「警察・検察による労働組合つぶしの弾圧を許さない!」JR和歌山駅前での宣伝活動
連帯ユニオン関西地区生コン支部・和歌山ブロックと大阪Aブロックは8月20日、「警察・検察による労働組合つぶしの弾圧を許さない!」「労働組合つぶしの権力弾圧糾弾!」「生コン組合の労働組合つぶしを許さない!」を掲げて、JR和歌山駅前で情宣活動を展開しました。
「JR和歌山駅前、複数の市民から激励があった」
JR和歌山駅前の歩行者道路では、大阪Aブロック組合員が右手にマイクを握り、左手に組合旗を掲げて、関西地区生コン支部と生コン業者が協力した産業政策運動の成果として適正な生コン価格が実現したこと、生コン協同組合の一部執行部による労働組合排除攻撃とそれに便乗した警察・検察の権力弾圧、労働組合活動を刑事事件にでっち上げたことが大阪高裁で無罪判決が出たこと、大津地検の検察官による組合脱退勧奨が法廷で明らかにされた国家的不当労働行為の実態などを整然と訴えました。JR和歌山駅前の歩行者道路では、武谷書記次長がが通行中の会社員や市民らに関生支部・機関紙「くさり」を配布しました。
「ユーチューブで見ました。警察なんかに負けないで!」
JR和歌山駅前では、大阪Aブロック組合員の訴えを数分間聴き入っている女性や男性の姿や、ロータリーで客待ちをしているタクシードライバーが聴き入る姿が見られました。
関西地区生コン支部・機関紙部が作成した「くさり」は、JR和歌山駅前を行き交う会社員や市民らが快く受け取ってくれました。
「くさり」を受け取った男性が宣伝カーを指して「生コン労働組合でしょ。ユーチューブで見ましたよ。警察なんかに負けないで頑張ってくださいね!」と激励してくれました。
「高校生の女性2人が「労働組合の新聞ですか」と言ってお礼した」
別の男性は「おー!労働組合か、駅前の宣伝なんて珍しいな。まぁしっかり頑張りや!」と励ましてくれました。高校生くらいの女性2人は「くさり」を受け取りながら「へー、労働組合の新聞ですか。読ませてもらいます。ありがとうございます」と言ってお礼をしてくれました。「くさり」を読んで、社会に出たときに何か役に立てばいいのですが。
「右派思想ですか?それとも左派思想ですか?」
また20歳代後半くらいの男性が「この新聞は、右派思想ですか?それとも左派思想ですか?」と尋ねたので「ひとりでも入れる労働組合の新聞ですよ」と答えると、少し考えてから「やっぱり、いらないです」と言って立ち去ったのが印象的でした。右翼の人だったのでしょうか?
午前9時ころから約1時間の行動でしたが、大阪Aブロック組合員の訴えに、JR和歌山駅前を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。「くさり」は、52部の配布でした。引き続き、駅頭での宣伝活動を展開します。
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目 労働運動を〈犯罪〉にする国
「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。
目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ
【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ
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