「威力業務妨害事件(大阪第1次弾圧事件)、大阪地裁」

連帯ユニオン関西地区生コン支部への権力弾圧をめぐる公判が1月17日、大阪地裁で開かれました。

まとめ、佐伯弁護士

今日は最短記録だったかもしれないが、今日は、前回弁護団から裁判所宛に請求していた資料(過去のくさり・大阪広域の理事会議事録など)を裁判所に取り調べてもらうという手続。
裁判上、証拠を取り調べてもらうためには、検察官が了承したものしか取り調べられないというルールがある。今日検察官から偽造している書類ではないだろうと承諾を得たので、本日取調べとなった。出した資料の中身は、関生支部が長年生コン・バラの輸送運賃を上げ、輸送に関わっている労働者の賃上げを実現しようということを機関紙などで主張していたもの。また、全社会との間で合意していた内容を示した書類・その後、生コン価格が上がっていったことがわかるような大阪広域協理事会の資料・生コンの価格がが上がっているなら運賃をあげようと関生支部が主張していたビラなど。一連の流れがわかるようにしたつもりだ。それの取り調べがあった。
2つ目、本日請求してさらに取り調べたのが、みなさんの仲間であるN執行委員が別件の裁判で被告人になっているわけだが、その裁判中にいわゆる尋問手続きで話した内容、それが5、60ページくらいの裁判所が作成した書類にまとまっているので、それをさらに提出した。本日行った作業はここまで。
今後ですが次回2月17日にもさらに新たな証拠、或いはこちらの言い分を提出する予定になっている。最終的には労働法の学者にお願いしていて、このストライキが労働法学者から見て正当なものだというような意見書を頂き、それを裁判所で取り調べてもらう予定。その作業がまだ終わっていなんが、終わっていれば次回に提出。終わっていなければ次々回に提出するというスケジュールを組んでいる。
あと何回かは本日のような公判が続く可能性があり、出席していただく方は「短い」と感じられるかもしれませんが、それも大事な手続きなのでみなさんご協力をお願い致します。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ 
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2月14日 大津地裁で行われる予定の裁判が中止になりました。
公判は行われません。お間違えのないようにお願いします。

「検証シンポジウム・関西生コン事件を考える」
2/15東京、2/16大阪で連続開催 
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ストライキしたら逮捕されまくったけどそれってどうなの?(労働組合なのに…) 単行本 – 2019/1/30
連帯ユニオン、小谷野 毅、葛西 映子、安田 浩一、里見 和夫、永嶋 靖久(著)
内容紹介
レイシスト(差別主義者)を使って組合破壊をしかける協同組合、ストライキを「威力業務妨害」、職場のコンプライアンス違反の告発を「恐喝」、抗議を「強要」、組合活動を「組織犯罪」、労働組合を「組織犯罪集団」と言い換えて不当逮捕する警察。
いま、まっとうな労働運動に加えられている資本による攻撃と「共謀罪のリハーサル」ともいえる国家権力による弾圧の本質を明らかにする!
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