労働組合つぶしの大弾圧を許さない!2.26無罪判決を勝ち取ろう! / 2025元旦行動
「労働組合つぶしの大弾圧を許さない!2.26無罪判決を勝ち取ろう!」を掲げた「2025元旦行動」(主催、労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会)が1月1日、大阪府警察本部前で開催され、450人を超える労働者・市民が結集しました。
「警察・検察は労働組合潰しをやめろ」
元旦行動は、教育合同労組・坂井書記長の開会宣言でスタート。関生支部・細野書記長がリードするシュプレヒコールを参加者全員が発しました。「警察・検察は労働組合潰しをやめろ!」「不当逮捕をやめろ!」「憲法を守れ!」「労働組合法を守れ!」などのコールが、大阪府警察本部がある中央区大手前周辺に響き渡りました。
「関生弾圧を終わらせてるために共に闘おう」
労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会(全港湾大阪支部委員長)の小林代表が主催者挨拶。小林代表は「関生弾圧に勝利するまで新年の挨拶はしない。7回目を迎える元旦行動には毎回、参加者が増えており、結集した仲間に感謝する」と結集した仲間に感謝を述べたあと、この間の裁判傍聴や集会デモなど関生弾圧への支援行動を振り返りました。そして、メディアは間違いをすり込まれていることを指摘。最後に「日本の未来のためにも我々が正しいとやっていくしかない。労使紛争の解決金が恐喝とされた2.26京都3事件判決の無罪を勝ち取ろう!2025年の闘いの新たなスタートとして、関生弾圧をはじめすべての弾圧を終わらせるために共に闘おう」と行動を提起しました。
「大きな節目の年に、みなさんの支援を受けて関生は闘い抜く」
当事者の関生支部・湯川委員長は、この間の支援と結集した仲間に感謝の意を表せたあと「今年、関生では2月に京都3事件、4月に加茂生コン事件、大津2次事件でコンプライアンス啓蒙活動が有罪となった2名の控訴審、大津1次事件(自身の4年の実刑判決)の控訴審(年内に判決が出る見通し)の4つの判決が予定されており、厳しい年となるが、この厳しい状況を乗り越えていく。昨年から、人質司法が取り沙汰されているが、私も644日間勾留され、8.6ヒロシマ暴処法弾圧の仲間も280日以上も勾留された。この長期勾留はダメージを与えている。産業別労働運動を闘っている関生は、過激だ、反社だとレッテルを貼っているが、資本・権力の狙いは労働組合に結集させないことだ。企業別労働組合が主流の日本では、ストライキも少なく、企業間の競争にさらされている現状がある。日本では、産業別労働組合は弾圧されてきた歴史があるが、関生は産業別労働運動を闘い弾圧されても関生の活動の正当性、弾圧の不当性を訴えていく」と産業別労働運動の必要性を話しました。そして、湯川委員長は「日本は今、戦争できる国づくりに邁進している。戦争は絶対にさせてはならない」と反戦闘争の必要性を訴えました。最後に「刑事事件の裁判で無罪となっても、回復できないものが多くあることも大事なことだ。今年は、大きな節目の年でもある。みなさんの支援を受けて関生は闘い抜く!」と決意を表明しました。
「無罪判決を勝ち取るぞ」
元旦行動に駆けつけた仲間からのアピールでは、反弾圧京滋実行委員会の服部代表が「京都3事件では、司法が憲法28条守るかが問われている。これは戦争への道につながっていることを確認したい」と述べたあと「1月8日、京都地裁ぐるぐるデモへの結集を」と行動提起しました。
関生弾圧支援・東海の会の代表者は「2.26京都3事件の無罪を取るぞ。東京地裁では関生弾圧に対する国賠が闘われており民事でもはっきりさせる。大垣警察市民監視事件に見られるように、声をあげることが重要だ」。
反弾圧兵庫の会の代表者は「暴力的な弾圧に奮闘されている関生に敬意を表す。小西さんが声をあげて結成された会は5年目を迎える。労働運動の強化・拡大をめざし、ストライキのない現在、ストライキの歴史、労組弾圧の歴史を学び、勝利するまで闘う」。
なかまユニオンの井出窪委員長のカンパアピールのあと、大阪全労協の南議長がリードする「無罪判決を勝ち取るぞ!」などのシュプレヒコールを参加者全員が怒りの声をあげました。
「反戦・反核闘争弾圧を粉砕するまで闘う」
本日の元旦行動に駆けつけた、れいわ新撰組の大石あきこ衆議院議員、社民党副党首の大椿ゆうこ参院議員から「関生弾圧を粉砕するために共に闘う」などの挨拶がありました。
続いて、8.6ヒロシマ暴処法弾圧で不当に逮捕・起訴された高槻医療福祉労働組合の冨山小太郎さんが登壇。冨山さんは、この間の弾圧支援のお礼を述べたあと「昨年2月28日に逮捕されてから289日の勾留を強いられたが、みなさんの支援のおかげで、昨年の12月12日に保釈を勝ち取れた。12月6日の全国行動では、関生のマイクロバスを先頭に駆けつけてくれた仲間のおかげで年初ここにいる。1月10日から公判が始まるが反戦・反核闘争弾圧を粉砕するまで闘う」と決意表明しました。
「あらゆる弾圧を許さない闘いに立とう」
法円坂55の仲間の歌が披露され、参加者全員が「連帯YAH YAH YAH」「ケセラ替え歌」「インターナショナル」を歌いました。
連帯挨拶では、老朽原発を許すな!若狭の原発を考える会の代表者が、老朽原発の危険性を指摘し、原発推進政策を厳しく批判しました。そして「人が暮らしやすい社会をめざす」と締めくくりました。
反弾圧実行委員会の木村真豊中市議が本日の行動のまとめ。木村市議は「大手自動車メーカーのダイハツは障害者雇用の配慮を全く行わない企業だ。この間の行動で、ダイハツの労働者から私たちの労組に相談があった。ダイハツにも労働組合はあるのに。まともな労働組合が弾圧されることを許してはいけない。これを許すと市民運動へも弾圧が広がることになる。あらゆる弾圧を許さない闘いに立とう」と行動提起して、元旦行動は幕を閉じました。
元旦から多くの仲間が結集してくれたことに感謝します。関生支部は、京都3事件、加茂生コン事件差し戻し審、大津事件控訴審の無罪判決を勝ち取るために全力をつくします。引き続きご支援をお願いします。
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『TBSドキュメンタリー映画祭2025』予告編一覧 ココをクリック
そのなかで、伊佐治整ディレクター『労組と弾圧』が上映されることが決定しました。
『労組と弾圧』
労働組合員が「ストライキして逮捕」。ミキサー運転手の労働組合「連帯労組関西地区生コン支部」、通称「関生(カンナマ)」を狙った事件。知られざる戦後最大規模の「労働事件」の真相に迫る。【予告編 『労組と弾圧』】 ココをクリック
『TBSドキュメンタリー映画祭2025』開催概要
大 阪:テアトル梅田:3月28日(金)~4月10日(木)
京 都:アップリンク京都:3月28日(金)~4月10日(木)
名古屋:センチュリーシネマ:3月28日(金)~4月10日(木)
東 京:ヒューマントラストシネマ渋谷:3月14日(金)~4月3日(木)
福 岡:キノシネマ天神:3月28日(金)~4月10日(木)
札 幌:シアターキノ:4月開催
加茂生コン事件差し戻し審完全無罪判決を獲得するべく、12月17日から新たに加茂生コン事件署名活動がスタートしました。
京都事件については団体署名でしたが、加茂生コン事件については各地の要望をふまえて個人と団体の2種類の署名活動に取り組むことになりました。
「関西生コンを支援する会」は、署名活動用に加茂生コン事件とはなにかを描いたニュース号外(漫画新聞)を発行しています。
提 出 先:大阪高等裁判所第3刑事部
署名の種類:団体署名と個人署名の2種類
署名用紙は、団体署名 ココをクリック 個人署名 ココをクリック
集約と提出:第1次集約 1月末日
第2次集役 2月末日
最終週役 3月末日
送 り 先:〒101ー0062
東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
フォーラム平和・人権・環境気付
関西生コンを支援する会 ホームページ ココをクリック
TEL:03ー5289ー8222
【竹信三恵子のホントの話】
デモクラシータイムスで、「関西生コン事件」の解説。刑事裁判で無罪になった二人の組合員と、組合員を雇った、組合員に仕事を出したことを背景にセメントの販売を拒絶され兵糧攻めにあっているセメント製造業者をインタビュー。また、「産業別労働組合」の歴史の経過を詳しく解説。
動画閲覧できます ココをクリック
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
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映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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