JR天満駅・北区役所前の宣伝行動 / ナニワ生コン闘争
不当労働行為企業と労働委員会から認定された「ナニワ生コン社・浪速建資産業社(代表取締役・藤中昌則)」を周知するため、連帯ユニオン関生支部・大阪Bブロックは5月1日、JR天満駅・北区役所前で「ナニワ生コン社・浪速建資産業社の不当労働行為を労働委員会が認定」を掲げた情宣活動を展開しました。
「ナニワ生コン社・浪速建資産業社は不当労働行為企業」
JR天満駅・北区役所前の歩行者道路では、武谷副委員長が右手にマイクを握り、左手に組合旗を掲げて、ナニワ生コン社・浪速建資産業社が労働組合法に違反している不当労働行為の事実や、大阪府労働委員会から労働組合法違反の「不当労働行為企業」に認定され、救済命令が出されたのに、その命令を履行しない態度に終始していること、中央労働委員会の再審査でも「不当労労働行為」と認定され、救済命令が出されていること、大阪広域生コン協組の関生支部潰しが背景にあることを訴えました。
「2度目の無罪判決」
2018年から始まった大阪広域生コン協組の関生支部潰しに連携した警察・検察による「関西地区生コン支部弾圧」では、8件のべ20人の無罪判決が出されたこと。MBS映像’24の「労組と弾圧・関西生コン事件を考える」という番組や、You Tube「デモクラシータイムス」が放映されたこと。東京新聞のこちら特捜部に特集記事が掲載されたことなどを話し、「関生支部弾圧事件を知って欲しい」ことを訴えました。
そして、京都3事件の2月26日判決公判では「無罪」判決が出され、検察による関生委員長らへの「懲役10年の求刑」を粉砕したこと、4月17日に開かれた加茂生コン事件高裁判決で、「2度目の無罪判決」が出されたこと、正当な組合活動を犯罪にすることを許すことはできない、残りの事件も無罪判決を勝ち取るために全力をつくす!市民のみなさんも声をあげて欲しい!と訴えました。
JR天満駅・北区役所前の歩行者道路では、関生支部組合員が横断幕を掲げ、通行中の会社員や市民らにビラを配布しました。
「多くの激励の声が」
関生支部・機関紙部が作成した「ナニワ生コン闘争ニュース」と「関西生コン弾圧事件をご存じですか?」のビラは、JR天満駅・北区役所前を行き交う会社員や市民らは快く受け取ってくれました。
ビラを受け取った女性や男性市民から「ごこうろうさま!」「頑張ってください!」「応援してるよ!」などの激励がありました。JR天満駅・北区役所前の道路を走行するミキサードライバーから手を振る激励があったのが印象的でした。
午前9時ころから約1時間の行動でしたが、関生支部の訴えに、JR天満駅・北区役所前を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、128枚の配布でした。引き続き、街頭での宣伝活動を展開します。
ナニワ生コン社・浪速建資産業社(ナニワ生コングループ)が、大阪府労働委員会から「不当労働行為」と認定され、団体交渉応諾と謝罪文の手交が命じられました。
「府労委がナニワ生コングループの不当労働行為を認定し、命令を出した」
大阪府労働委員会は、令和6(2024)年7月19日付けで、ナニワ生コン社・浪速建資産業社に対し、下記の命令書を出しました。
1.被申立人ナニワ生コン株式会社及び同浪速建資産業株式会社は、申立人が令和5年8月9日付けで申し入れた団体交渉に応じなければならない。
2.被申立人ナニワ生コン株式会社は、申立人に対し、下記の文書を速やかに交付しなければならない。
全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
執行委員長 湯川裕司様
代表取締役 藤中昌則
当社が、貴組合から令和5年8月9日付けで申し入れのあった団体交渉に応じなかったことは、大阪府労働委員会において労働組合法第7条第2号に該当する不当労働行為であると認められました。今後、このような行為を繰り返さないようにいたします。
3.被申立人浪速建資産業株式会社は、申立人に対し、下記の文書を速やかに交付しなければならない。
全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
執行委員長 湯川裕司様
代表取締役 藤中昌則
当社が、貴組合から令和5年8月9日付けで申し入れのあった団体交渉に応じなかったことは、大阪府労働委員会において労働組合法第7条第2号に該当する不当労働行為であると認められました。今後、このような行為を繰り返さないようにいたします。
「3度目の不当労働行為が認定されたナニワ生コングループ」
ナニワ生コン社・浪速建資産業社(ナニワ生コングループ)は、2020年9月25日と2023年8月18日にも、大阪府労働委員会から「不当労働行為」が認定されており、今回で3度目の不当労働行為が認定されました。
「懲りない藤中昌則社長」
労働委員会から3度も不当労働行為が認定されるという懲りないナニワ生コングループの代表取締役・藤中昌則氏。
関生支部は、ナニワ生コン・浪速建資産業闘争に勝利するまで闘います。労働者・市民の皆さんには、ご支援くださるようお願いします。
5月23日
小名浜公民館 2階会議室 17:30開場 18:00開会
福島いわき市小名浜愛宕上7番地の2 ココをクリック
5月24日
万代市民会館 多目的ホール 13:30開場 14:00開会
新潟県新潟市中央区東万代町9-1 ココをクリック

ターゲットにされだのは関西で生コンミキサー運転手らを組織し産業別労働運動を展開する全日本建設運輪連帯労祖関西地区生コン支部(関生支部)。組合のトップである湯川委員長と元委員長は640日以上にわたり勾留され 習察・検察による脱退勧奨など組合組織の切り崩しが行われだ。捜査に当ったのは力団対策を行う組織犯罪対策課だ。::閂厚五近くの歳月が経過し、のべ19牛の無罪判決を勝ち取った。 有罪率99.9%といわれるこの国においてあり得ない数字であり、本件が「弾圧」に他ならないことを示している。一方で、大津地裁では湯川委員長に対して懲役4年の実刑判決も出されている。
全国の皆さまに国家権力による労働組合つぶしの実態を知っていただき、連帯して弾圧を跳ね返していきたいと思います。ぜひご来場ください。

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増補版 賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国
勝利判決が続く一方で新たな弾圧も――
朝⽇新聞、東京新聞に書評が載り話題となった書籍の増補版!関生事件のその後について「補章」を加筆。
1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけだ。そんな中、関西生コン労組は、労組の活動を通じて、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も、実現した。そこへヘイト集団が妨害を加え、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。迫真のルポでその真実を明らかにする。初版は2021年。本書はその後を加筆した増補版である。
◆主な目次
はじめに――増補にあたって
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ
補章 反攻の始まり
増補版おわりに

この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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ー 公判予定 ー
5月22日 大津1次事件控訴審 大阪高裁 | 14:30~ |
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6月 9日 大津2次事件(判決) 大阪高裁 | 14:30~ |