こどもの権利に関する条例の制定を求めて運動を
国連は、子どもの基本的人権を国際的に保障すると定めた「子どもの権利条約」(児童の権利に関する条約)を1989年11月20日に採択しました。
「子どもの権利条約」
「子どもの権利条約」は、すべての子どもの権利を保障することとし、18歳未満を子どもと定め、大人と同様に様々な権利の主体であることを認めたのです。保護が必要な子どもならではの権利を定め、❶差別の禁止❷子どもの最善の利益❸生命、生存および発達に対する権利❹子どもの意見の尊重を4つの原則としています。
現在までに、日本も含め196の国と地域が締約しています。国連で採択された11月20日は「世界こどもの日」としています。
「小学生サミット」
富田林市で暮らしている子どもたちが、「国連・子どもの権利条約」について考えたことを発表する「小学生サミット」が「世界こどもの日」とさている11月20日、富田林市議会で開かれました。
富田林市は「こどもの権利に関する条例」づくりを進めています。この条例づくりでは「子どもたちの意見を反映させる」ことを重きに置いています。富田林市の小学生サミットでは「条約で大切にしたい権利とその理由」をテーマに、富田林市内にある16の小学校の代表が意見を出し合いました。
「差別の禁止」
子どもの権利条約は、前文と54の条文があります。このなかの「差別の禁止」を掲げた条文について取り上げた小学生は、この条文によって「悪口や仲間はずれがなくなることにつながる」と説明しました。
「戦争から守られる権利」
また、別の小学生からは、ウクライナやパレスチナなどで続いている戦争状態について、「戦争から守られる権利」を定めた条文を示して「子どもを全力で守ってほしい」と訴えました。
「休みや遊ぶ権利」
さらに、別の小学生は「休みや遊ぶ権利」を示す条文を挙げて「休みたいのに無理やり勉強させられている子どもがいるかも」との意見を出しました。そして、「体育館にエアコンがなく熱中症の危険性がある」と、学んだり遊んだりしやすい環境づくりを求める声もありました。
「子どもの権利条約は、大人と同じ権利の主体」
子どもの権利条約を締約した国は、子どもの権利を守るための法律をつくったり、政策を実行したりすることが求められます。また、定期的に国連子どもの権利委員会が締約国の取り組み状況を報告します。そしてに、国連子どもの権利委員会は改善点について締約国に勧告しなければなりません。
日本は1994年に子どもの権利条約を批准。世界で158番目でした。そして、児童虐待や子どもの貧困をめぐる法律の立法や改正を経て、2022年に子ども施策に関する理念を包括的に定めた「こども基本法」が成立しました。「こども基本法」は、子どもの権利条約の精神に則り、すべての子どもが権利を守られ、幸福な生活が送ることができる社会をめざしています。
「こどもの権利に関する条例制定に向けて」
富田林市で開かれた「小学生サミット」は、子どもの権利条約の4つの原則を実践しています。この取り組みを活かした「こどもの権利に関する条例」の制定が期待されます。
私たち労働組合も、国連子どもの権利条約を実効性のあるものにするために、各自治体による「こどもの権利条例」の制定に向けて学習し、現場で実践することが必要ではないでしょうか。子どもの権利をはじめすべての人権を守る運動を展開しましょう!
加茂生コン事件差し戻し審完全無罪判決を獲得するべく、12月17日から新たに加茂生コン事件署名活動がスタートしました。
京都事件については団体署名でしたが、加茂生コン事件については各地の要望をふまえて個人と団体の2種類の署名活動に取り組むことになりました。
「関西生コンを支援する会」は、署名活動用に加茂生コン事件とはなにかを描いたニュース号外(漫画新聞)を発行しています。
提 出 先:大阪高等裁判所第3刑事部
署名の種類:団体署名と個人署名の2種類
署名用紙は、団体署名 ココをクリック 個人署名 ココをクリック
集約と提出:第1次集約 1月末日
第2次集役 2月末日
最終週役 3月末日
送 り 先:〒101ー0062
東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
フォーラム平和・人権・環境気付
関西生コンを支援する会 ホームページ ココをクリック
TEL:03ー5289ー8222
労働組合活動を犯罪扱いさせてはなりません
「京都事件」は、ベスト・ライナー、近畿生コン、加茂生コンの3つの事件(労働争議)を併合審理する刑事裁判です。労働争議の解決金を受領したことが「恐喝」とされています。
争議解決にあたって、会社側に解雇期間中の未払い賃金、雇用保障、組合の闘争費用などを解決金として支払わせることは、裁判所や労働委員会でも当然の実務として定着しています。ところが、警察・検察は、関生支部は労働組合を名乗る反社会勢力で、金銭目当てで活動してきたそんなストーリーで前代未聞の事件を仕組んだのです。
企業の団結権侵害に対する抗議行動や団体行動を犯罪扱いする警察・検察の暴挙を許せば、憲法28条が保障した労働基本権がなかった時代への逆戻りです。裁判所は毅然たる姿勢で無罪判決を出すべきです。すべての労働組合のみなさまに署名活動へのご協力をよびかけます。
署名活動の実施要領
提 出 先:京都地方裁判所第2刑事部
署名の種類:団体署名を実施します(個人署名ではありません)
署名用紙は、 ココをクリック
集約と提出:第1次集約 9月末日(10月中旬提出)
第2次集役 10月末日(11月中旬提出)
最終週役 11月末日(12月中旬提出)
送 り 先:〒101ー0062
東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
フォーラム平和・人権・環境気付
関西生コンを支援する会 ホームページ ココをクリック
TEL:03ー5289ー8222
ー 報告 ー
12月19日、京都事件の無罪判決を求める署名994団体分を京都地裁第2刑事部に提出した。署名提出には京滋実行委員会共同代表の稲村守さん、きょうとユニオンの服部恭子さん、弁護団の永嶋靖久弁護士が同行した。(写真)総選挙があり集約が遅れていたが、この日提出したのは第2次集約分。このほか約500団体分が届いており、12月末日で締め切り年明け早々にも提出する予定。
ご協力いただいた団体の方にお礼申し上げます。
【竹信三恵子のホントの話】
デモクラシータイムスで、「関西生コン事件」の解説。刑事裁判で無罪になった二人の組合員と、組合員を雇った、組合員に仕事を出したことを背景にセメントの販売を拒絶され兵糧攻めにあっているセメント製造業者をインタビュー。また、「産業別労働組合」の歴史の経過を詳しく解説。
動画閲覧できます ココをクリック
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
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関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
第26回ソウル人権映画祭で上映されました。 ココをクリック
6月13日から開催される、第26回ソウル人権映画祭(ソウルマロニエ公園一帯)。
14日(金)に『ここから「関西生コン事件」とわたしたち』が上映されます。英語・韓国語・字幕、韓国手話付き。全22作品を上映。
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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ー 公判予定 ー
12月はありません |
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