関西ゼネラル支部「6.6争議分会決起集会」

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すべての争議に勝利することを掲げた「6.6争議分会決起集会」(主催、連帯ユニオン・関西ゼネラル支部)が6月6日、北区民センターで開催され、57人の闘う仲間が結集しました。

「闘争を総括し、新たな方針を立てよう」

関西ゼネラル支部・小見書記次長の司会で集会はスタート。小見書記次長「本日は、この間の、それぞれの現場闘争を総括し、新たな方針を確立して実践するための集会にしよう!」と開会宣言。

「現場の行動によって闘いに勝利する」

関西ゼネラル支部・大橋副委員長が開会挨拶。大橋副委員長は、本集会に参加した仲間に感謝を述べたあと「労働組合への弾圧が頻繁しており、関生弾圧は典型的だ。スラップ訴訟をおこすなど使用者が労働組合の現場行動を制限する事案が多い。当たり前の労働組合活動が弾圧されることを許してはいけない。関西ゼネラル支部はこの間、関生支部と一緒に現場行動を展開してきたことで、現場の行動によって闘いに勝利することを学んだ。ワールドリンク闘争をはじめ、すべての争議は実力を行使して解決する。仲間のみなさんには行動に駆けつけて欲しい」と行動提起しました。

「共に闘う連帯挨拶」

本集会に駆けつけてくれた仲間からの連帯挨拶。関西ネット代表できょうとユニオンの笠井さんは「関西ネットは、大阪、奈良、京都、滋賀のコミュニティと共同行動をしている。それぞれの団体が協力し合って行動することが重要だ。舐めている経営側に仲間の支援で目に物言わせよう。本日の集会には励まされる。共に闘おう」。
おおさかユニオンネットワークの西山代表は「本日の決起集会は、今の時代にふさわしいものだ。一昔前、春闘時期にはストライキが頻繁に闘われていた。だからこそ、現場で闘う労働組合が必要だ。パナソニックや日産自動車の合理化を現場で闘うことが求められている。私たちの結集軸で闘うしかなく行動によって勝ち取ることが重要だ。ユニオンネットも連帯して行動で闘う」。
関生支部の木村副委員長は「関生支部弾圧の闘いの支援に感謝する。大阪広域生コン協組と連携した警察、検察の関生支部潰し、関生支部弾圧を跳ね返す闘いに挑んでいる。関生支部は産業別労働組合であることから企業の枠を越えて労働者の条件を向上させていく。勝利を目指してみなさんと共に闘う」。

「争議分会からの闘争報告と決意表明」

本集会のメインである争議分会からの闘争報告と決意表明では、ワールドリンク分会、優雅会・有馬整形外科分会、奏パートナーズ分会、コスモス分会、シバタ工業分会、日正運輸分会の代表者が登壇し、この間の闘争報告と今後の闘争方針を示しました。そして各分会の代表者は、勝利するまで闘い続ける決意を表明しました。

「権利侵害を一掃する闘争宣言」

権利侵害を一掃する闘争宣言が、関西ゼネラル支部の兼清書記長から提起され、参加者全員が満場一位で採択しました。
続いて、なかまユニオンの代表者から、6.28神明会抗議デモの行動が提起されました。

「一人では闘えないが、スクラムを組めば闘える」

関西ゼネラル支部の争議に発展するかもしれない分会が登壇、京都府住宅供給分会、アイエヌジー分会、パナソニック分会の代表者が闘争報告と今後の闘争方針を示しました。
パナソニック分会代表者の「一人では闘えないが、スクラムを組めば闘える」という発言が印象的でした。

 

「勝利を目指して共に闘う」

関西ゼネラル支部の福嶋副委員長が本集会のまとめ。福嶋副委員長は、この間の闘争の成果と課題を話したあと「現場の行動で闘い勝利するために、みなさんと共に闘う」と行動提起しました。
最後に、関西ゼネラル支部の西島執行委員がリードする「団結ガンバロー!」を参加者全員が唱和して集会は幕を閉じました。
すべての争議を現場行動で闘い勝利しよう!

真相はこれだ!関生事件 無罪判決!【竹信三恵子の信じられないホントの話】20250411【デモクラシータイムス】

ご存じですか、「関西生コン」事件。3月には、組合の委員長に対して懲役10年の求刑がされていた事件で京都地裁で完全無罪判決が出ました。無罪判決を獲得した湯川委員長と弁護人をお呼びして、竹信三恵子が事件の真相と2018年からの一連の組合弾圧事件の背景を深堀します。 今でも、「関西生コン事件」は、先鋭な、あるいは乱暴な労働組合が強面の不法な交渉をして逮捕された事件、と思っておられる方も多いようです。しかしそうではありません。企業横断的な「産別組合」が憲法上の労働基本権を行使しただけで、正当な交渉や職場環境の改善運動だったから、強要や恐喝など刑事事件には当たらないものでした。裁判所の判断もこの点を明確にしています。では、なぜ暴力的組合の非行であるかのように喧伝され、関西全域の警察と検察が組織的に刑事事件化することになったのか、その大きな背景にも興味は尽きません。 tansaのサイトに組合員お一人お一人のインタビューも連載されています。ぜひ、どんな顔をもった、どんな人生を歩んできた人たちが、濡れ衣を着せられ逮捕勾留されて裁判の法廷に引き出されたのかも知っていただきたいと思います。
動画閲覧できます ココをクリック

増補版 賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国

竹信三恵子 (著) 旬報社 – 2025/1/30

勝利判決が続く一方で新たな弾圧も――
朝⽇新聞、東京新聞に書評が載り話題となった書籍の増補版!関生事件のその後について「補章」を加筆。
1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけだ。そんな中、関西生コン労組は、労組の活動を通じて、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も、実現した。そこへヘイト集団が妨害を加え、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合潰しが行なわれているのか。迫真のルポでその真実を明らかにする。初版は2021年。本書はその後を加筆した増補版である。
◆主な目次
  はじめに――増補にあたって
  プロローグ
  第1章 「賃金が上がらない国」の底で
  第2章 労働運動が「犯罪」になった日
  第3章 ヘイトの次に警察が来た
  第4章 労働分野の解釈改憲
  第5章 経営側は何を恐れたのか
  第6章 影の主役としてのメディア
  第7章 労働者が国を訴えた日
  エピローグ
  補章 反攻の始まり
  増補版おわりに

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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ー 公判予定 ー

6月26日    国賠裁判      東京地裁    

14:00~