吉村・松井は今すぐ辞任しろ!「都構想否決!港区で圧勝」安心して働ける社会をつくろう!

大阪市を廃止して特別区設置の是非を問う住民投票が11月1日に実施され、「反対」69万2996票、「賛成」67万5829票否決しました。

港合同も各支部・分会組合員の協力をいただいて、街頭でのビラ配布や、職場近隣へのビラ配布、港区内での銀輪活動(自転車に幟を掲げて走る街宣行動)、他の団体との応援行動、自宅周辺でのビラ配布等々、今ある力を発揮して闘いました。
また、NPOみなと合同ケアセンターの職員有志は、投票日に「車いす」で投票所まで送迎行動を実施しました。こうした組合員の熱意によって「反対多数」を勝ち取ったことを誇りに思います。

「行動により『反対』票を獲得」

振り返れば、10月31日の夜は、西区のイオンモールでの行動に参加し、2人の方から質問を受けました。
1人は、少しお酒の匂いがするお父さん。「大阪市がなくなったら、敬老パスはどうなるんや」という質問と大阪「都」になるんか?との素朴な質問でした。
私は「『敬老パス』は、今日、明日にはなくならないけど、5年後にはどうなるかわかりませんよ。なぜかというと今の市の税金の4分の3を府が徴収し、自前のお金は4分の1にだけになるんです。4分の3のうち、4分の1の2千万は丸々府のものになり、4分の2を府の管理の下で特別区に配分されるのです」と説明しました。
「サービスをしたくても、できなくなるのが特別区なんですよ」と言うと、反対に書くことを納得してくれましたが「5年後、生きてるかもわからんわ!」と一言。
もう1人は、犬を散歩している若い女性。私の方に寄ってきて、「投票所、どこに行けばええの?」という質問。一瞬、戸惑いました。間違いなく、今回が初めてではない年齢の方なのに。
私、「家に区役所からハガキがきてるやろ、そこに地図と学校名が書いてるで!」「うちは、九条東小の卒業やわ。そこに行ったらええん?」と言うので、「そうやで、ハガキをもっていったらええわ。『反対』と書いてな」と、2人から「反対」を表明してもらいました。2票ゲット。
かと思えば、イオンの管理者と名乗る者から、敷地内に入るなとの通知。以前のようにイベントがあるときならば、街宣活動は邪魔になるだろうけれど、土曜日の夜なのに、まばらに人がいるだけで迷惑はかけていないのに・・・。
まあ、確かによその敷地に入ったらいけないことはわかっているよ。けど目くじら立てて言うことでもないやないかと思うのですが。

「維新のやることは無茶苦茶」

翌日の投票日、事務所の近くにある市岡小学校で「反対」の看板を持った女性が1人で立っていました。
私もいつもの「のぼり」とプラカードで呼びかけていると、少し強面の男性が近寄ってきて、「昨日、山本太郎の演説を梅田で聞いてきたわ。ようわかったわ。維新のやること、無茶苦茶や」とえらく憤慨をして、「反対書いてくるわな」と去っていきました。

「外国籍市民の投票権がないことに怒りを感じる」

通常の選挙では、維新の話しを聞くことなどなかったので意義のある行動でした。
5年間で2度の住民投票、2度の勝利とはいえ、大阪では維新に対する根強い支持があることは今回もハッキリしました。また、同じ大阪に住み、納税の義務を果たしながら、一切の投票権もない外国籍市民が意思表示さえできないということに怒りを感じます。

「働く者が安心して暮らせる社会の実現に向けて奮闘しよう」

私たちはこれからも一喜一憂せず、地道に活動を続け、働く者が安心して暮らせる社会の実現に向けて奮闘しなければなりません。改めまして都構想阻止のためにご協力いただいた組合員の皆様に心からお礼を申し上げます。

港合同委員長・中村吉政
※「港合同」(機関紙)第309号 2020年11月10日「団結こそ命、闘争こそ力」から、許可をいただき、掲載しました。

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「関西生コン事件」で逮捕された武建一委員長は今年5月29日、641日ぶりに保釈された。その1ヵ月後に収録されたロングインタビューをまとめた本が12月10日発刊される。
・一連の事件は、なぜ起きたのか?
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そんな疑問に事実をもって答える1冊。ぜひ、お読みください。『武建一が語る 大資本はなぜ私たちを恐れるのか
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第4章 大同団結
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「労働組合は賃上げ要求だけしていればよい」といった声が聞こえてきます。しかし、一部の企業が賃上げを果たしても、業界全体が潤わなければ、生コン産業の未来はありません。
そのために私たちは産業別労組という枠組みで、常に広い視野を持って闘っているのです。誰かを犠牲にすることで生存が許される社会などごめんです。労働者も、中小企業もともに発展していきたい。生き続けたい。生コン業界で働くすべての人が、人間らしく生きることのできる社会、希望を持つことのできる社会、それこそが私たちの到達目標です。(本文より)
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