速報!
京都3事件判決公判
関生支部湯川委員長ら完全無罪判決!
仲間と弁護団の奮闘と皆さんからのご支援で無罪を勝ち取れました。
詳細は、後日報告します。
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「関生支部弾圧事件」国賠訴訟・東京地裁
関生支部への権力(刑事事件)弾圧に対して、関生支部が国と滋賀県、京都府、和歌山県に損害賠償を請求した訴訟(国賠訴訟)の公判が2月18日、東京地裁で開かれました。東京地裁前には、全国から多くの支援者が駆けつけました。
「証人尋問」
東京地裁の103号大法廷で開かれた公判(証人尋問)は、原告側が海渡弁護士、小川弁護士、木下弁護士、太田弁護士、全日建中央本部・菊池委員長と小谷野書記長、関生支部・武谷副委員長と西山執行委員が出席。被告側は、国、滋賀県、京都府、和歌山県の代表者と各弁護士が出席しました。
「産業別労働組合の関生支部」
本日の公判は証人尋問です。
最初の証人は、吉田美喜夫さん(立命館大学名誉教授)です。吉田さんは、関生支部弾圧事件の逮捕、勾留、刑事事件は、産業別労働組合が組合員のいない企業に対して団体行動権を行使することが違法であるとの誤った認識に基づき実行されたことものであるとして、❶組織形態の法的規制と関生支部の特徴、❷労働条件の改善要求の意味、❸企業別組合法理の特徴と限界、❹労使関係像の転換の必要性、❺組織化のための活動、❻対抗的労使関係の成立、❼使用者側の公正競争秩序の形成、❽企業の法令違反を指摘するコンプライアンス活動の意義などを、産別労組の法的根拠と必要性、具体的な事例をあげて証言しました。
「全日建が果たしてきた社会的役割」
2人目は、小谷野さん(全日建連帯労組中央本部書記長)です。小谷野さんは、関生支部弾圧事件の刑事弾圧にいたる経緯、刑事事件に関する刑事裁判の状況、刑事事件による原告関生支部の組合活動への影響として、❶産別労組としての全日建連帯労組及び関生支部の活動目的、活動内容、❷産別労組としての全日建連帯労組および関生支部が果たしてきた社会的役割、❸大阪広域生コン協組による関生支部に対する排除運動、❹2017年12月12日からの大阪ストライキについて、❺その後、実行された関生支部に対する刑事弾圧の概要、❻刑事弾圧による全日建連帯労組の組合活動に対する影響、❼刑事弾圧に関する記事裁判の状況を証言しました。
「組合員への脱退勧奨」
3人目は、太田さん(弁護士)です。太田さんは、和歌山広域生コン協組事件における原告西山直洋の刑事事件弁護人、フジタ事件の組合員の弁護人であり、原告西山に対する逮捕勾留が違法であったこと、フジタ事件の組合員およびその家族が違法・不当な干渉を受け、組合脱退を迫られたことを、具体的に証言しました。
「組合活動禁止の保釈条件」
4人目は、武谷さん(関生支部副委員長)です。武谷さんは、和歌山広域生コン協組事件において無罪判決(大阪高裁)を受けた者であり、和歌山広域生コン協組事件における原告組合員に対する逮捕勾留は法的根拠のないものであること、および組合専従職員であるにもかかわらず、厳しすぎる保釈条件が課されて組合活動が実質禁止されていたこととして、❶関生支部における専従職員である書記次長としての役割、活動実績、❷和歌山広域事件の事実概要、❸和歌山広域協事件による逮捕勾留、❹2019年8月15日付保釈許可決定による組合活動への影響、❺2019年8月16日付条件変更決定による組合活動への影響、❻2019年11月における一部解除決定による組合活動への影響、❼2020年1月の一部解除決定による組合活動への影響、❽原告武谷に対する保釈条件は、その具体的な罪証隠滅・逃亡の恐れはなく、原告武谷の団結権・団体行動権を著しく制約するものであったことを具体的に証言しました。
「逮捕勾留は法的根拠がない」
5人目は、西山さん(関生支部執行委員)です。西山さんは、大津2次事件において無罪判決(大津地裁)を受けた者であり、大津2次事件における原告組合員に対する逮捕勾留は法的根拠のないものであることとして、❶和歌山広域事件で逮捕された当時の民事裁判の進行状況について、❷その裁判における原告西山の立場、❸その事件における証人尋問の時期の変遷とその理由、❹逮捕される当日、逮捕に来た警察官との会話状況、❺その後の警察官の行動、❻警察官が行動した後の原告西山の行動内容、❼その後の原告西山は弁護士事務所に行って打合せをしたこと、❽原告西山の逮捕状況、❾民事事件の証人尋問の帰趨、❿民事裁判の結果についてを証言しました。
「次回は、3月7日」
それぞれの証人は主尋問のあと、国らからの反対尋問を受けて本日の公判は終了しました。
次回の公判は、3月7日(金)10時から17時まで、証人尋問です。原告側証人は、葛野尋之さん(青山学院大学法学部教授)、湯川さん(関生支部執行委員長)。被告側証人、大津地検検事(当時)2人、和歌山地検検事(当時)1人、和歌山県警(当時)1人です。
証人尋問の当日は、東京地裁の103号大法廷で開かれます。長丁場ですが、多くの仲間の傍聴支援を呼びかけます。よろしくお願いします。
貧困ジャーナリズム大賞を受賞

<選評>
のべ11名もの無罪確定者を出した労働組合弾圧、関西生コン事件は、その異様さや規模にもかかわらず、マスメディアは沈黙をつづけてきた。そうしたなかで、本作は地上波で初めて、しかも渦中の関西地域で制作・放映されたことが高く評価された。先行作品として、日本の労働政策による貧困を指摘した書籍『賃金破壊』(2022年、本賞候補作、著者が審査委員だったため辞退)、ドキュメンタリー映画『ここから』(2023年貧困ジャーナリズム賞)があるが、本作は、元警視総監、無罪判決を出した裁判官、経営側、SNSによる組合へのヘイトスピーチを拡散した団体幹部などを直接取材して生々しく映像化し、先行作品の蓄積を大きく進めたことでも大賞に推された。(一般社団法人反貧困ネットワーク)
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増補版 賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国
勝利判決が続く一方で新たな弾圧も――
朝⽇新聞、東京新聞に書評が載り話題となった書籍の増補版!関生事件のその後について「補章」を加筆。
1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけだ。そんな中、関西生コン労組は、労組の活動を通じて、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も、実現した。そこへヘイト集団が妨害を加え、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。迫真のルポでその真実を明らかにする。初版は2021年。本書はその後を加筆した増補版である。
◆主な目次
はじめに――増補にあたって
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ
補章 反攻の始まり
増補版おわりに
現代を取り巻く重要な社会問題を考える5作品と「戦後80年企画」の3作品が発表されました。関連記事:ココをクリック
『TBSドキュメンタリー映画祭2025』
予告映像 ココをクリック
予告編一覧 ココをクリック
そのなかで、伊佐治整ディレクター『労組と弾圧』が上映されることが決定しました。
『労組と弾圧』

『TBSドキュメンタリー映画祭2025』開催概要
大 阪:テアトル梅田:3月28日(金)~ 4月10日(木)
京 都:アップリンク京都:3月28日(金)~ 4月10日(木)
名古屋:センチュリーシネマ:3月28日(金)~ 4月10日(木)
東 京:ヒューマントラストシネマ渋谷:3月14日(金)~ 4月3日(木)
福 岡:キノシネマ天神:3月28日(金)~ 4月10日(木)
札 幌:シアターキノ:4月開催
加茂生コン事件差し戻し審完全無罪判決を獲得するべく、12月17日から新たに加茂生コン事件署名活動がスタートしました。

「関西生コンを支援する会」は、署名活動用に加茂生コン事件とはなにかを描いたニュース号外(漫画新聞)を発行しています。
提 出 先:大阪高等裁判所第3刑事部
署名の種類:団体署名と個人署名の2種類
署名用紙は、団体署名 ココをクリック 個人署名 ココをクリック
集約と提出:第1次集約 1月末日
第2次集役 2月末日
最終週役 3月末日
送 り 先:〒101ー0062
東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
フォーラム平和・人権・環境気付
関西生コンを支援する会 ホームページ ココをクリック
TEL:03ー5289ー8222
【竹信三恵子のホントの話】

動画閲覧できます ココをクリック
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
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映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
お問い合わせはコチラ ココをクリック
ー 公判予定 ー
2月26日 京都3事件(判決) 京都地裁 | 10:30~ |
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3月4日 大津2次事件 大阪高裁 | 14:30~ |
3月7日 国家賠償請求 東京地裁 | 10:00~ |
関西生コン事件ニュース 101(東京新聞「こちら情報部」) ココをクリック
東京新聞「こちら情報部」
保育園に入れるための就労証明が犯罪? 労組は反社? 逆転無罪が相次ぐ「関西生コン事件」が示す民主主義の危機 ココをクリック