12.26裁判所包囲デモ

民事再生法申請1ヵ年弾劾!昌一金属闘争勝利!産別運動を犯罪にするな!関生支部弾圧許さない!労働組合つぶしは戦争への道!を掲げた「12.26裁判所包囲デモ」(呼びかけ、全港湾大阪支部・関生支部・港合同)が12月26日、中之島公園駅前広場で開催され、118人の闘う労働者・市民が結集しました。

「那須電機鉄工社に責任追及する行動に立とう」

デモの前段集会では、全港湾大阪支部の吉馴書記長が開会宣言。吉馴書記長は「昌一金属社の民事再生を利用した那須電機鉄工社の組合潰しが始まって1年が過ぎようとしている。この間の闘争で、那須電機鉄工社の組合員を人質にした昌一金属社の事業譲渡を打ち破り、撤退に追い込んだ。しかし、民事再生を断念し、破産に移行しても組合員の分断と組合役員の選別解雇などの不当労働行為を犯した那須電機鉄工社を許すわけにはいかない。第2ラウンドの闘いとして、那須電機鉄工社が謝罪し、解雇を撤回し、すべての労働者の雇用を確保するまで責任を追及する行動に立とう」と行動を提起しました。

「勝利するまで団結を崩さず闘っていく」

昌一金属支部・木下委員長の闘争報告。木下委員長は結集した仲間に感謝を述べたあと、昨年12月末に昌一金属社が民事再生を申請し、年明けに那須電機鉄工社がスポンサーに名乗りを上げ、昌一金属社の事業譲渡に際して、昌一金属支部の組合員を分断し、組合役員を選別して解雇するなど、那須電機鉄工社の数々の不当労働行為の経過を報告しました。また、組合事務所明渡仮処分では、大阪地裁民事5部の裁判官が、民事再生弁護士や那須電機鉄工社を擁護する発言を行い、「緊急性が高い事態だから考える余地はない」などと組合側に迫ったことを厳しく非難しました。
最後に、木下委員長は「裁判所や労働委員会、弁護士など法律に携わる者が民事再生やスポンサーと言えば、憲法28条の労働基本権や労働組合法を侵害する行為があっても容認していくことを絶対に許されない。労働委員会闘争をしっかり闘うと共に、年明けには新たな訴訟も準備する。来年も昌一金属闘争が勝利するまで団結を崩さず闘っていく」と闘争方針と決意を表明しました。

「労働者の尊厳を護る闘いを発信しよう」

関生支部・湯川委員長は、日頃の関生支部弾圧への支援に感謝を述べたあと「憲法28条や労働組合法を裁判官が理解していないことから、不当労働行為をしている企業を擁護し、肩を持つような判断が出されている。昌一金属支部は、目先のお金で解決しないと団結を維持して現場行動を継続している。昌一金属支部の労働者の尊厳を護る闘いを広く発信することが重要だ。関生支部は昌一金属闘争に勝利するまで共に闘う」と共に闘う決意を表明しました。

「連帯アピール」

本日の集会デモに駆けつけてくれた仲間からの連帯アピールでは、8.6ヒロシマ大行動実行委員会の宮原事務局長が、8.6暴処法弾圧で長期勾留されていた5名の仲間を12月12日に取り戻したことを報告。そして、この間の支援に感謝を述べたあと、引き続きの支援を要請しました。
若狭の原発を考える会の代表者は「老朽原発を稼働させない闘いに挑んでいる。反原発闘争では、いつも関生の旗が立っている。関生支部弾圧を粉砕しよう」と発言。
関西労組交流センターの赤田事務局長は、「昌一金属闘争が今年のすべてだ。闘争が勝利するまで全力をつくす」と共に闘う決意表明。
日教組奈良市の増田書記長は「反戦闘争を行動で示す」と反戦運動を闘う決意が表明されました。
南大阪平和人権連帯会議議長・全港湾大阪支部の小林委員長は「関生支部弾圧や昌一金属闘争に見られるように、裁判所の異常さが露呈している。先人たちの闘争に学び、勝利するまで闘いを継続しよう。戦争反対と裁判所の異常さに声を上げよう」と行動を提起しました。

「裁判所に対して抗議のシュプレヒコール」

昌一金属支部の西岡副委員長が集会のまとめを提起。そして、西岡副委員長のリードで参加者全員が裁判所に対して抗議のシュプレヒコールで集会は幕を閉じました。

「注目を集めた裁判所包囲デモ」

関生支部・西山執行委員の行動提起を経てデモ行進。デモは、中之島公園駅前広場を出発し、裁判所を一周するコースです。
横断幕を掲げた昌一金属支部、全港湾大阪支部、関生支部の代表者を先頭に、太鼓の軽快なリズムと元気いいデモコールの118人のデモ行進は、裁判所周辺を行き交う市民や職員らの注目を集めました。解散地点で関生支部・武谷副委員長がリードする「団結ガンバロー!」を参加者全員が唱和してデモ行進はお開きとなりました。
昌一金属闘争勝利!関生弾圧粉砕!戦争絶対反対!戦争政策を推進する石破政権を打倒しよう!

加茂生コン事件差し戻し審 無罪判決をを求める署名のよびかけ
加茂生コン事件差し戻し審完全無罪判決を獲得するべく、12月17日から新たに加茂生コン事件署名活動がスタートしました。
京都事件については団体署名でしたが、加茂生コン事件については各地の要望をふまえて個人と団体の2種類の署名活動に取り組むことになりました。
「関西生コンを支援する会」は、署名活動用に加茂生コン事件とはなにかを描いたニュース号外(漫画新聞)を発行しています。
提 出 先:大阪高等裁判所第3刑事部
署名の種類:団体署名と個人署名の2種類
署名用紙は、団体署名 ココをクリック  個人署名 ココをクリック
集約と提出:第1次集約  1月末日
      第2次集役    2月末日
      最終週役      3月末日

送 り 先:〒101ー0062
      東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
      フォーラム平和・人権・環境気付
      関西生コンを支援する会 ホームページ ココをクリック
      TEL:03ー5289ー8222
関西生コン事件 仰天の現場証言~無罪の被告人と兵糧攻めされる業者
【竹信三恵子のホントの話】

デモクラシータイムスで、「関西生コン事件」の解説。刑事裁判で無罪になった二人の組合員と、組合員を雇った、組合員に仕事を出したことを背景にセメントの販売を拒絶され兵糧攻めにあっているセメント製造業者をインタビュー。また、「産業別労働組合」の歴史の経過を詳しく解説。
動画閲覧できます ココをクリック
【MBSラジオがネットで聞けるようになりました】
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
▼Spotify ココをクリック
▼Apple ココをクリック
▼Amazon ココをクリック

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
お問い合わせはコチラ ココをクリック

 

ー 公判予定 ー

2025年1月はありません
関西生コン事件ニュース 109(加茂生コン事件、判決は来年4/17 12/19大阪高裁差し戻し審が即日結審) ココをクリック
関西生コン事件ニュース 101(東京新聞「こちら情報部」) ココをクリック
東京新聞「こちら情報部」

保育園に入れるための就労証明が犯罪? 労組は反社? 逆転無罪が相次ぐ「関西生コン事件」が示す民主主義の危機 ココをクリック

</spa