2024年元旦行動 大阪府警察本部前

「2024年元旦行動」(主催、労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会・大阪)が1月1日、大阪府警察本部前で実践され、513人の仲間が結集しました。

「労組破壊は戦争への道だ!関生弾圧を許さず団結して闘おう!」

高槻医療福祉労組・冨山委員長の司会で元旦行動はスタート。冨山委員長は「2018年からの関生弾圧は7年目を迎えた。労働組合破壊は戦争への道だ。ウクライナやパレスチナ戦争に反対の行動に立とう!関生弾圧を許さず団結して闘おう!」と行動開始宣言。

「関生弾圧を糾弾し、今年も共に闘おう!」

労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会・大阪(全港湾大阪支部委員長)の小林代表の主催者挨拶。小林代表は「元旦行動は今年で6年目、多くの仲間の結集に感謝する。昨年、そごう・西武のストライキをはじめ国内では、多くの労組のストライキが闘われているなか、おおさかユニオンネットワークは春と秋に統一行動を闘った。当たり前の労働組合活動が、刑事事件とされている関生弾圧を糾弾し、今年も共に闘おう!」と行動提起しました。

「先人たちの闘いを継承しよう!過去の歴史に学び未来をつくろう!」

大阪全労協の南さんがリードするシュプレヒコールを行動に参加した仲間全員がコールに続いて、当該労組の関生支部・湯川委員長が発言に立ちました。湯川委員長は、日頃の関生弾圧への物心両面にわたる支援にお礼を述べたあと「昨年は、仲間のみなさんの支援により、和歌山広域協事件で無罪判決を勝ち取った。その数日前には、大津地裁が私に対して実刑4年の判決を言い渡し、収監され保釈に時間がかかったが、和歌山事件控訴審の無罪判決で、関生の産業別労組の特徴や産別運動が合法的だと認定されたことを喜んだ」と話し、裁判所・裁判官が、まともな判決を出せないのか?推定無罪の原則を理解しているのかなどに触れました。
最後に、湯川委員長は「ウクライナやパレスチナ戦争は、権力の暴走により人権が侵害されていることを許してはいけない。労働者のための国づくりをめざそう!先人たちの闘いを継承する闘いを共に闘おう!過去の歴史に学び未来をつくろう!」と訴えました。

「各界からの連帯アピール、メッセージ」

元旦行動に駆けつけた仲間の連帯アピール。労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会・京滋の服部さん、労働組合つぶしを許さない兵庫の会・岡崎さん、関生弾圧を許さない東海の会・近藤さん、かって連しがの稲村さん、在日朝鮮総連の代表者、連帯議員ネット・戸田代表らが発言に立ちました。
れいわ新撰組・大石あき子衆議院議員、社民党副党首・大椿ゆうこ参議院議員から、元旦行動の連帯メッセージが寄せられました。

「女性の仲間の元気いいシュプレヒコール!」

全金港合同・中村委員長のカンパアピールに続いて、法円坂55の歌と演奏。京都ユニオンの村上さんがリードする元気いいシュプレヒコール。「労組弾圧を許さないぞ!」「憲法28条を守れ!」「大阪府警は謝罪しろ!」「労組は団結して闘うぞ!」「勝利するまで闘うぞ!」などのコールが、大阪府警本部前に響き渡り、通行中の市民らに注目を浴びました。

「多くの仲間が結集した元旦行動!」

大阪全労協、全港湾大阪支部、なかまユニオン、教育合同労組、関西合同労組、ゼネラルユニオン、ケアワーカーズユニオン、港合同、日教組奈良、八尾北医療センター労組、高槻医療福祉労組をはじめ多くの労働組合。
反原発・若狭の会、シーサーネット、沖縄と繋がるキャラバン、ZENKOをはじめ多くの団体が参加していることが、司会から紹介されました。

「大阪府警には最後まで責任を取らせる。関生弾圧粉砕に闘いのうねりをつくろう!」

港合同執行委員・昌一金属支部委員長の木下さんが、本日の行動まとめ。木下さんは、昨年の昌一金属支部のストライキに多くの仲間が結集してくれたことに感謝を述べたあと、「大阪府警には最後まで責任を取らせる。関生弾圧粉砕に闘いのうねりをつくろう!4月の全国同時アクションへの結集を呼びかける!」と行動を提起しました。
最後に、大阪全労協の南さんがリードするシュプレヒコールを行動参加者全員がコールして元旦行動を締めくくりました。
元旦行動に参加した仲間のみなさん、お疲れさまでした。関生産別運動の復権をめざして、関生弾圧を粉砕し、すべての事件の無罪判決を勝ち取るために全力をつくします。引き続きのご支援をお願いします。

関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
お問い合わせはコチラ ココをクリック

関西生コン 作られた「反社」労組の虚像【竹信三恵子のホントの話】
デモクラシータイムスで組合員の苦悩、決意を竹信三恵子さんが詳しく紹介されています。
動画 動画閲覧できます ココをクリック

ー 公判予定 ー

1月16日   京都3事件     京都地裁  

10:00~

 

関西生コン事件ニュース No.97 ココをクリック
関西生コン事件ニュース No.96 ココをクリック

関連動画 「関西生コン事件」報告集会 ココをクリック 

2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 ココをクリック
関連記事 ココをクリック
待望の新刊
検証•関西生コン事件❷
産業別労組の団体行動の正当性

A5判、 143ページ、 定価1000円+税、 旬報社刊
『検証•関西生コン事件』第2巻が発刊された。
巻頭には吉田美喜夫・立命館大学名誉教授の論稿「労使関係像と労働法理」。企業内労使関係に適合した従来の労働法理の限界を指摘しつつ、多様な働き方を基盤にした団結が求められていることをふまえた労使関係像と労働法理の必要性を検討する。
第1部には、大阪ストライキ事件の鑑定意見書と判例研究を収録。
第2部には、加茂生コン事件大阪高裁判決の判例研究を収録。
和歌山事件、大阪スト事件、加茂生コン事件。無罪と有罪の判断は、なぜ、どこで分かれたのか、この1冊で問題点がわかる。

[ 目次 ]
刊行にあたって—6年目の転機、 無罪判決2件 が確定 (小谷野毅)
序・労使関係像の転換と労働法理 (吉田美喜夫)
第1部 大阪ストライキ事件
・関西生コン大阪ストライキ2次事件・控訴審判決について (古川陽二)
・関西生コン大阪2次事件・鑑定意見書 (古川陽二)
・「直接労使関係に立つ者」論と団体行動の刑事免責 (榊原嘉明)
第2部加茂生コン事件
・労働法理を踏まえれば無罪 (吉田美喜夫)
・労働組合活動に対する強要末遂罪の適用の可否 (松宮孝明)

割引価格あり。

お問い合わせは sien.kansai@gmail.comまで