臨海運輸（泉北ニシイ傘下）、大阪府労働委員会が２度目の不当労働行為企業と認定！

臨海運輸（泉北ニシイ傘下）、大阪府労働委員会が2度目の不当労働行為企業と認定!

　臨海運輸株式会社（堺市石津）が、2020年8月24日付けで関生支部が申し入れた団体交渉に応じなかったことなどについて、大阪府労働委員会に不当労働行為救済申立していた事件の判断が出した。

「団交拒否が認定された」

大阪府労働委員会は2022年11月18日、「臨海運輸」を労働組合法違反の「不当労働行為企業」と認定し、関生支部が申し入れた団体交渉に応じなかったことを断罪した。
さらに、大阪府労働委員会は「臨海運輸」に対して、「当社が、貴組合が令和2年8月24日付け団体交渉申し入れのうち、欠員補充に関する団体交渉に応じなかったことは、大阪府労働委員会において、労働組合法第7条第2号に該当する不当労働行為であると認められました。今後、このような行為を繰り返さないようにいたします。と記した文書を速やかに労働組合に提出しなければならない」との命令を出した。

「2020年にも不当労働行為企業と認定された」

泉北ニシイ社（旧・西井商店堺臨海生コン・臨海運輸）が、連帯・関生支部の組合員を不当に雇い止めした事件について、大阪府労働委員会は2020年7月29日、「労働組合に謝罪文を手交すること」などと命令し、労働組合法に違反する「不当労働行為企業」と認定した。
ところが、泉北ニシイ社の経営陣は、現在においても、大阪府労働委員会の命令を履行しない態度をとり続けている。
大阪広域生コン協組の圧力もあり、泉北ニシイ社は、中央労働委員会に再審査申立をおこなっているが、大阪府労働委員会の命令は有効であり、「命令履行」義務があるのだ。

「懲りない臨海運輸」

臨海運輸は、大阪府労働委員会から2020年7月に、労働組合法違反の不当労働行為企業と認定され、救済命令が出されているにもかかわらず、再度、不当労働行為企業と認定されるという悪質な企業であることが露呈した。

「大阪広域生コン協組の関西地区生コン支部つぶしは破綻」

大阪広域生コン協組に所属している7つの企業らは、以前にも不当労働行為企業と認定されている。今回、「臨海運輸社」が、2度目の不当労働行為企業（労働組合法違反）と労働委員会に認定されたことから、大阪広域生コン協組の関西地区生コン支部つぶしは破綻している。
関生支部は、大阪広域生コン協組に所属している「不当労働行為企業」に対して、大阪府労働委員会の命令を履行させ、解雇・雇い止めを撤回させ勝利するまで闘う。
あわせて、大阪広域生コン協組の組合つぶしと、協組側に便乗した警察・検察による権力弾圧を粉砕するまで闘う。