7.13反弾圧シンポジウム

ストライキを背景にした要求は恐喝?連帯ユニオン関生支部・湯川委員長への懲役10年求刑を許すな!「7.13反弾圧シンポジウム」(主催、関生支部)が7月13日、エルおおさか南館ホールで開催され、223人の労働者・市民・学生が結集しました。

「労働組合に対する弾圧を跳ね返す運動を構築していこう!」

シンポジウムは、司会者の開会宣言に続いて、関生支部・湯川裕司委員長の主催者挨拶。湯川委員長は、「産業別労働運動を展開する関生支部への権力弾圧は、関生支部だけに限らず原則で闘う労働組合におよぶものだ。本日のシンポジウムでは、弾圧の背景や本質を学び、労働組合に対する弾圧を跳ね返す運動を構築していこう」と問題提起しました。

「パネルディスカッション」

パネルディスカッションは、吉田美喜夫さん(立命館大学名誉教授)、竹信三惠子さん(ジャーナリスト)、望月衣塑子さん(東京新聞記者)、大石あきこさん(れいわ新選組衆議院議員)、木村真さん(豊中市議会議員)、片田真志さん(弁護士)、久堀文さん(弁護士)、渋谷有可さん(弁護士)、小林勝彦さん(全港湾大阪支部委員長)がパネラーとして登壇。関生支部・細野直也書記長のコーディネーターで進行しました。

「京都事件とはどのような事件か?また、検察の論告求刑に対する分析と批判」

第1に、「京都事件とはどのような事件か?また、検察の論告求刑に対する分析と批判」について、片田弁護士がベストライナー・近畿生コン事件を、渋谷弁護士が村田建材事件のあらましと本質、論告求刑に対する批判をパワーポイントを使って、詳細にわたり話しました。
久堀弁護士は、村田建材事件(加茂生コン事件)の差し戻し審の報告と検察側意見書に対する批判を詳細に記したレジメを示して述べました。
3人の弁護士の話を踏まえて、吉田さん、竹信さん、望月さん、小林さん、木村さんがそれぞれコメントしました。

「大津1次事件について」

第2に、大津1次事件について、久堀弁護士が大津1次事件のあらましと本質、一審判決に対する批判を話したあと、竹信さん、吉田さん、望月さん、大石さん、片田さんがコメントしました。

「和歌山事件の無罪判決を京都事件にどう活かすか」

第3に、和歌山事件の無罪判決を京都事件にどう活かすかについて、久堀弁護士が和歌山広域協組事件のあらましを話したあと、大阪高裁判決が関生支部の産別運動を認めた憲法28条の団結権等の保障や労組法1条2項を適用する正当行為などの意義を詳しく述べました。そのあと、吉田さんをはじめ各パネラーからコメントがありました。

「実刑判決を阻止するための世論づくり」

第4に、実刑判決を阻止するための世論づくりについて、登壇しているパネラー全員から学者、メディア、議員、労働組合の立場からコメント・訴えがされました。
そして、大阪広域生コン協組のいやがらせや、圧力と果敢に闘う生コン企業の経営者の報告と決意が表明されました。最後に、服部恭子さん(労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会)の閉会挨拶でシンポジウムは幕を閉じました。
※シンポジウムの詳細は、関生支部機関紙「くさり」で紹介します。

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