連帯議員ネット「不当労働行為企業を公共工事からいかに排除するか」岸和田市議会

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岸和田市議会令和7年第4回定例会本会議(25年12月9日)で、高比良正明議員からの「労働委員会から不当労働行為として救済命令が出された下請けや材料納入業者について」の質疑がありました。

※高比良正明議員の質問

「不当労働行為を防ぐ必要がある」
現場では、下請けや材料納入業者について、例えば労働者を迫害して地方労働委員会より不当労働行為として救済命令が出れば、即時効力として、裁判のように確定を待たずに決定があった時点から効力を生じますが、罰則がないため、経営側は従わなかったり、時間稼ぎのために中央労働委員会に再審査請求をしたり、裁判所に取消訴訟を提起して、労働者を兵糧攻めすることを推奨する経営側の弁護士もいますので、元請け業者を介して不当労働行為を防ぐ必要があります。

「ビジネスと人権に関する指導原則に基づき労働者を守る必要がある」

さらに自社及び原材料の調達から消費者に製品が届くまでの供給連鎖全体で、人権リスクに配慮する国際的な規範である「ビジネスと人権に関する指導原則」は、2011年に国連人権理事会において全会一致で支持され、日本でも2020年10月に行動計画が策定されていますので、公共事業では当然、これに基づいて労働者を守る必要があります。
堺市が公表している工事請負契約書にある、「受注者は、建設業法、下請代金支払遅延等防止法、公共工事の品質確保の促進に関する法律、労働基準法、職業安定法、最低賃金法、労働安全衛生法その他関係法令の規定を遵守するとともに、下請負人等に対し、その啓発に努めるものとする」との記載を、本市も行うべきではないでしょうか?

※当局の答弁

「堺市やその他の自治体を参考に入札関係書類等への記載について検討し啓発に努める」
現状として、本市が発注者として元請け業者を介して、下請け業者や材料納入業者の労働関係の法令遵守に関する取り組みは実施できておりません。
今後、労働関係の法令を含む法令遵守の取組といたしましては、議員ご紹介の堺市やその他自治体を参考に入札関係書類等への記載について検討し、啓発に努めてまいります。

高比良正明議員の質問に対して、当局が「検討し、啓発に努める」との答弁を引き出したのは大きな前進です。さらなる前進を目指していただくこと願っています。

真相はこれだ!関生事件 無罪判決!【竹信三恵子の信じられないホントの話】20250411【デモクラシータイムス】

ご存じですか、「関西生コン」事件。3月には、組合の委員長に対して懲役10年の求刑がされていた事件で京都地裁で完全無罪判決が出ました。無罪判決を獲得した湯川委員長と弁護人をお呼びして、竹信三恵子が事件の真相と2018年からの一連の組合弾圧事件の背景を深堀します。 今でも、「関西生コン事件」は、先鋭な、あるいは乱暴な労働組合が強面の不法な交渉をして逮捕された事件、と思っておられる方も多いようです。しかしそうではありません。企業横断的な「産別組合」が憲法上の労働基本権を行使しただけで、正当な交渉や職場環境の改善運動だったから、強要や恐喝など刑事事件には当たらないものでした。裁判所の判断もこの点を明確にしています。では、なぜ暴力的組合の非行であるかのように喧伝され、関西全域の警察と検察が組織的に刑事事件化することになったのか、その大きな背景にも興味は尽きません。 tansaのサイトに組合員お一人お一人のインタビューも連載されています。ぜひ、どんな顔をもった、どんな人生を歩んできた人たちが、濡れ衣を着せられ逮捕勾留されて裁判の法廷に引き出されたのかも知っていただきたいと思います。
動画閲覧できます ココをクリック

増補版 賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国

竹信三恵子 (著) 旬報社 – 2025/1/30

勝利判決が続く一方で新たな弾圧も――
朝⽇新聞、東京新聞に書評が載り話題となった書籍の増補版!関生事件のその後について「補章」を加筆。
1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけだ。そんな中、関西生コン労組は、労組の活動を通じて、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も、実現した。そこへヘイト集団が妨害を加え、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合潰しが行なわれているのか。迫真のルポでその真実を明らかにする。初版は2021年。本書はその後を加筆した増補版である。
◆主な目次
  はじめに――増補にあたって
  プロローグ
  第1章 「賃金が上がらない国」の底で
  第2章 労働運動が「犯罪」になった日
  第3章 ヘイトの次に警察が来た
  第4章 労働分野の解釈改憲
  第5章 経営側は何を恐れたのか
  第6章 影の主役としてのメディア
  第7章 労働者が国を訴えた日
  エピローグ
  補章 反攻の始まり
  増補版おわりに

映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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