全国労働組合交流センター第29回全国総会

全国労働組合交流センター第29回全国総会が2月5日、東京・すみだ産業会館で開催され、全国から多くの闘う労働者が結集しました。

「全国労組交流センターの組織を拡大する」

木下代表の開会宣言で総会は開会。木下さんは「コロナ禍のなか、全国から結集した総会では、この1年間の闘いを総括し、2022年の闘いの方針を確立しよう。全国各地では、全国労組交流センターの仲間の集会、デモが開催されている。この闘いで岸田政権を粉砕しよう。米日による中国侵略戦争が進められているなかでの関生弾圧だ。また、重点課題の沖縄闘争では、闘う労働組合の団結と行動で闘おう。動労千葉、関生支部が組織を拡大し、若い執行部を確立した。全国労組交流センターの組織を拡大する」とあいさつしました。

「階級的労働運動を生涯闘ってきた先輩に黙祷」

沖縄労組交流センター・初代代表で、階級的労働運動を軸に、沖縄基地反対闘争をはじめとする反戦闘争を先頭に立ち闘ってきた牧志康彦さんの逝去にさいして、木下代表の号令で黙祷を捧げ、牧志先輩の闘いを引き継ぐことを参加者全員で確認しました。

「戦時体制の粉砕に、団結と連帯で共に闘おう」

資格審査委員選出、資格審査発表、総会成立宣言。続いて、議事運営委員を選出し、議長団が選出され登壇しました。
来賓のあいさつでは、星野文昭さんを取り戻そう・星野代表から「星野国賠訴訟の勝利をめざして闘う」。改憲・戦争阻止大行進の森川弁護士が「戦時体制を打ち破るために、団結と連帯で共に闘おう」と決意表明と行動提起がされました。

「この間の成果は全国の仲間の支援行動によるもの


関西生コン支部・武谷書記次長から闘争報告。武谷書記次長は、日頃の関西生コン支部弾圧への物心両面にわたる支援に感謝を述べた後「昨年の定期大会で湯川新委員長新体制を確立し、組織拡大、加茂生コン事件の無罪判決など多くの成果を勝ち取った。この成果は全国労働組合交流センターの仲間の支援行動によるものであり、全国の仲間には感謝しかない。大阪広域生コン協組の労働組合つぶしと、資本・権力による産別運動つぶしの弾圧を粉砕し、関生産別運動の再建に向けて、勝利するまで闘う。最終的には、ストライキをはじめとする大衆行動で決着をつける。引き続き、ご支援をお願いする」と報告と闘う決意が表明されました。

「新年度の運動方針案」

飯田事務局長から、2022年度運動方針案が提起されました。飯田事務局長は「①2021年の闘いの総括。②とりまく情勢。③2022年の闘いの基調。④2022年の闘いの方針」を詳細にわたって提案しました。
2021年度決算報告、2022年度予算案提案、会計監査報告に続いて、討論に入りました。

「全国の仲間の活発な討論」

2日間にわたる討論では、全国の仲間の闘争や成果が報告され、新たな闘争方針が示されるなど活発な議論になりました。
田中代表が答弁と総括したあと、2022年度運動方針案と予算案、決議案を満場一致で採択。常任運営委員、全国運営委員の選出に続いて、議長団を解任。最後に、総会参加者全員が「団結がんばろう」を唱和して総会はお開きになりました。
全国労働組合交流センターの組織拡大と階級的労働運動の前進をめざして共に闘いましょう。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目
労働運動を〈犯罪〉にする国「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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関西生コン事件ニュース No.69 ココをクリック
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2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み)

1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。
そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。
業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。
迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 : プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】
竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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