能登半島地震被災地で見たもの
中央本部・小谷野書記長の要請で、5月24日から26日まで、石川県能登地震被災地を支援の行動するために私と赤川執行委員2名が参加しました。
炊き出し用の食材を積み込み七尾市へ
第3次能登地震被災訪問ということで、こぎつねの家と一般社団法人Colabo(コラボ)の協賛で5月24日に大阪から東京に移動。新宿での抗議行動に参加してから、八王子に移動して炊き出し用の食材などを積込みました。辛淑玉氏から今回の震災被災地訪問の説明を受けました。
激震地に近づくほど倒壊した家屋が増え
5月25日の早朝6時に八王子を出発し約400キロ離れた石川県の七尾市へ。高速道路を降りて向かう道中では、車窓から見える景色が、七尾市に近づくにつれてブルーシートで覆われた家々が目につくようになり、屋根瓦が崩れたり、少し傾いた家が多くなり、激震地の被災地に近づけば近づくほど、人の気配は少なくなり、ブルーシートで覆われた家屋や原型をとどめていない家や、1階が押し潰されて2階だけの建物を見ながら、その悲惨な光景にため息と言葉にならないものがこみ上げてきました。
七尾市まで、約7時間の道のり。宿舎に到着後、Colaboの仲間と合流し、炊き出し2ヵ所の食材などの仕分け作業や食事会(炊き出し)の注意事項の説明を終えて歓迎食事会。深田さんご夫妻と園部さんが、美味しい料理を振る舞ってくれました。
26日の早朝、乗光寺(珠洲市飯田町)はColaboチーム、正福寺(珠洲市若山町)は私たちのチーム。私たち正福寺チームは、辛淑玉氏(こぎつねの家代表)、深沢潮氏(作家)、高橋秀明氏(のりこえネット)、園部公雄氏(山形平和運動センター)、深田純子氏、太田謙二氏(ぴよぴよ団)と全日建2名、8名の参加になりました。
七尾から目的
地に向かう珠洲市への道中では、道
路に生じた地割れ、住宅の倒壊、山々の地滑りなどひどい風景が目に写りました。およそ80キロを2時間かけ移動し正福寺に到着。本堂こそ被害は無かったようでしたがお寺の鐘が傾き、駐車場に向かう道路は地割れしたままだったのが印象的でした。
今回の食事会は、参鶏湯(サムゲタン)、コムタムスープにご飯(おじやみたいなもの)、キムチを用意。そのほかにはパン、シャツ、紙おむつ、ローソクなどを準備しました。
11時を過ぎるころ住民の人たちもちらほら駆けつけ11時30分のスタートには、食事を段取りする場所に近隣の住民たちが列をつくり、約1時間でこの日用意したもの全てが完売しました。
食事会に参加された人たちは親子で参加してくれましたが、子どもが少なく、大半は高齢の女性と若干高齢の男性でした。ほとんどの人たちは、家に持ち帰って食べたようですが、お寺のなかで食事をした少数の人たちは、ぴよぴよ団の演奏などもあり、今回の食事会は大成功だったと思います。
悪路や迂回などで泣く泣く断念した
その後は、辛淑玉氏ら数名で笹波へ現地の人たちと支援物資を届けに行きました。しかし、道路状況はこれまでよりさらにひどく、地割れや迂回で地道が続き、通行止めが多く困難なことから、目的地に行くことを泣く泣く断念しました。
七尾の宿へ帰る道中で、ゴジラの岩という絶景ポイントを見学したときに、地元の人に「岩肌が白くなっているのがわかりますか?」と聞かれ少し考えていると、今回の地震で水面が上がったことで白くなったそうで、漁師が船を出すことが困難になってきていることやこの時期は田植えの時期なのに水が引かず手つかずの田畑が多いことを聞きました。
地元で育った方の実家を訪問したときは、自宅は全壊で水道も家の周りまでは開通していますがそこから先は自らが水道管を修理しなければ使用できない状態を目にしました。日本は、地震が多く発生し阪神淡路大震災、東日本大震災、今回の能登と地震災害は続いていますが、年々に復興のスピードが遅れてきているように感じました。
私たちが納めている税金はいったいどこに使われているか?大量の武器を買いまくり、戦争に向けての大増税で人々を苦しめ、災害が襲っても助けない、復興支援など全く考えない、本当にこの国は、震災被災地を見捨てているということを、自分の目で現地を見て強く感じました。
今回の災害ボランティア活動に参加して、食事会に参加してくれた住民の方々から「美味しかったよ」「ありがとう」という言葉をもらい、食事を持って帰るときの笑顔を見ると、本当にやってよかった参加してよかったと、この間の疲れが吹き飛ぶくらい充実感を感じました。
このような貴重な体験を今後の組合活動に結びつけていくことが重要だと深く感じるとともに再び復興支援に参加したいと感じました。
ストライキを背景にした要求は恐喝?!
連帯ユニオン関生支部・湯川委員長への懲役10年求刑を許すな!!
日 時:2024年7月13日(土)13:00~
場 所:エルおおさか南館5Fホール
◆パネルディスカッション
パネラー
吉田 美喜夫 (立命館大学名誉教授)
竹信 三恵子 (ジャーナリスト)
望月 衣塑子 (東京新聞記者)
大石 あきこ (れいわ新選組衆議院議員)
木村 真 (豊中市議会議員)
久堀 文 (弁護士)
片田 真志 (弁護士)
渋谷 有可 (弁護士)
小林 勝彦 (全港湾大阪支部・執行委員長)
コーディネーター
細野 直也 (関西地区生コン支部・書記長)
主 催:全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
共 催:労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会・大阪
労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会
労働組合つぶしを許さない兵庫の会
お問合せ:連帯ユニオン 06-6583-5549 ビラPDFココをクリック
国連ビジネスと人権作業部会による訪日調査報告書が示した課題(その3)-労働の権利
国連「ビジネスと人権」に関する作業部会(以下、作業部会)が5月28日に国連のウェブサイトに公表した訪日調査報告書の内容を紹介するシリーズ「その3」では、「テーマ別懸念事項」でとりあげられた「労働の権利」として3つの課題に関して焦点をあてます。詳しくはココをクリック
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
▼Spotify ココをクリック
▼Apple ココをクリック
▼Amazon ココをクリック
関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
第26回ソウル人権映画祭で上映されました。 ココをクリック
6月13日から開催される、第26回ソウル人権映画祭(ソウルマロニエ公園一帯)。
14日(金)に『ここから「関西生コン事件」とわたしたち』が上映されます。英語・韓国語・字幕、韓国手話付き。全22作品を上映。
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
お問い合わせはコチラ ココをクリック
ー 公判予定 ー
7月はありません |
|
---|