大阪兵庫工組が創立20周年記念事業

大阪兵庫工業組合は5月29日、ホテル阪神で第21回通常総会を開くとともに創立20周年記念行事を開催した。工業組合創立20周年[1975年11月25日付で大阪通産局(現・近畿通産局)の認可を受け、翌76年1月21日に登記を完了/大阪と兵庫は同一経済圏の市場として共同事業推進のためには同一歩調でなければ実効があがらないとして全国でも例をみない広域エリアが組織化されることとなった)にあたり、里理事長は市場の国際化による内外価格差問題やゼネコンの受注競争のしわ寄せ、規制緩和による競争激化のなかにあって、協組運営のあり方を次のように指摘した。

「世の中が目まぐるしく変革している時代にあって、協同組合の制度や運営のあり方が改めて問われている…大阪では広域協組化によって今までのイン・アウトの競争から協調へと方針を変更した中で、大同団結をして組織率を上げ、この組織の力で今までのカラから脱皮をして市場の再建なり土曜休転ということによって、各工場の生産性の向上とか、時代の流れであるゆとり・豊かさを求めての時短につながる政策を打ち出しているし、支払い条件も改善を図るということで、着々とその成果をあげている。こういういうことが従来のカラカから脱皮した新しい時代に即応したひとつの政策であろうかと思う。これから生コン産業が長期的な発展を続けていくためには、業界をとりまく社会、経済環境に適切に対応するとともに、現在のこの時代の流れにあった体質を構築することが我々の生き残りの方策だ。頼れる ものはやはり組織であり、共同のカである」【「エ組だより」大阪兵庫生コンクリート工業組合96年6月18日付抜粋】

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ 
PDF

ハーバービジネスオンライン
関西生コン弾圧はなぜ起きたのか?希薄化する働く人の権利意識
<鎌田慧×竹信三恵子・前編>ここをクリック
関西生コン弾圧はなぜ起きたのか?希薄化する働く人の権利意識
<鎌田慧×竹信三恵子・後編>ここをクリック

ストライキしたら逮捕されまくったけどそれってどうなの?(労働組合なのに…) 単行本 – 2019/1/30
連帯ユニオン、小谷野 毅、葛西 映子、安田 浩一、里見 和夫、永嶋 靖久(著)
内容紹介
レイシスト(差別主義者)を使って組合破壊をしかける協同組合、ストライキを「威力業務妨害」、職場のコンプライアンス違反の告発を「恐喝」、抗議を「強要」、組合活動を「組織犯罪」、労働組合を「組織犯罪集団」と言い換えて不当逮捕する警察。
いま、まっとうな労働運動に加えられている資本による攻撃と「共謀罪のリハーサル」ともいえる国家権力による弾圧の本質を明らかにする!
お問い合わせは、連帯ユニオンまで TEL:06(6583)5546 FAX:06(6582)6547
アマゾンでも購入することができます。
こちらから