住友大阪セメント大阪支店前での宣伝行動 / 中央コンクリート闘争

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「不当労働行為企業に対する大阪市、地方行政の指導と措置について」の大阪市の回答 ココをクリック

不当労働行為企業と労働委員会から認定された「中央コンクリート株式会社(代表取締役吉田要)」の周知と、「関生支部弾圧の不当性・異常な労組弾圧」の事実を周知するために、連帯ユニオン関生支部・大阪Bブロックは4月21日、背景資本の「住友大阪セメント株式会社大阪支店」前でで「中央コンクリート社の不当労働行為を労働委員会が認定」「関生支部弾圧事件を知って欲しい」などを掲げた情宣活動を展開しました。

「行政命令を履行しない中央コンクリート社糾弾」

北区堂島の住友大阪セメント大阪支店が入居するアクア堂島正面玄関前の歩行者道路では、武谷副委員長が右手にマイクを握り、左手に組合旗を掲げて、中央コンクリート社が労働組合法に違反している不当労働行為の事実や、大阪府労働委員会から労働組合法に違反している「不当労働行為企業」に認定され救済命令が出されたこと、大阪広域生コン協組の関生支部潰しが背景にあることを訴えました。
関生支部組合員が横断幕を掲げ、通行中の会社員や市民らにビラを配布しました。

「2度目の無罪判決」

2018年から始まった大阪広域生コン協組の関生支部潰しに連携した警察・検察による「関西地区生コン支部弾圧」では、8件のべ20人の無罪判決が出されたこと。MBS映像’24の「労組と弾圧・関西生コン事件を考える」という番組や、You Tube「デモクラシータイムス」が放映されたこと。東京新聞のこちら特捜部に特集記事が掲載されたことなどを話し、「関生支部弾圧事件を知って欲しい」ことを訴えました。
そして、京都3事件の2月26日判決公判では「無罪」判決が出され、検察による関生委員長らへの「懲役10年の求刑」を粉砕したこと、4月17日に開かれた加茂生コン事件高裁判決で、「2度目の無罪判決」が出されたこと、正当な組合活動を犯罪にすることを許すことはできない、残りの事件も無罪判決を勝ち取るために全力をつくす!市民のみなさんも声をあげて欲しい!と訴えました。

「住友大阪セメントは人権侵害を放置するな」

また、武谷副委員長は、住友大阪セメントの系列会社・住商セメント社内のパワハラをめぐる人権侵害について「適切な指導と改善を求める!人権侵害を受けた被害者を放置するな!」「住商セメント社の人権侵害を放置するということは、住友大阪セメント社が加担したことになるのでは?」などと訴えました。関生支部・機関紙部が作成してくれた「中央コンクリート闘争ニュース」と「関西生コン事件をご存じですか?」カラービラは、アクア堂島前を行き交う会社員や市民らは快く受け取ってくれました。
午前9時ころから約1時間の行動でしたが、関生支部の訴えに、アクア堂島前を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、16枚の配布でした。引き続き、背景資本への宣伝活動を展開します。

※中央コンクリート闘争とは
「労働委員会が不当労働行為を認定し、救済命令を出した」
中央コンクリート株式会社(大阪市東淀川区菅原)が、関生支部が申し入れた団体交渉を拒否したことから、大阪府労働委員会に不当労働行為救済申立をした事件で、大阪府労働委員会は2024年2月6日付けで、中央コンクリート社の不当労働行為(断固拒否)を認定し、救済命令を出しました。
「大阪広域生コン協組の関生潰しに加担した」
中央コンクリート社は、関生支部と長年の労使関係にある会社であり、一面共闘(協同組合運動など)に協力してきた会社でした。
2018年から始まった大阪広域生コン協組の関生潰し。中央コンクリート社は、大阪広域生コン協組の執行部から圧力をかけられ、関生支部潰しに協力させられたという背景があります。

「団体交渉を開催する義務がある」

大阪広域生コン協組の関生潰しの背景があったとしても、中央コンクリート社は大阪府労働委員会から労働組合法違反の不当労働行為に認定されてことを真摯に受けとめ、関生支部と組合員に謝罪し、速やかに団体交渉を開催する義務があります。

「不当労働行為企業の集まりが大阪広域生コン協組」

本事件は、関生支部の役員らの奮闘によって、中央コンクリート社の不当労働行為認定を勝ち取りました。また、2024年2月2日付けでコーシンコーポレーション・山政生コン社が大阪府労働委員会から不当労働行為(支配介入)と認定されるなど、大阪広域生コン協組に加盟している企業が、続々(ナニワ生コン、藤原生コン運送、五一、タイコー)と労働組合法違反の不当労働行為に認定されています。

「大阪広域生コン協組の関生潰しを粉砕する」

関生支部は、中央コンクリート社をはじめ大阪広域生コン協組に加盟している不当労働行為企業が、関生支部に謝罪し、労働委員会の救済命令を履行するまで闘います。
労働委員会の救済命令を武器に、大阪広域生コン協組の関生潰しを粉砕する行動に立ちます。

真相はこれだ!関生事件 無罪判決!【竹信三恵子の信じられないホントの話】20250411【デモクラシータイムス】
ご存じですか、「関西生コン」事件。3月には、組合の委員長に対して懲役10年の求刑がされていた事件で京都地裁で完全無罪判決が出ました。無罪判決を獲得した湯川委員長と弁護人をお呼びして、竹信三恵子が事件の真相と2018年からの一連の組合弾圧事件の背景を深堀します。 今でも、「関西生コン事件」は、先鋭な、あるいは乱暴な労働組合が強面の不法な交渉をして逮捕された事件、と思っておられる方も多いようです。しかしそうではありません。企業横断的な「産別組合」が憲法上の労働基本権を行使しただけで、正当な交渉や職場環境の改善運動だったから、強要や恐喝など刑事事件には当たらないものでした。裁判所の判断もこの点を明確にしています。では、なぜ暴力的組合の非行であるかのように喧伝され、関西全域の警察と検察が組織的に刑事事件化することになったのか、その大きな背景にも興味は尽きません。 tansaのサイトに組合員お一人お一人のインタビューも連載されています。ぜひ、どんな顔をもった、どんな人生を歩んできた人たちが、濡れ衣を着せられ逮捕勾留されて裁判の法廷に引き出されたのかも知っていただきたいと思います。
動画閲覧できます ココをクリック
日本労働弁護団主催
中労委の現状について考える集会
〈集会の趣旨〉
当弁護団は、近年の中央労働委員会(中労委)での審理に関する問題事例を調査、検討の上、2025年4月、中労委に対する要望書を提出しました。本集会では、要望書の内容について説明するとともに、当事者の労働組合関係者の方からも、ご発言をいただく予定です。
〈日時場所〉
●2025年5月9日(金)18:30~(1時間程度)
●連合会館402号室(東京都千代田区神田駿河台3丁目2-11)
●労働組合関係者の方のご参加を想定(申込不要)。
●YouTube配信
 https://www.youtube.com/watchv=XgHCTNucda0
 チラシは ココをクリック

増補版 賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国

竹信三恵子 (著) 旬報社 – 2025/1/30

勝利判決が続く一方で新たな弾圧も――
朝⽇新聞、東京新聞に書評が載り話題となった書籍の増補版!関生事件のその後について「補章」を加筆。
1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけだ。そんな中、関西生コン労組は、労組の活動を通じて、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も、実現した。そこへヘイト集団が妨害を加え、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。迫真のルポでその真実を明らかにする。初版は2021年。本書はその後を加筆した増補版である。
◆主な目次
  はじめに――増補にあたって
  プロローグ
  第1章 「賃金が上がらない国」の底で
  第2章 労働運動が「犯罪」になった日
  第3章 ヘイトの次に警察が来た
  第4章 労働分野の解釈改憲
  第5章 経営側は何を恐れたのか
  第6章 影の主役としてのメディア
  第7章 労働者が国を訴えた日
  エピローグ
  補章 反攻の始まり
  増補版おわりに

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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ー 公判予定 ー

5月22日    大津1次事件控訴審      大阪高裁   14:30~
   6月 9日        大津2次事件(判決)           大阪高裁 14:30~