「大嘗祭は違憲だ」市民集会が11月14日、中之島水上ステージで開催され、160人を超える市民や社会運動家・労組員などが結集しました。

24億円もの税金をつぎ込む儀式はいらない

集会は、主催者からの「大嘗祭や即位に関連する儀式に公費を支出することは政教分離違反であり憲法違反だ」との問題提起で始まり、各団体代表者からのアピールでは「一晩の儀式のために24億数千万円もの税金を使うことは許されない」「大嘗祭は、極めて宗教的な儀式。明治憲法下で現人神とされた天皇象徴を想起させる」などの発言がありました。
労働組合つぶしを許さない実行委員からのアピールでは、関生支部の代表者が、この間の関生支部弾圧への支援のお礼を述べたあと、「本日も新たな弾圧により2名の役員が和歌山県警に逮捕された。私たちは権力弾圧を粉砕するまで闘う。今後ともご支援をお願いしたい」と発言し、11.16全国集会への結集を呼びかけました。
集会後のデモ行進では、集会参加者が「祝意を強制するな」「式典に税金を使うな」などのシュプレヒコールで、大阪市中心部に強くアピールしました。

本集会の成功をつなげて、さらなる運動を展開しよう!

大嘗祭について政府は、皇室の長い伝統を受け継いだ皇位継承に伴う一世に一度の重要な儀式。として憲法上の問題はないとの立場ですが、大嘗祭への公費支出は宗教色が強いことから、憲法の政教分離に抵触するのです。
歴史を振り返ると、大日本帝国時代の政府は大嘗祭に多額の費用をつぎ込んでいました。「天皇主権」の時代でもあり、皇室の権威を強く演出する狙いがあったのです。
戦争を体験した世代が少なくなり「生きるために戦争協力をした」という痛みが薄れつつある現在、政教分離をあいまいなものにし、「伝統」に惑わされて、既成事実を積み重ね、解釈改憲が定着していくことを阻止しなければなりません。天皇制に反対する人は潜在的にいるのに、声をあげにくい息苦しい状況を打ち破り、政教分離を主張できない空気をつぶす運動を展開しましょう。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ 
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連帯ユニオン、小谷野 毅、葛西 映子、安田 浩一、里見 和夫、永嶋 靖久(著)
内容紹介
レイシスト(差別主義者)を使って組合破壊をしかける協同組合、ストライキを「威力業務妨害」、職場のコンプライアンス違反の告発を「恐喝」、抗議を「強要」、組合活動を「組織犯罪」、労働組合を「組織犯罪集団」と言い換えて不当逮捕する警察。
いま、まっとうな労働運動に加えられている資本による攻撃と「共謀罪のリハーサル」ともいえる国家権力による弾圧の本質を明らかにする!
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