関西地区生コン支部への不当な権力弾圧をめぐり3月27日、大津地裁で公判が開かれました。今回も引き続き、検察側の証人尋問です。

「関生弁護団による本日の公判のまとめ」(抜粋して要約)

今日の証人は、大津協組に加入している生コン業者の経営側の人物です。
この人物は同じ事件で逮捕されており、無罪を主張して争っているはずです。その関係から証言の中身は有罪の可能性があるから、伝わりにくかったと思います。
検察官は、彼らが関生支部と結託してF社を脅しにかかったと、彼らは協組や会社の利益のために、関生支部は関生支部の利益のために脅したという組み立てです。
今日の尋問はわかりにくく、裁判官も「うーん」と思っていたのではないでしょうか。結局は、彼個人が有罪無罪に関わるところで重要な部分というのは、関生支部の活動をどれくらい把握し、どういうつもりでということが大きいのですが、その部分は当然何も話さない。
こちら側が言わせたいのは、関生支部の活動は労働者の利益のため、そしてコンプライアンスの遵守。コンプライアンス違反があれば糺すが、必ずしも脅すことが目的ではないというところで、そういう話を言わせたいが彼側からすれば「関生支部一体となってやっていたのだ」と言われたくない。という視点から弁護士と打合せて関生支部の活動に関する認識・評価については、なるべく言わないようにしていた。その結果、検察官の尋問を聞いていても、弁護士の尋問を聞いていても、有罪か無罪かどうなのかと感じたのは、そういうところからきていたと思われます。
明日も似たような立場の証人です。以前から傍聴されていた方はわかると思いますが、F社の支店長の前で契約しなければ「大変なことになりますよ」と言ったいうのが検察官の主張。それを本当に言ったのか?言ったとしたらどういう主旨でいったのかを追及していく。彼は有罪を認めているので、そんなにはしないかもしれませんが、証言拒絶はあるかもしれません。重要な尋問になると思われます。

傍聴支援に参加している関生支部の仲間や労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会をはじめとする支援共闘のみなさん。今後の公判に注目して、検察側の組み立ての矛盾点を広報宣伝することを要請します。

港湾ストと関生支部弾圧の本質はおなじPDF

2019.04.16 関西生コン弾圧事件ニュース3.pdf
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「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ
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いま、まっとうな労働運動に加えられている資本による攻撃と「共謀罪のリハーサル」ともいえる国家権力による弾圧の本質を明らかにする!
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