「組合弾圧は許さない!」2.7関西生コン支部支援激励集会

全国一般労働組合全国協議会が主催する「組合弾圧は許さない!2.7関西生コン支部支援激励集会」が2月7日、東京で開催されました。

「戦後最大の刑事弾圧を粉砕しよう」

集会は、渡辺啓二・全国一般全国協書記長の司会で始まり、主催者あいさつで平賀雄次郎・全国一般全国協中央執行委員は「戦後、日本最大の刑事弾圧が展開されている。関生弾圧を共にどう闘っていくかを皆さんと議論したい。労働運動は、資本・権力との闘いで作り上げてきた。関生と連帯して一緒に闘い、東京で支援の輪を広げていこう。中小企業との交渉には限界があり、業界全体を相手にすることが必要だ。企業の枠を越えた労働運動の成果を資本が恐れているのいではないか。私たちも広く連帯の輪をつくる。本日は、東京・神奈川・埼玉・大阪・京都の中央執行委員が参加している。関西生コンを支援する会への加入を求めて、情報を共有して共に闘う」と、資本と権力が一体となった刑事弾圧の本質を述べられ、関生支部弾圧には、全国の仲間と共に全力で支援すると話されました。

「関生支部弾圧の経過と特徴を中央本部書記長が報告」

小谷野毅・全日建連帯労組中央本部書記長からは、「関西生コン事件の現状報告」として2018年8月からの刑事弾圧の経過と特徴・現状が報告されたあと、今後の闘いの方針が提起されました。
また、会場では、コンプライアンス活動のDVDを上映。建設現場におけるコンプライアンス活動の活動態様を映像で観た集会参加の仲間の皆さんからは、整然とした穏やかな活動実態だと声が上がり、警察・検察の事件つくりが理解されたと思います。

写真はNPO法人労働組合作ろう!入ろう!相談センターブログから転載

「警察・検察・裁判所が一体となった弾圧の実態報告と支援のお願い」

続いて、関生支部代表者から特別報告として、検察や各府県警が異常な捜索や組合脱退強要の不当労働行為を露骨におこなっていること、長期勾留や組合活動をさせないための保釈条件を決定する裁判所の検察に迎合する実態が報告されたあと、この間の物心両面の支援・協力のお礼を述べました。
関生支部代表者は、産業別労働運動つぶし・労働組合つぶしの権力弾圧を粉砕するまで闘う決意を述べ、「集会参加の仲間のみなさんには、春闘の要求実現のためのストライキや権利侵害を受けている仲間への抗議行動を展開していただきたい、それが関生支部弾圧への支援となる」と今後もよりいっそうの支援をお願いしました。

「各代表者からの激励と支援表明」

池内顕典・全国一般全国協書記次長から関生支部へのカンパ要請がされたあと、集会参加者の各代表者からアピールがありました。
渡辺学氏(全国一般東京南部書記長)は「安田浩一氏(ジャーナリスト)の『逮捕劇の深層』を読んだ。中小企業と共闘する産別運動つぶしの権力弾圧の背景と本質を理解した」
中村氏(東京労組委員長)は「関生支部への弾圧を共に闘う。春闘勝利に向けて、労組の権利を行使し、行動を展開する」
菅野氏(東京東部労組委員長)は「不当な弾圧に怒りを持っている。関生支部への弾圧に対して、団結とストライキで闘う」
野村氏(自立労連委員長)は「関生を支援する。労働組合つぶしを許さない実行委員会では、京都や滋賀の市民団体、反基地団体の仲間と憲法28条で守らている労組が弾圧されていることが、自らの運動がどうなるのかと捉え、裁判の傍聴や大津警察署・京都府警に抗議行動を展開している。無罪を勝ち取るために、関生支部と共に闘う」
と、関生支部に激励と支援の言葉が述べられ、権力弾圧に対して共に闘うことが表明されました。
平賀委員長の「団結がんばろう!」を集会参加者全員でおこない、本集会はお開きとなりました。

「全国一般全国協の闘いに学ぶ」

集会後の懇親会では、全国一般全国協の仲間のそれぞれの闘いが報告され、多くのことを学ぶことができました。
全国一般労働組合全国協議会の仲間のみなさん、集会参加の仲間のみなさん、勇気と元気をいただき、ありがとうございました。物心両面のご支援に感謝します。
私たち関生支部は、長期勾留されている委員長や副委員長を早期に取り戻し、資本と権力が一体となった産別運動つぶし、労働組合つぶしの刑事弾圧を粉砕するまで闘います。

NPO法人労働組合作ろう!入ろう!相談センターブログ

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ 
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ストライキしたら逮捕されまくったけどそれってどうなの?(労働組合なのに…) 単行本 – 2019/1/30
連帯ユニオン、小谷野 毅、葛西 映子、安田 浩一、里見 和夫、永嶋 靖久(著)
内容紹介
レイシスト(差別主義者)を使って組合破壊をしかける協同組合、ストライキを「威力業務妨害」、職場のコンプライアンス違反の告発を「恐喝」、抗議を「強要」、組合活動を「組織犯罪」、労働組合を「組織犯罪集団」と言い換えて不当逮捕する警察。
いま、まっとうな労働運動に加えられている資本による攻撃と「共謀罪のリハーサル」ともいえる国家権力による弾圧の本質を明らかにする!
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