「昌一金属闘争勝利!5.27決起集会」&港合同・昌一金属闘争「背景資本への責任追及!」

那須電機鉄工株式会社(本社、東京・新宿)の「団交拒否の不当労働行為糾弾!」「労働組合員への選別解雇、労働組合潰しを許さない!」を掲げた港合同・昌一金属闘争が5月27日、港合同・昌一金属支部、全港湾・大阪支部、関生支部の3労組で背景資本の三井住友銀行本店と巴コーポレーションに抗議宣伝行動を展開しました。

「三井住友銀行は適切な指導を行え」

大阪市中央区北浜にある、那須電機鉄工社の大株主である三井住友銀行本店前で宣伝活動を展開。雨がきつかったため、宣伝カーからの宣伝活動に変更しました。昌一金属支部・書記長と関西労組交流センターの女性の仲間が交代でマイクを握り「三井住友銀行は、株主の責任として那須電機鉄工社を指導しろ!」「三井住友銀行は、ビジネスと人権の指導原則を基にした対処を行え」「三井住友銀行は、那須電機鉄工社の労組潰しに加担するのか」などを訴え、昌一金属支部・副委員長と関西労組交流センターの仲間が、沿道を行き交う会社員らにビラを配布しました。三井住友銀行本店前での宣伝活動は、オフィス街を行き交う会社員らに注目を浴びた行動になりました。

「巴コーポレーションは株主としての責任を負え」

続いて、北区天満に移動し、那須電機鉄工社の株主である巴コーポレーション前で宣伝活動を展開しました。昌一金属支部・副委員長と書記長、関生支部・武谷副委員長が交代でマイクを握り、「巴コーポレーションは、株主の責任として那須電機鉄工社を指導しろ!」「巴コーポレーションは、ビジネスと人権の指導原則を基にした対処を行え」などと訴え、関西労組交流センターの仲間が、沿道を行き交う会社員らにビラを配布しました。
大阪市内2ヵ所の行動で、ビラは10枚の配布でした。引き続き、背景資本への責任追及の街頭宣伝を展開します。

「昌一金属闘争勝利!5.27決起集会&デモ」

「那須も昌一も組合潰しを謝罪しろ!解雇撤回!職場に戻せ!」を掲げた「昌一金属闘争勝利!5.27決起集会」(主催、港合同昌一金属支部)が昌一金属社前で開催され、85人の闘う労働者・市民が結集しました。
昌一金属支部・副委員長の司会で集会はスタート。港合同・中村委員長の主催者挨拶に続いて、港地区平和人権連帯会議の小谷事務局長と改憲・戦争阻止!大阪市の赤田事務局長が来賓挨拶。昌一金属支部・木下委員長からは闘争報告と今後の闘争方針が示されました。
そして、昌一金属支部・書記長のリードでシュプレヒコール。参加者全員の怒りの「那須も昌一も組合潰しを謝罪しろ!」「解雇を撤回し職場に戻せ」などのコールが港区福崎周辺に響き渡りました。
集会に駆けつけた仲間からの連帯アピールでは、朝鮮総連西大阪支部に金委員長、全港湾大阪支部の吉馴書記長、関生支部の武谷副委員長、日教組奈良市の西谷知さん、港合同南労会支部の川口委員長から「労働組合潰しは戦争への道だ!」「昌一金属闘争に勝利するまで共に闘う」などと共に闘う決意が表明されました。
昌一金属支部・書記長が集会まとめを提起したあと、「団結ガンバロー!」を参加者全員で唱和してデモ行進に挑みました。
デモ行進は、昌一金属福崎工場を出発し、昌一金属本社前を通り、港区役所までのコースです。旗や幟がはためき太鼓の軽快なリズムと元気いいコールのデモ隊は、港区市岡周辺を行き交う市民らに注目を浴びました。解散地点の市岡西公園で「団結ガンバロー!」を参加者全員が唱和してお開きとなりました。
昌一金属闘争に勝利するまで共に闘おう!解雇と組合潰し、違法行為の事業譲渡に反撃しよう!

※昌一金属闘争とは
昌一金属株式会社(大阪市港区)の民事再生事件において、スポンサーとして名乗りを上げ、裁判所の選定を受けた「那須電機鉄工株式会社」は、東京・新宿に本社を置き、大阪市西淀川区中島に大阪工場を持つ企業。
「民事再生を利用した労働組合潰し」
那須電機鉄工社は、民事再生を利用して、昌一金属福崎工場の土地・建物と事業のみを買収して、工場で働く労働者は子会社の「那須電機商事」に引き継がせ、福崎工場に出向という形をとって、労働条件の大幅な切り下げを行ってきた。
那須電機鉄工社は、当初から労働組合を敵視し、組合役員に「(那須電機では)組合活動はできませんよ」と言い、組合役員を狙い撃ちする大幅な賃金の減額提示、それでも雇用継続を希望すると、最後は面談のリストから組合役員のみを排除するという、選別解雇を行ってきた。これは国鉄分割・民営化で行われた、当時の国鉄組合を潰すめに一旦全員解雇、選別再雇用した手法とまったく同じであり、憲法・労働組合法に違反する不当労働行為そのものだ。
「団交拒否の不当労働行為企業を放置できない」
さらに那須電機鉄工社は、組合からの団体交渉申し入れに対して、「正式な事業譲渡契約を受けていないので、当社では応じられない」と団交拒否してきた。すでに裁判所の選定を受け、雇用継続のための面談を行い、5月1日事業譲渡に向けて那須電機鉄工社から昌一金属社への人員派遣も行われているにも関わらず、まったくおかしな主張だ。
那須電機鉄工社は、面談リストから組合役員を排除して「雇用を断った」ことは認めている。これは意図的に組合役員を排除して組合を潰そうとする行為であり、労働組合として那須電機鉄工社のような悪質な不当労働行為企業を放置することはできない。
那須電機鉄工社(那須電機商事)は、組合潰しの選別解雇・団交拒否を謝罪し撤回せよ!労働組合(港合同・昌一金属支部)と真摯に話し合い、組合役員を全員雇用せよ!雇用を人質にした大幅な労働条件の切り下げをやめろ!
人権問題シンポジウム〈第2弾〉
日 時:2024年6月28日(金) 18:30~20:00
場 所:エルおおさか本館9階9012
テーマ:インターネット上の部落差別~
      鳥取ループ事件からみた人権課題
講 師:高橋 定さん
     (部落解放同盟大阪府連合会書記長)
    中井雅人弁護士
     (大阪労働者弁護団)
資料代:500円
主 催:関西地区生コン支部 人権部
問い合わせ:連帯ユニオン関西地区名生コン支部

06-6583-5546(担当:武谷)
MBS(毎日放送)映像’24「労組と弾圧」がギャラクシー賞奨励賞を受賞しました。
5月31日、受賞式のようす ココをクリック
【MBSラジオがネットで聞けるようになりました】
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
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関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック

第26回ソウル人権映画祭で上映されました。 ココをクリック
6月13日から開催される、第26回ソウル人権映画祭(ソウルマロニエ公園一帯)。
14日(金)に『ここから「関西生コン事件」とわたしたち』が上映されます。英語・韓国語・字幕、韓国手話付き。全22作品を上映。

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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関西生コン 作られた「反社」労組の虚像【竹信三恵子のホントの話】
デモクラシータイムスで組合員の苦悩、決意を竹信三恵子さんが詳しく紹介されています。
動画 動画閲覧できます ココをクリック

ー 公判予定 ー

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関西生コン事件ニュース 101(東京新聞「こちら情報部」) ココをクリック
東京新聞「こちら情報部」

保育園に入れるための就労証明が犯罪? 労組は反社? 逆転無罪が相次ぐ「関西生コン事件」が示す民主主義の危機 ココをクリック

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