本年7月24日、関西地区生コン支部(関生支部)は藤原生コン運送株式会社(長濱満久社長)による不当労働行為について、大阪府労働委員会に対して「不当労働行為救済申立」を行いました。

円満な労使関係が・・・

2016年11月、藤原生コン運送㈱と関生支部は、組合が推薦する組合員を2017年3月21日付で茨木営業所の正社員とする、会社(茨木営業所)が保有するミキサー車21台中10台を組合枠とする内容の協定書を締結。同協定に基づいて、2017年3月21日付で1名が正社員となりました。
その後、同年5月には運転労および自運労に所属し、藤原生コン運送㈱茨木営業所で就労していた日々雇用労働者計7名が関生支部に移行。組織移行した後も同営業所から北口商店やタイコー枚方工場で製造される生コンを輸送していました。
現在、藤原生コン運送㈱茨木営業所には、正規雇用されている関生支部の組合員1名および日々雇用の組合員7名が就労しています。他に、正規雇用されている生コン産労の組合員、生コン産労および自運労の日々雇用組合員、関生支部朝日分会の組合員が就労しています。

就労日数に大きな差!

本年1月以降、同営業所で日々雇用され、北口商店・タイコー枚方工場で製造される生コンを輸送する労働者のうち、関生支部の組合員とそれ以外の労働者の間で就労日数において差が生じ始め、5月からは誰の目にも明らかなほど大きな格差が見られるようになりました。

断交すら拒否する会社 明白な不当労働行為!

これに対し、関生支部は組合員に対する差別の改善について団体交渉を申し入れましたが、会社はこれを拒否。よって、7月24日に大阪府労働委員会へ不当労働行為救済申立を行ったのです。労働委員会では私たちの主張が認められることでしょう。

背景には大阪広域協の関生潰しの攻撃が

この不当労働行為が発生した背景には大阪広域協組4悪人(木村理事長・地神副理事長・大山副理事長・矢倉副理事長)による関生支部潰しの攻撃があります。
藤原生コン運送㈱が生コンを輸送する北口商店やタイコー枚方工場は大阪広域協組に加盟しています。大阪広域協組4悪人は「連帯系」と決めつけた企業に対する出荷割付差別や取引差別を実行してきました。会社はそれを理由に、「北口商店、タイコーの意向があり、関生支部に所属する労働者は就労させない」と言明してきたのです。

本質は会社の組合潰し 徹底的に闘い抜く決意

しかし、問題の本質は、藤原生コン運送㈱が大阪広域協組による関生支部潰しの攻撃に便乗し、この機会に同社に存在する関生支部の分会を排除しようとしているということです。いくら大阪広域協組や取引先の生コン工場の指示があったとしても、不当労働行為を正当化できるはずがありません。私たちはこうした卑劣な攻撃を断じて許しません。
組合員の権利を守り、発展させるため、労働委員会で会社による不当労働行為を明らかにするとともにあらゆる合法的手段を用いて藤原生コン運送㈱と徹底的に闘います。