「威力業務妨害・大津協事件(大津地裁)」
連帯ユニオン関西地区生コン支部への権力弾圧をめぐる公判が6月3日、大津地裁で開かれました。当日の公判は、威力業務妨害・大津協事件の証拠調べ証人尋問です。
公判終了後、弁護団代表・中井弁護士に本公判の解説と今後の方針などを述べていただきました。
「中井弁護士のまとめ(抜粋)」
本日は(証人)尋問が2つあった。午前中は、セキスイの下請けの下請けの現場の人で、2月25日の出来事を証言した。
この人は、分離された裁判の証人なので今回の3人には知ったことではないが、「共謀」と主張しているので、しっかりやらなけらばならない。
誠実な証人であった。(証人は証言で)法令違反も認めていたし、条件違反も道路が汚れていたことも認めていた。違反も改善した(と証言した)。
午後からの証人は(検察側は)何をしたかったのか?主尋問では、何を聞きたかったの?(傍聴席の)みなさんも(疑問を)感じたのではないか。弁護団もこの証人はいらないと言えばよかったが、調書がいっぱいあって捌ききれないところもあった。でも、反対尋問はよかったのではないかと思う。
次に映像の証拠、別のグループ(副委員長たち)は、まだ出していないが、我々のグループ(本公判の3人)としては、戦略的に見てもらった方がよい。証人尋問と近いタイミングで見てもらった方がよい(と判断した)。映像の中身は、基本的には法令違反を指摘したもの(問題はない)。3月のものはもっと問題がない。
最後に、中井弁護士は、「傍聴支援にきてくれているみなさんには、勾留されている人ももちろん、我々(弁護団)も励みになっている」と感謝の意を述べたあと、支援者の質疑応答をおこない終了しました。
中井弁護士に感謝します。ありがとうございました。
公判の傍聴支援に駆けつけてくれた、滋賀勝手連や労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会・大阪をはじめ各団体・支援者のみなさんに感謝します。
これからも、裁判闘争は続きます。関生支部は、不当な権力弾圧を粉砕し、勾留されている仲間を奪還するまで闘います。今後ともご支援ご協力をお願いします。
「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ
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ストライキしたら逮捕されまくったけどそれってどうなの?(労働組合なのに…) 単行本 – 2019/1/30
連帯ユニオン、小谷野 毅、葛西 映子、安田 浩一、里見 和夫、永嶋 靖久(著)
内容紹介
レイシスト(差別主義者)を使って組合破壊をしかける協同組合、ストライキを「威力業務妨害」、職場のコンプライアンス違反の告発を「恐喝」、抗議を「強要」、組合活動を「組織犯罪」、労働組合を「組織犯罪集団」と言い換えて不当逮捕する警察。
いま、まっとうな労働運動に加えられている資本による攻撃と「共謀罪のリハーサル」ともいえる国家権力による弾圧の本質を明らかにする!
お問い合わせは、連帯ユニオンまで TEL:06(6583)5546 FAX:06(6582)6547
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