「美浜3号もう動かすな!現地行動」に参加!
10月25日、老朽原発うごかすな!実行委員会主催の集会&デモが、美浜原発先「シーパーク丹生」で行われた。悪天候のなかでの開催にもかかわらず、近畿一円から多くの反原発を訴える市民が集まった。
「警察・警備員の異常なまでの配備」
まず、美浜原発に到着して驚いたことは、必要以上の警察官の配備だった。美浜原発手前の一般道で検問が行われていたこと。普段は一般開放している美浜原発入り口はバリケードに覆われ、警察官・警備員が厳重に警備していたことだった。
「シーパーク丹生」での集会~美浜原発前デモを終え、午後からは、美浜市役所前からデモ行進再開し、関電原子力事業本部前にて代表団が関電原子力事業本部長・所長に対して申し入れ書を読み上げ提出した。提出後、美浜市役所前までデモを行い、この日の集会&デモは成功裏に終わった。
「核依存をますます強めるであろう岸田新内閣」
岸田首相は、「原子力村のドン」甘利氏幹事長に据え、原発推進の高市氏・高木氏・山際氏・安倍元首相の最側近萩生田氏を重要ポストに置く一方、原発推進に異論派の河野氏・小泉氏を閣外に追放している。
原発の危険性・不必要性は言うまでもないことである。核に依存している岸田症新内閣を打倒し、正常な新政権による新たなクリーンエネルギー開発に重力すべきなのだ。戦争のない社会・未来の子どもたち・そして日本の、いや世界(地球)のためにも、我々人類は、いま脱原子力を貫徹しなければならないのだ。
10月23日に停止した老朽原発・美浜3号機を廃炉に追い込み、危険極まりない全ての原発の運転を許してはならない。全原発全廃炉へと前進させなければならない。
福島事故以降も、美浜3号機、非常用ディーゼル発電機試運転トラブル、伊方原発の運転再開を延期と事故が絶えない。悲惨な福島原発の事故を忘れずに、未然に防げる大惨事を二度と起こさせてはならない。
原発生計者の生活圏確保・新エネルギー開発と国が取り組むことは山ほどある。給付金のバラ巻き、防衛費の拡大など無駄な税金を使わず、必要な所に税金を投入すべきである。地球に生きる私たちは脱原発に全力で取り組むことが義務ではないだろうか。
「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF
「関生事件」が揺るがす労働基本権
<労働裁判が働き手を素通りするとき> ココをクリック
日刊深夜快速Vol.3558/水曜版・週刊大石ちゃん自由自在(仮)~関西生コンスペシャル・後編~ ココをクリック
業者団体と警察・検察が一体となった組合弾圧=「関西生コン事件」がはじまって4年。
労働法研究者、自治体議員、弁護士の抗議声明が出され、労働委員会があいついで組合勝利の救済命令を下す一方、裁判所は産業別労働組合への無知・無理解から不当判決を出している。
あらためて「関西生コン事件」の本質、不当判決の問題点を明らかにする!
連帯ユニオン(著)、小谷野 毅(著)、熊沢 誠(著)、& 2 その他
発行・旬報社、定価800円+税
「関西生コン事件」がはじまってから4年目となります。
関生支部(全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部)を標的として、大阪広域生コンクリート協同組合(大阪広域協組)が日々雇用組合員の就労拒否(400人以上)、正社員組合員の解雇、業界あげての団交拒否を開始したのが2018年1月。このあからさまな不当労働行為の尻馬に乗って、滋賀県警が半年後の2017年7~8月にかけて組合員と生コン業者ら10人を恐喝未遂容疑で逮捕しました。その後、大阪、京都、和歌山の三府県警が、2019年11月にかけて、じつに11の刑事事件を仕立てあげ、のべ89人もの組合員と事業者を逮捕。数え上げるとじつに計18回も逮捕劇がくりかえされ、のべ71人が起訴される事態に発展しました。いずれも、ストライキやビラまき、建設現場の法令違反を調査、申告するなどして公正な取引環境を実現するためのコンプライアンス活動、破産・倒産に対して雇用確保を求める工場占拠闘争など、あたりまえの労働組合活動が、恐喝未遂、恐喝、強要未遂、威力業務妨害といった刑事事件とされたものです。
業者団体と警察・検察が表裏一体となった組合弾圧、それが「関西生コン事件」です。
これに対し、歴代の労働法学会代表理事経験者を多数ふくむ78人の労働法学者が2019年12月、憲法28条の労働基本権保障や労働組合法の刑事免責を蹂躙する警察・検察、そしてそれを追認する裁判所を批判して「組合活動に対する信じがたい刑事弾圧を見過ごすことはできない」とする声明を公表しました。全国各地の120人超の自治体議員の抗議声明、弁護士130人の抗議声明なども出されます。また、自治労、日教組などの労働組合や市民団体がつくる平和フォーラムが母体となって「関西生コンを支援する会」が結成されたのをはじめ、各地で支援組織が2019~20年にかけてあいつぎ結成されます。「関西生コン事件」は関生支部だけの問題ではない、労働組合の権利そのものを脅かす事態だという認識が広がっています。
さらに、冒頭に述べた一連の解雇、就労拒否、団交拒否に対抗すべく関生支部が申し立てた20件近い不当労働行為事件において、大阪府労働委員会が2019年秋以降、あいつぎ組合勝利の救済命令を下しています。その数は命令・決定12件のうち10件(2021年4月現在。大半が中央労働委員会に再審査事件として係属)。団結権侵害を主導した大阪広域協組の責任が明確になってきました。
一方、11件の刑事事件はその後、各事件の分離、併合の結果、大阪、京都、和歌山、大津の四地裁において8つの裁判に整理され、審理がすすめられ、現在までに、大阪ストライキ二次事件(2020年10月)、加茂生コン第一事件(同年12月)、大阪ストライキ一次事件(2021年3月)の3つの一審判決が出されています。
これら判決は、労働委員会事件で出された勝利命令とは対照的に、いずれも労働組合運動に対する浅薄な理解と認識をもとに、大阪広域協組の約束違反や企業の不当労働行為を免罪する一方で、産業別労働組合としての関生支部の正当な活動を敵視するものとなっています。
そこで、この機会に、あらためて「関西生コン事件」とはなにか、また、これら不当判決の問題点はなにかを、労働組合運動にたずさわる活動家のみなさまをはじめ、弁護士、研究者、ジャーナリストのみなさまに一緒に考えていただくために、裁判や労働委員会に提出された研究者の鑑定意見書などを収録した『検証・「関西生コン事件」』を随時発刊することにしました。
控訴審において無罪判決を勝ち取るために努力するのはもちろんのことですが、不当判決を反面教師として、先達が築いてきた労働運動の諸権利を学び直し、新たな運動を創造していくことが私たちに求められていると考えます。本書がその手がかりとして活用されることを願ってやみません。
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