泉北ニシイ(旧・西井商店堺臨海生コン・臨海運輸)闘争、美原区役所、JR堺市駅、JR鳳駅での宣伝活動

不当労働行為企業と労働委員会から認定された「泉北ニシイ社」(旧・西井商店堺臨海生コン・臨海運輸)を周知するために、連帯ユニオン関生支部・大阪Cブロックは10月14日、「泉北ニシイ社の労働組合法違反(不当労働行為)を労働委員会が認定した」などを掲げ、美原区役所前、JR堺市駅前、JR鳳駅前で情宣活動を展開。加えて、「大阪にカジノはいらない!」の情宣活動を展開しました。

「泉北ニシイ社は、仲間を職場に戻せ!」

美原区役所前、JR堺市駅前、JR鳳駅前の歩行者道路では、ナニワ生コン分会長が右手にマイクを握り、左手に組合旗を掲げて「泉北ニシイ社」(旧・西井商店堺臨海生コン・臨海運輸)が労働組合法に違反している不当労働行為の事実や、大阪府労働委員会から労働組合法に違反している「不当労働行為企業」に認定され、救済命令が出されたのに、その命令を履行しない態度に終始していること、大阪広域生コン協組の組合つぶしが背景にあること、堺市は「泉北ニシイ社」の違法行為を放置せずに適切な指導を行うべき、関生支部への権力弾圧で無罪判決が出たこと、検察官による組合脱退勧奨が法廷で明らかにされるという「国家的不当労働行為の実態」、「大阪にカジノはいらない、大企業の利益のために大阪の税金を使うな」などを整然と訴えました。
横断幕を掲げた歩行者道路では、関生支部組合員が、美原区役所前、JR堺市駅前、JR鳳駅前を行き交う職員や会社員、市民らにビラを配布しました。

「美原区役所前、生コン業界で働いていたOBと会話」

美原区役所の玄関では、ナニワ生コン分会長の訴えを立ち止まって聴き入っている市民の姿が見られました。
関生支部・機関紙部が作成してくれた「泉北ニシイ(旧・西井商店堺臨海生コン・臨海運輸)闘争ニュース」ビラと大阪・市民交流会が作成した「大阪IR・カジノのダメすぎる2つのポイント」カラー刷りビラは、美原区役所前を行き交う職員や会社員、市民らが、快く受け取ってくれました。
宣伝をしているところに、男性が近づいてきて「大阪広域生コン協組や和歌山地域の生コン業界」の話しをしてくれて、「頑張ってや!応援してるよ!」と激励してくれたのが印象的でした。
午前10時ころから約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、美原区役所前を行き交う職員や会社員、市民らに、多いにアピールすることができました。ビラは、14枚(カジノ反対ビラとセット)の配布でした。引き続き、美原区役所前での宣伝活動を展開します。

「JR堺市駅前、男性の市民から激励があった」

午後からは、JR堺市駅前に移動し、泉北ニシイ社の労働組合法違反、不当労働行為糾弾の宣伝活動を展開しました。
関生支部・機関紙部が作成してくれた「泉北ニシイ(旧・西井商店堺臨海生コン・臨海運輸)闘争ニュース」ビラと大阪・市民交流会が作成した「大阪IR・カジノのダメすぎる2つのポイント」カラー刷りビラは、JR堺市駅前を行き交う職員や会社員、市民らが、快く受け取ってくれました。
ビラを受け取った男性の市民から「頑張ってくれよ!」と激励があったのが印象的でした。
午後1時ころから約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、JR堺市駅前を行き交う会社員や市民らに、多いにアピールすることができました。ビラは、20枚(カジノ反対ビラとセット)の配布でした。引き続き、駅頭での宣伝活動を展開します。

「JR鳳駅前、女性の市民から激励があった」

続いて、JR鳳駅前に移動し、泉北ニシイ社の労働組合法違反、不当労働行為糾弾の宣伝活動を展開しました。
関生支部・機関紙部が作成してくれた「泉北ニシイ(旧・西井商店堺臨海生コン・臨海運輸)闘争ニュース」ビラと大阪・市民交流会が作成した「大阪IR・カジノのダメすぎる2つのポイント」カラー刷りビラは、JR鳳駅前を行き交う職員や会社員、市民らが、快く受け取ってくれました。
ビラを受け取った女性の市民から「お疲れさま!頑張ってくださいね!」と激励があったのが印象的でした。
午後2時40分ころから約1時間の行動でしたが、ナニワ生コン分会長の訴えに、JR鳳駅前を行き交う会社員や市民らに、多いにアピールすることができました。ビラは、20枚(カジノ反対ビラとセット)の配布でした。引き続き、駅頭での宣伝活動を展開します。

※泉北ニシイ(旧・西井商店堺臨海生コン・臨海運輸)闘争とは
「不当労働行為企業と認定された」
堺市に所在する、泉北ニシイ社(旧・西井商店堺臨海生コン・臨海運輸)が、連帯・関生支部の組合員を不当に雇い止めした事件について、大阪府労働委員会は2020年7月29日、「労働組合に謝罪文を手交すること」などと命令し、労働組合法に違反する「不当労働行為企業」と認定しました。
ところが、泉北ニシイ社の経営陣は、現在においても、大阪府労働委員会の命令を履行しない態度をとり続けています。

「大阪広域生コン協組の『労働組合つぶし』が発端」

「泉北ニシイ」(旧・西井商店堺臨海生コン・臨海運輸)の不当労働行為は、大阪広域生コンクリート協同組合(大阪広域生コン協組)の関生支部つぶし、いわゆる「労働組合つぶし」が発端なのです。
「泉北ニシイ」(旧・西井商店堺臨海生コン・臨海運輸)と関生支部は、生コン業界の再建・発展に向けて協力し、労使関係も安定していました。生コンの適正価格が実現したときには、非正規の正規化など労働条件の改善・向上も約束していた企業だったのです。
ところが、2018年から始まった大阪広域生コン協組の関生支部つぶしに、大阪広域生コン協組の執行部から圧力と恫喝をかけられ、無理やり「労働組合つぶし」に協力させられたという背景があります。
しかし、労働委員会の命令を無視する不当労働行為企業(違法企業)を放置することはできません。今後の闘争方針として、関生支部の先輩たちが築き上げてきた闘いを継承し、背景資本への追及を含めたあらゆる行動を展開して、「泉北ニシイ」(旧・西井商店堺臨海生コン・臨海運輸)闘争に勝利するまで闘います。
あわせて産業別労働運動つぶし、大阪広域生コン協組の関生支部つぶしをはね返し、「大阪広域生コン協組の民主化」実現に向けて、勝利するまで闘います。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF
デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目 労働運動を〈犯罪〉にする国
「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
 ココをクリック
関西生コン事件ニュース No.80  ココをクリック   
関西生コン事件ニュース No.79  ココをクリック    
2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
ココをクリック
関連記事 ココをクリック

賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

amazonで購入できます。 ココをクリック