「威力業務妨害事件、大阪地裁」

連帯ユニオン関西地区生コン支部への権力弾圧をめぐる公判が12月11日、大阪地裁で開かれました。この公判は証人尋問です。

今回は証人は無し。
弁護人の冒頭陳述でストライキに至るまでの経緯経過、ストライキの正当性などを主張した。

まとめ、位田弁護士

今日は、元々検察が証人として出そうとした人がいたのですが、こちらはあまり関係ない人間だと反対すると検察側が引っ込めた。
検察側は一通り(証人尋問が)終わったということで今後は、弁護人側が今回のストライキが全く正当な行為であり、違法なものではないということを主張して証明していくという流れになる。
その前に、検察側が証拠で出していてこちらが一部証拠にして構わないと言ったものがあった。ストライキの前後に組合の中央委員会や組合の結成の集いで委員長や組合の執行委員がいろいろストライキに関連して発言をしているのを録音したものがあり、その録音を文章化したもの。それが検察官から証拠にしてくれと請求されていた。我々も現物を聞いて、文章化したものが正しいかチェックをして、警察が出してきたものと違いがあるか正誤表というものを委員長の方の裁判では出しています。それをこちらの方の裁判でも検察が証拠として出してきたので、正誤表を出すことを条件に証拠として認めるという話だった。
今日は録音を文章化したものを形式的な取り調べをして、裁判官のほうにいったということがまずある。その上で弁護側の立証ということで、今回ストライキに至った経緯についてこちら側の主張である、2010年当時から輸送運賃の値上げについては使用者側と組合側で確認されていた。それを「ずっと実施しろ、実施しろ」と言っていたがなかなか実施しなかったため、一昨年12月にストライキを実施したという経緯を説明した。それを裏付ける資料はたくさんある。組合の「くさり」という機関紙などを証拠として請求するということで請求した。

七牟礼副委員長
傍聴ありがとうございます。今日で9回目の公判が終わりました。
弁護士先生曰く、これから私たちの証言が始まっていきます。なんとしても大阪の第一次事件も委員長たちの第二次事件も無罪判決目指して頑張っていきたい思いますので、これからもどうかご支援ご協力よろしくお願いします。

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連帯ユニオン、小谷野 毅、葛西 映子、安田 浩一、里見 和夫、永嶋 靖久(著)
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