「福島原発事故から10年」反原発学習討論会
「核武装のための原発反対!オリンピックで福島切り捨てるな!」を掲げて「福島事故から10年・反原発学習討論会」が2月23日、エル大阪で開催され、78名の闘う仲間が結集しました。
「3.11反原発福島行動に決起しよう」
NAZEN関西(すべての原発をいますぐなくそう!全国会議・関西)代表の村山晃さんが、主催者からの基調報告をおこないました。村山さんは、「資本主義の終焉を迎え、労働者は団結して闘うときだ。福島の怒りと闘いを圧殺し、戦争へ突き進む政権を打倒しよう。福島事故が10年続いているなか、日々闘ってきた10年でもある。3.111反原発福島行動に決起しよう」と提起しました。
「原発、核のない社会を勝ち取るために共に闘おう」
「福島からの訴え」と題した講演が、NAZEN福島代表の椎名千恵子さんの講師でおこなわれました。椎名さんは「みなさんと直接会って、福島と関西が連帯して闘う確信につながっている」とあいさつしたあと、『伝承館』問題、経済優先の社会とのたたかいとして、オリンピックや子どもの甲状腺がん学校検査の縮小、汚染水の海洋放出など、原発事故が10年続いてることについて、事実や実態を示して詳しく話されました。
最後に、椎名さんは「原発、核のない社会を勝ち取るために共に闘おう。3.11反原発福島行動に結集を」と呼びかけて講演を終えました。
「活発な討論」
質疑・討論では、婦人民主クラブ・山本さん、関西労組交流センター・深町さん、女性の学生から「保養の必要性、森の発言やオリンピック問題、医療現場の怒り、福島の女性を押す闘い、戦争反対の取り組みを労組が提起すべき、放射能の話ができない洗脳教育に声をあげにくい」などの質疑に椎名さんが応えるという、活発な討論となりました。
「法廷闘争で勝利するためには、運動が大事だ」
各地の闘いの報告では、原子力発電分会・斎藤征二さんは「原発、戦争をなくすための闘いを」。
京都府職労舞鶴支部・中西さんは「地域住民に被害を与える原発絶対反対の行動を展開している。地元の原発で働く労働者から、激励のFAXが届いている」。
NAZEN北摂の代表者は「2.11反原発のつどいを闘った。福島と連帯してすべての原発をなくす闘いに、高槻ではストライキで闘う」。
NAZEN大阪市・富崎弁護士は「放射線の高いところは、避難の権利がある。風評被害や差別の裁判では、2月19日判決など成果があがっている。最高裁で勝利するためには運動が大事だ」とそれぞれの現場の闘いの報告と今後の闘争方針が示されました。
「社会を変える闘いに、私たちが先頭に立とう」
集会のまとめでは、改憲戦争阻止!大行進・関西の木下さんが「椎名さんの講演に体が震えた。3.11反原発福島行動に関西からも決起していく。街頭に出る闘いを続けてきたことで、原発再稼働を阻止するなど、闘いの地平が確認できた。関西からも福島と連帯して闘う。社会を変える闘いに、私たちが先頭に立とう」と行動提起しました。
「デモ行進」
エル大阪を出発したデモ行進は、旗や幟がはためき、太鼓の軽快なリズムと、「オリンピックをやっている場合か!」「東電と国は原発事故の責任を取れ!」「怒りの福島と団結して行動しよう!」などのシュプレヒコールで、休日の繁華街に多いにアピールできました。最終地点の阪急梅田で総括し、本集会&デモは成功裏に幕を閉じました。
「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF
「関生事件」が揺るがす労働基本権
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日刊深夜快速Vol.3551/水曜版・週刊大石ちゃん自由自在(仮)~関西生コンスペシャル・前編~ ココをクリック
日刊深夜快速Vol.3558/水曜版・週刊大石ちゃん自由自在(仮)~関西生コンスペシャル・後編~ ココをクリック
641日勾留された武委員長が語る
「関西生コン事件」で逮捕された武建一委員長は今年5月29日、641日ぶりに保釈された。その1ヵ月後に収録されたロングインタビューをまとめた本が昨年12月10日発刊された。
・一連の事件は、なぜ起きたのか?
・関生支部とはどのような労働組合なのか?
・武建一という人物はいったい何者なのか?
そんな疑問に事実をもって答える1冊。ぜひ、お読みください。『武建一が語る 大資本はなぜ私たちを恐れるのか』
発行・旬報社、四六判218ページ、定価1500円+税
*全日建(全日本建設運輸連帯労働組合)にお申し込みいただければ頒価1500円(送料込み)でお届けします。多部数の場合はお問い合わせください。
お問い合わせ03-5820-0868
【目 次】
第1章 刑事弾圧
641日にもおよんだ勾留生活/なぜ私は逮捕されたのか/協同組合の変質/労組破壊に参加したレイシスト
第2章 「タコ部屋」の過酷労働
私の生い立ち/「練り屋」と呼ばれて/労働運動に目覚める/関生支部の誕生/初めての解雇
第3章 闘いの軌跡
万博不況とオイルショック/ヤクザと生コン/経済界が恐れる産業別労働運動
第4章 大同団結
安値乱売で「がけっぷち」/大阪広域協組の誕生/シャブコン/2005年の弾圧事件/ゼネスト決行/目指すべき場所
解題・安田浩一(ジャーナリスト)
皆様には御元気で御活躍のことと存じます。
この間、全国の多くの皆様より私たち関生支部に対する国家権力と大阪広域生コンクリート協同組合、差別排外主義者集団が一体となった攻撃をはね返す闘いに、多大な御支援をいただきまして誠にありがとうございます。
このたび、著書『大資本はなぜ私たちを恐れるのか』を昨年12月10日に発行する運びとなりました。
今日まで、私は、会社の雇ったヤクザに5回以上殺されかけたり、刑事事件をでっち上げられ前科5犯にさせられています。
1980年代には日経連の大槻文平会長(当時)から「関生型運動は資本主義の根幹に触れる」と言われ、国家権力とマスコミからは「生コンのドン」「金を企業からむしり取る」などとして「反社会的勢力」とレッテルを貼られています。
それはなぜか。歴史と今日を振り返り、事実を元に書かせていただいています。
是非、一読下さい。
心より愛をこめて
武 建一
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