湖東協組事件 大阪地裁

連帯ユニオン関西地区生コン支部への権力弾圧をめぐる公判(大阪第2次弾圧事件に併合された湖東協恐喝未遂事件)が7月2日、大阪地裁で開かれました。
この日は、弁護側の冒頭陳述が行われました。

まとめ、東海の会

湖東協恐喝未遂事件(武委員長にかんする審理のみ)の担当が大津地裁から大阪地裁に変更された第一回目の公判だったので弁論更新の手続き・やり取りが冒頭にあった。
その後、弁護側による冒頭陳述が行われた。
そのなかでは、生コン産業の構造と関生支部の政策運動などについて、裁判長に理解してもらうよう、憲法や労働組合法に沿ったものであると分かりやすく説明してくれた。
コンプライアンス活動の必要性や意義についても、コンクリートの品質問題や阪神大震災のときの事例を紹介するなど、一般の人が聞いても分かるような内容だった。
また、検察が公訴権を濫用していると。やりたい放題に逮捕・勾留・起訴していることを強く批判した。
武委員長個人については、共謀の観点だが、他の執行委員に指示を与えたのかどうかという点について「それはない」と主張。それぞれが自主的に行ったと説明していた。
次回の公判は7月30日10時から行われる。

補足、労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会(大阪)

冒頭陳述で弁護側は過去に大阪高裁で関生支部のコンプライアンス活動が正当だと認められた「星山事件」の判決を引用していた。これに対して、検察側が「それは意見なのか、証拠なのか」と立ち上がって妨害する場面があった。
弁護側も強調していたようにこの判決は確定したものなので、この理屈が通ってしまうと検察側としては非常に苦しくなる。そういう意味で邪魔をしたのではないか。
もう一つ感じたのは、今日、あれだけ丁寧に弁護側が関生支部の取り組む産業別労働運動の正当性を説明したのは、「労使関係のない企業に対する行動は憲法上認められていない」という検察側の主張の柱を崩すためだろう。産業別労働運動は日本では少数派だが、国際的に見れば多数派であり、常識的なものであるということをしっかりと主張していた。無罪判決を勝ち取るためにはこのことを裁判官にも理解してもらわなければならない。

6/21 シンポジウム ~今、見逃せない労働組合弾圧~ (IWJ)

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「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ 
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公判が日程変更や中止になっています。確認お願いします。

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内容紹介
戦後最大の「労組壊滅作戦」が進行。
警察・検察・裁判所による弾圧。
権力と一体となった業界あげての不当労働行為。
関西生コン事件の本質を明らかにする!
ストライキやコンプライアンス活動を「威力業務妨害」「恐喝未遂」として89人逮捕、71人を起訴。
委員長と副委員長の拘留期間は1年5か月超。
取り調べで「組合をやめろ」と迫る警察。
家族に「組合をやめるよう説得しろ」と電話をかける検察。
組合活動の禁止を「保釈許可条件」とする裁判所。
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