大阪兵庫生コン経営者会に加盟する今栖産業㈱は大阪広域協組からの圧力によってセメント供給がストップされましたが、大阪地裁に対して仮処分申立を行ったところ、セメント供給が再開されました。
本年6月下旬、今栖社は取引契約を締結していたセメント販売店から突然、セメント供給を停止すると通知されました。今栖社とこの販売店はセメント供給に関して売買契約を締結しており、一方的な取引停止は明確な違反行為となります。また、今栖社にとって原材料の供給停止は死活問題であることから、この件に関して本年7月4日にこの販売店に対し、「セメント供給停止の無効」を訴える仮処分の申立を大阪地裁に行いました。
今回、セメント供給が突然停止された背景には大阪広域協組4悪人の策動があります。彼らはこの販売店に対して「今栖社に対してセメント供給を行うなら、大阪広域協組から支払われる報奨金の支払いを停止する」と圧力をかけていたのです。
毅然とした対応でセメント供給再開
これに対して今栖社は毅然と対応しました。圧力に屈することなく、大阪広域協組の行う行為の不当性を法的に明らかにするため仮処分を申し立て、それによってセメント供給が再開されたのです。
本年6月21日にティーワイケイ高槻生コン㈱に対する仮処分命令が出て以来、大阪広域協組4悪人が行う策動は次々に破綻。その流れは日増しに強くなっています。
大阪広域協組4悪人による策動は次々に破綻し、強固に見えたその支配体制は綻び、瓦解へと向かっています。その大きなきっかけとなったのはティーワイケイ高槻生コン㈱による仮処分裁判です。
本年6月21日、大阪地裁は、大阪広域協組がティーワイケイ高槻生コン㈱に対して行った「除名」決議が無効であること、また「連帯労組と一緒になり協組の事業を妨害した」と言って生コンの割り付けを減らした行為は不当であるとしてただちに是正するよう命令をくだしました。
その後、7月3日には大阪広域協組が関生支部に対して行っていた仮処分を取り下げ(実質上の大阪広域協組敗訴)、さらに、7月5日にはティーワイケイ高槻生コン㈱が大阪広域協組に対して仮処分命令に従うよう間接強制を申し立てています。
そして、7月15日には渡邊臥龍こと渡邊昇が逮捕されたことに関連し、和歌山県警が大阪広域協組・西日本建設関連オーナー会を家宅捜索しました。
また、7月17日には大阪広域協組組合員企業である㈱ワールドの下請け運送企業に対する一方的な契約打ち切りが裁判所で断罪。不当な運送契約打ち切りを無効とし、㈱ワールドに対して同社が出荷する生コンを㈱コーイキリース以外のものに委託してはならないとの決定がくだされたのです。
このように、大阪広域協組の内外で4悪人が主導して行ってきた行為の不当性が次々に明らかになっています。それとともに、これまで言われるがままに4悪人に従ってきた協組員もようやく異議申し立てを始めました。