浪速建資産業「和解合意」大阪地裁
浪速建資産業株式会社(ナニワ生コングループ)が、大阪府労働委員会と中央労働委員会から「不当労働行為」と認定され、団体交渉応諾等や誓約文の交付が命じられました。
関西地区生コン支部が提訴した、労働委員会命令(令和7年1月8日付け)の損害賠償請求事件が12月19日、大阪地裁で「和解」しました。
「和解条項」
1 被告浪速建資産業社株式会社は、原告に対し、本件解決金として55万円の支払義務があることを認める。
2 被告浪速建資産業社株式会社は、原告に対し、前項の金員を、令和8年1月16日限り、原告の指定する下記口座に振り込む方法により支払う。ただし、振込手数料は被告浪速建資産業社株式会社の負担とする。
3 被告浪速建資産業社株式会社は、国に対する東京地方裁判所令和7年(行ウ)第120号事件の訴えを取り下げる。
4 被告浪速建資産業社株式会社は、中央労働委員会令和5年(不再)第24号及び同第27号事件の令和7年1月8日付け命令書記載の命令の履行として、原告に対し、別紙文書を本和解の席上で交付し、原告はこれを受領した。
5 原告は、その余の請求を放棄する。
6 原告、被告浪速建資産業社株式会社及び被告藤中昌則は、原告と被告浪速建資産業社株式会社との間及び原告と被告藤中昌則との間には、本件に関し、本和解条項に定めるもののほかに何ら債権債務のないことを相互に確認する。
7 訴訟費用は各自の負担とする。
「別紙(中労委命令書の履行文書)」
令和7年12月18日
全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
執行委員長 湯川裕司様
浪速建資産業社株式会社
代表取締役 藤中昌則
当社が行った下記の行為は、中央労働委員会において、労働組合法第7条に該当する不当労働行為であると認められました。今後、このような行為を繰り返さないようにいたします。
記
(1)貴組合からの令和3年10月12日付団体交渉申入書及び同日付け分会要求書による団体交渉申入れに応じなかったこと(労働組合法第7条第2号及び第3号該当)
(2)令和3年10月18日から同年12月17日までの間、当時貴組合の組合員であった従業員2名に対し、自宅待機命令を命じたこと(同条第1号及び第3号該当)
(3)令和3年11月22日の当社代表者らと上記従業員2名との面談において、当社代表者が、貴組合を労働組合と思っていないなどを発言し、貴組合を不当に非難するとともに貴組合からの脱退勧奨を行ったこと(同条3号該当)
(4)令和3年11月25日付け回答書を送付し、同文書において、貴組合の活動を非難したこと(同条3号該当)
(5)申立外会社の記念パーティーに、上記従業員2名を招待しなかったこと(同条1号該当)
真相はこれだ!関生事件 無罪判決!【竹信三恵子の信じられないホントの話】20250411【デモクラシータイムス】
ご存じですか、「関西生コン」事件。3月には、組合の委員長に対して懲役10年の求刑がされていた事件で京都地裁で完全無罪判決が出ました。無罪判決を獲得した湯川委員長と弁護人をお呼びして、竹信三恵子が事件の真相と2018年からの一連の組合弾圧事件の背景を深堀します。 今でも、「関西生コン事件」は、先鋭な、あるいは乱暴な労働組合が強面の不法な交渉をして逮捕された事件、と思っておられる方も多いようです。しかしそうではありません。企業横断的な「産別組合」が憲法上の労働基本権を行使しただけで、正当な交渉や職場環境の改善運動だったから、強要や恐喝など刑事事件には当たらないものでした。裁判所の判断もこの点を明確にしています。では、なぜ暴力的組合の非行であるかのように喧伝され、関西全域の警察と検察が組織的に刑事事件化することになったのか、その大きな背景にも興味は尽きません。 tansaのサイトに組合員お一人お一人のインタビューも連載されています。ぜひ、どんな顔をもった、どんな人生を歩んできた人たちが、濡れ衣を着せられ逮捕勾留されて裁判の法廷に引き出されたのかも知っていただきたいと思います。
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増補版 賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国
勝利判決が続く一方で新たな弾圧も――
朝⽇新聞、東京新聞に書評が載り話題となった書籍の増補版!関生事件のその後について「補章」を加筆。
1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけだ。そんな中、関西生コン労組は、労組の活動を通じて、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も、実現した。そこへヘイト集団が妨害を加え、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合潰しが行なわれているのか。迫真のルポでその真実を明らかにする。初版は2021年。本書はその後を加筆した増補版である。
◆主な目次
はじめに――増補にあたって
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ
補章 反攻の始まり
増補版おわりに
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たちこの映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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ー 公判予定 ー
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