侵害に対する抗議行動や団体行動を犯罪扱いする警察・検察の暴挙を許せば、憲法28条が保障した労働基本権がなかった時代への逆戻りです。裁判所は毅然たる姿勢で無罪判決を出すべきです。すべての労働組合のみなさまに署名活動へのご協力をよびかけます。
署名活動の実施要領
提 出 先:京都地方裁判所第2刑事部
署名の種類:団体署名を実施します(個人署名ではありません)
署名用紙は、 ココをクリック
集約と提出:第1次集約 9月末日(10月中旬提出)
第2次集役 10月末日(11月中旬提出)
最終週役 11月末日(12月中旬提出)
送 り 先:〒101ー0062
東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
フォーラム平和・人権・環境気付
関西生コンを支援する会 ホームページ ココをクリック
TEL:03ー5289ー8222
デモクラシータイムスで、「関西生コン事件」の解説。刑事裁判で無罪になった二人の組合員と、組合員を雇った、組合員に仕事を出したことを背景にセメントの販売を拒絶され兵糧攻めにあっているセメント製造業者をインタビュー。また、「産業別労働組合」の歴史の経過を詳しく解説。
動画閲覧できます ココをクリック
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
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関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
第26回ソウル人権映画祭で上映されました。 ココをクリック
6月13日から開催される、第26回ソウル人権映画祭(ソウルマロニエ公園一帯)。
14日(金)に『ここから「関西生コン事件」とわたしたち』が上映されます。英語・韓国語・字幕、韓国手話付き。全22作品を上映。
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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