コンクリートミキサー車など車両256台、700名以上の参加者が大結集。関西生コン関連労組連合会3・11自動車パレード盛大に開催

 本年3月11日、関西地区生コン支部(関生支部)と全日本港湾労働組合大阪支部(全港湾大阪支部)、近畿コンクリート圧送労働組合(近圧労組)など関西生コン関連労組連合会が3・11自動車パレードを開催しました。
 早朝より大阪夢洲の特設会場には、コンクリートミキサー車やセメント輸送のジェットパック車、建設現場でコンクリートを圧送するコンクリートポンプ車、一般トラックなど車両256台、700名以上もの参加者が結集するという盛況ぶりでした。
 その模様は、インターネット上のライブ配信サービス「ツイキャス」で中継されました。
 3・11自動車パレードは、18春闘勝利と4人組が私物化する大阪広域協組の民主化、森友学園疑惑が再燃する安倍政権打倒、辺野古新基地建設反対などをメインスローガンに開催されたものです。

我々には、大阪広域協組4人組と在特会関連の妨害などは通用しない

 夢洲特設会場の集会では、全港湾大阪支部、国分副委員長が「国家権力や排外主義者による労働組合つぶしには徹底的に抵抗していきたい」と挨拶。近圧労組の桑田委員長は「昨年、ゼネコンは最高利益を上げた。それを圧送料金の改定につなげていき賃上げの原資を確保していきたい」と18春闘にむけた決意を述べました。
 関生支部、武建一委員長は、今回のパレードは、大阪広域協組4人組と在特会関連が妨害すると公言していたが、256台、700名以上が結集した。彼らの策動が通用しない結果となった。18春闘にむけては、賃上げ原資は、大企業の収奪との闘う観点で勝ち取ること。労働組合法違反、協同組合法違反、独禁法違反など無法地帯の大阪広域協組を民主化していくことが重点課題だと述べました。

森友問題再燃の安倍政権に徹底抗戦。沖縄辺野古新基地建設反対闘争を日米安保条約廃棄の闘いへ発展させていく(関生支部 武委員長)

 武委員長は、森友問題再燃で揺れる安倍政権を総辞職に追い込む決意を述べ、沖縄の辺野古新基地建設は絶対認めない。それは、日米安保条約破棄と日米地位協定を改めさせる闘いである。原発再稼働と輸出は絶対認めることはできない。この安倍反動内閣を打ち倒すにはストライキを中心とした職場での大衆行動が打倒の力の源泉となると話しました。
 来賓としては、動労千葉の田中委員長、社民党、労働党、大阪兵庫生コン経営者会など団体の代表者が参加し挨拶されていました。

建交労・生コン産労。大阪広域協組介入の「官製」パレードを淡々と。そこには労働者のためのスローガンなどは存在しなかった

 関西生コン関連労組連合会の自動車パレードと同日、 生コン産労・建交労・UAゼンセン3労組の「近畿生コン関連協議会」もパレードを行ったようです。結集したミキサー車などは100台を切る状態で、労働組合員が運転するミキサー車は30台にも満たなかったという燦々たる状況です。その他の参加については、大阪広域協組の地神副理事長の関連企業の車両約30台と、大阪広域協組関連の生コン輸送企業のミキサー車約30台などが動員参加をしていたようです。それで何とか決行できたという状態だったのです。

これで「春闘」と呼べるのか。近畿生コン関連協議(生コン産労・建交労・UAゼンセン)と関西建設関連オーナー会が懇談? 談合? 春闘交渉も「官製」なのか

 本年3月5日、生コン産労・建交労・UAゼンセンの近畿生コン関連協議会と大阪広域協組の下部団体「関西建設関連オーナー会」が懇談会を開催しました。そこでは、集団交渉はせず、懇談会でのガイドラインを策定するのみで、最終的には各社ごとの個別交渉に委ねるという指針が確認されたといいます。
 集団交渉の歴史は古く、1973年代から関生支部を中心に開催されてきました。集団交渉の利点は、産業別の賃金・労働条件などの産別協定の締結が前提で、原則、どの企業で働いても性別や年齢関係なく、同一賃金・同一労働条件が得られ易くなること。産別賃金などの要求によって中小企業間の受注競争が抑制され、労働者と中小企業との共闘関係がつくられて、大企業と中小企業との取引関係改善につながるのです。
 関西地区の生コン業界の賃金水準の高さは、まさに関生支部が行ってきた集団交渉由来のものだったのです。

建交労、生コン産労、「闘い」という言葉を消し去る。自らが進んで謝罪し紡いだ労使関係に依存

 生コン産労・建交労・UAゼンセンの近畿生コン関連協議会の春闘は、自ら進んで関西建設関連オーナー会(オーナー会)に謝罪することから始まった。オーナー会は大阪広域協組の下部団体と称される団体です。オーナー会には団体交渉の機能はありません。あくまでも労使懇談レベルの協議しかできないのです。これでは、個別企業の枠組みの中での解決しか望めません。産別協定や政策協定などの締結は到底不可能です。
 それに対し、関生支部など関西生コン関連労組連合会は、ミキサーパレードなどでも労使関係の中でミキサー車などを呼び集め、春闘交渉については大阪兵庫生コン経営者会との集団交渉を行っています。
 労働者や中小企業家の皆さん。都合であっちに謝り、こっちに謝る、節操なき建交労と組合員に借財の存在をひた隠す、生コン産労が、オーナー会=大阪広域協組に型にはめられつつ行う春闘と、いかなる状況になろうとも闘うスタンスを堅持する関生支部など関西生コン関連労組連合会の集団交渉による春闘のどちらが労働者や中小企業、セメント生コン産業全体の利益を代弁し、具体化できるのか一目瞭然ではないでしょうか。

建交労、生コン産労。毒を食らわば皿まで

 2016年、建交労、生コン産労なども大阪広域協組に改革要求「6項目提言」の実現をもとめていまいた。しかし、大阪広域協組は6項目提言の何一つも受け入れない姿勢を貫いており、それは4人組が利権のため、大阪広域協組を私物化していることにほかなりません。
 そういった状況のなかで建交労、生コン産労は、関西生コン関連労組連合会を離脱して6項目提言の実現を棚上げし、逆に在特会関連と大阪広域協組4人組による関生支部への攻撃に荷担しています。
 本年3月11日、大阪広域協組と和歌山県広域生コンクリート協同組合の連合会設立決起集会にも動員され、建交労、生コン産労を代表して岡本生コン産労常任顧問は挨拶をする始末でした。
 関生支部は、建交労、生コン産労など御用組合と対極に位置し、労働者、中小企業のために闘うという信念を貫き通し、4人組に乗っ取られている大阪広域協組のあり方を根本的に改革する動きを加速させていきます。