寝耳に水の出来事、破産を口実に一方的に解雇

大阪広域協組と警察と手を結んだ京都の協組執行部が今年7月、連帯と絶縁決議。この決議を口実に、太平洋セメントと灰孝が、2019 年8月10日をもって専属輸送会社バードの輸送契約を一方的に打ち切った。バード社との契約を破棄した後も灰孝社は、別の輸送会社と契約を結び、生コンの出荷を続けている。バード社を切らなければならない経済的な事情はないのである。
バード社を切る本当の狙いは、バード社の従業員は全員が組合員であり、京津ブロックの拠点職場だからだ。バード社はじつは太平洋と灰孝が親会社だが、バード社は輸送契約打ち切りを口実に破産を申し立てて11月15日をもって組合員を全員解雇した。

灰孝社にはバード従業員の雇用責任がある!

そもそもバード社は、灰孝社と連帯労組の過去の争議によって生み出された企業である。灰孝闘争は、1987年春闘に端を発し、灰孝社による悪徳労務屋の投入、組合員の呼び出し・警告、賃金カット、不当処分・解雇などといったあらゆる組合つぶしの攻撃が、連帯労組灰孝分会に加えられた。しかし、灰孝分会は団結を守り5年9ヵ月間を闘いぬき、1992年、京都地裁で勝利的和解が成立した。この和解の結果、灰孝社他2社が出資し、灰孝社の専属輸送会社としてバード社が1994年に設立された。灰孝闘争の当該労働者がバード社に雇用される形で争議を解決した。
灰孝社はバード社の株主であると同時に、単なる取引相手ではなく、バード社従業員の雇用を保証する歴史的責任がある。灰孝社自ら輸送契約を破棄しバード社を倒産に追い込むなど言語道断である。
許せない攻撃に対し、ブロックが反撃に立ち上がったのだ。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ 
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労働組合つぶしの大弾圧を許さない元旦行動 PDF

ストライキしたら逮捕されまくったけどそれってどうなの?(労働組合なのに…) 単行本 – 2019/1/30
連帯ユニオン、小谷野 毅、葛西 映子、安田 浩一、里見 和夫、永嶋 靖久(著)
内容紹介
レイシスト(差別主義者)を使って組合破壊をしかける協同組合、ストライキを「威力業務妨害」、職場のコンプライアンス違反の告発を「恐喝」、抗議を「強要」、組合活動を「組織犯罪」、労働組合を「組織犯罪集団」と言い換えて不当逮捕する警察。
いま、まっとうな労働運動に加えられている資本による攻撃と「共謀罪のリハーサル」ともいえる国家権力による弾圧の本質を明らかにする!
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