お勧め映画紹介 「Mommy」 二村 真弘 監督
<解説>
1998年に日本中を騒然とさせた和歌山毒物カレー事件を多角的に検証したドキュメンタリー。
1998年7月、夏祭りで提供されたカレーに猛毒のヒ素が混入し、67人がヒ素中毒を発症、小学生を含む4人が死亡する事件が起こった。犯人と目されたのは近所に住む林眞須美で、凄惨な事件にマスコミ取材は過熱を極めた。彼女は容疑を否認しており、2009年に最高裁で死刑が確定した後も獄中から無実を訴え続けている。
最高裁判決に異議を唱える本作では、当時の目撃証言や科学鑑定への反証を試み、保険金詐欺事件との関係を読み解いていく。さらに、眞須美の夫・健治が自ら働いた保険金詐欺の実態を語り、確定死刑囚の息子として生きてきた浩次(仮名)が、母の無実を信じるようになった胸の内を明かす。
監督は、「不登校がやってきた」シリーズなどテレビのドキュメンタリー番組を中心に手がけてきた二村真弘。
<感想>
公開2日目の8月4日(日)、連れ合いと一緒に第七藝術劇場で観てきました。
午前中の上映終了後に映画監督と林眞須美さんの長男の舞台挨拶とサイン会があったからか、午前中は満席で予約不可。夕方からの上映もすでに座席は満席でしたので悩みましたが、立ち見でもいいから観ようということになり予約し、鑑賞してきました。
映画の感想としては、事件発生後、テレビなどで連日報道され、報道陣に向かってホースで水をまく眞須美さんの姿を見たり、過去にヒ素を使った保険詐欺をして億単位の保険金をだまし取っていた情報を聞き、当時は林眞須美さんが犯人だと疑うことなく信じていました。この映画を観ても絶対に冤罪だと言い切れるかというとグレーにも思えます。
ただ、保険詐欺は大金が舞い込んできますが、毒入りカレーで大量殺人をしても林眞須美さんや家族には何のメリットもありません。そう考えると、私も当時は情報操作をされ洗脳されていたのだと思いました。
2009年に死刑が確定した林真須美さんは無実を訴え続け、2024年2月5日に3度目の再審請求を申請したそうです。
多くの犠牲者が出ている悲惨な事件です。だからこそ、遺族や被害者のためにも、誰が本当の犯人なのかを再度、真相究明して欲しいです。そして本当に冤罪ならば、当時の印象だけで逮捕され26年もの長期拘留され、死刑執行を恐れながら暮らす日々から早く解放してあげて欲しいです。
デモクラシータイムスで、「関西生コン事件」の解説。刑事裁判で無罪になった二人の組合員と、組合員を雇った、組合員に仕事を出したことを背景にセメントの販売を拒絶され兵糧攻めにあっているセメント製造業者をインタビュー。また、「産業別労働組合」の歴史の経過を詳しく解説。
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国連ビジネスと人権作業部会による訪日調査報告書が示した課題(その3)-労働の権利
国連「ビジネスと人権」に関する作業部会(以下、作業部会)が5月28日に国連のウェブサイトに公表した訪日調査報告書の内容を紹介するシリーズ「その3」では、「テーマ別懸念事項」でとりあげられた「労働の権利」として3つの課題に関して焦点をあてます。詳しくはココをクリック
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
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関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
第26回ソウル人権映画祭で上映されました。 ココをクリック
6月13日から開催される、第26回ソウル人権映画祭(ソウルマロニエ公園一帯)。
14日(金)に『ここから「関西生コン事件」とわたしたち』が上映されます。英語・韓国語・字幕、韓国手話付き。全22作品を上映。
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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