貧困ジャーナリズム大賞を受賞

<選評>
のべ11名もの無罪確定者を出した労働組合弾圧、関西生コン事件は、その異様さや規模にもかかわらず、マスメディアは沈黙をつづけてきた。そうしたなかで、本作は地上波で初めて、しかも渦中の関西地域で制作・放映されたことが高く評価された。先行作品として、日本の労働政策による貧困を指摘した書籍『賃金破壊』(2022年、本賞候補作、著者が審査委員だったため辞退)、ドキュメンタリー映画『ここから』(2023年貧困ジャーナリズム賞)があるが、本作は、元警視総監、無罪判決を出した裁判官、経営側、SNSによる組合へのヘイトスピーチを拡散した団体幹部などを直接取材して生々しく映像化し、先行作品の蓄積を大きく進めたことでも大賞に推された。(一般社団法人反貧困ネットワーク)
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戦後最大の労組弾圧を打ち破ろう!2.16神奈川集会
戦後最大の労組弾圧を打ち破ろう!2.16神奈川集会(主催、関生弾圧を考える神奈川の会)が2月16日、横浜市のフォーラム南太田で開催され、48人の闘う労働者・市民が結集しました。
「関生の産別運動を学び、戦争を阻止する闘いを」
改憲・戦争阻止!大行進神奈川・合同労組かながわの荒池書記次長の司会で集会はスタートしました。荒池書記次長は「トランプが再登場し、アメリカに追随する石破政権が戦争政策を推進している。関生支部の産別運動を学び、戦争を阻止する闘いに立とう!」と開会宣言しました。
「産別運動を拡大し、産別ストライキで戦争を止める」
関生支部・武谷副委員長の「戦争と労働運動~関生はいかに闘うか」と題した講演。武谷副委員長は結集した仲間に、日頃の関生支部弾圧支援のお礼を述べたあと「❶産別労組は運動が前進すると弾圧される。❷3件11人の無罪判決が確定した。❸メディアの変化。❹今後の刑事事件の判決。❺大阪広域生コン協組の不当労働行為と権力弾圧。❻人権侵害を許さない闘い。❼労働組合潰しは戦争への道」などを話しました。そして、8.6ヒロシマ暴処法弾圧を粉砕し、学生7人を奪還する闘いに立つ、と行動を提起しました。最後に、武谷副委員長は「関生支部は、産別運動を拡大し、産別ストライキで戦争を止める」と締めくくり、講演を終えました。
「2.26京都地裁公判に駆けつけよう」
講演の質疑応答のあと、2.26京都地裁闘争参加のためのカンパアピール。続いて、連帯アピールでは、郵政労働者、教育労働者、医療労働者が登壇し、職場の闘争報告と闘争方針、反戦反核運動の成果と課題など発言しました。
関生弾圧を考える神奈川の会・共同代表の高梨さんが本集会のまとめを提起。2.26京都地裁判決と4月の加茂生コン事件高裁差し戻し審判決の結集などの行動提起を共同代表の舟木さんが提起しました。
加茂生コン事件の無罪判決を求める要請署名(団体42、個人125)が、舟木さんから武谷副委員長に手渡されました。
最後に、舟木さんのリードで「団結ガンバロー!」を参加者全員が唱和して、本日の集会は幕を閉じました。
労組活動への懲役10年求刑を許さない!2.26京都地裁公判に駆けつけよう!
増補版 賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国
勝利判決が続く一方で新たな弾圧も――
朝⽇新聞、東京新聞に書評が載り話題となった書籍の増補版!関生事件のその後について「補章」を加筆。
1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけだ。そんな中、関西生コン労組は、労組の活動を通じて、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も、実現した。そこへヘイト集団が妨害を加え、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。迫真のルポでその真実を明らかにする。初版は2021年。本書はその後を加筆した増補版である。
◆主な目次
はじめに――増補にあたって
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ
補章 反攻の始まり
増補版おわりに
現代を取り巻く重要な社会問題を考える5作品と「戦後80年企画」の3作品が発表されました。関連記事:ココをクリック
『TBSドキュメンタリー映画祭2025』
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そのなかで、伊佐治整ディレクター『労組と弾圧』が上映されることが決定しました。
『労組と弾圧』

『TBSドキュメンタリー映画祭2025』開催概要
大 阪:テアトル梅田:3月28日(金)~ 4月10日(木)
京 都:アップリンク京都:3月28日(金)~ 4月10日(木)
名古屋:センチュリーシネマ:3月28日(金)~ 4月10日(木)
東 京:ヒューマントラストシネマ渋谷:3月14日(金)~ 4月3日(木)
福 岡:キノシネマ天神:3月28日(金)~ 4月10日(木)
札 幌:シアターキノ:4月開催
加茂生コン事件差し戻し審完全無罪判決を獲得するべく、12月17日から新たに加茂生コン事件署名活動がスタートしました。

「関西生コンを支援する会」は、署名活動用に加茂生コン事件とはなにかを描いたニュース号外(漫画新聞)を発行しています。
提 出 先:大阪高等裁判所第3刑事部
署名の種類:団体署名と個人署名の2種類
署名用紙は、団体署名 ココをクリック 個人署名 ココをクリック
集約と提出:第1次集約 1月末日
第2次集役 2月末日
最終週役 3月末日
送 り 先:〒101ー0062
東京都千代田区神田駿河台3ー2ー11 連合会館
フォーラム平和・人権・環境気付
関西生コンを支援する会 ホームページ ココをクリック
TEL:03ー5289ー8222
【竹信三恵子のホントの話】

動画閲覧できます ココをクリック
ドキュメンタリー番組の前に放送されたMBSラジオ「関西生コン事件とは何か」がネットで聞けるようになりました。
以下のところから聞くことができます。
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映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合潰しに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(左写真は松尾聖子さん)いまも各地で上映会がひらかれている。
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ー 公判予定 ー
2月26日 京都3事件(判決) 京都地裁 |
10:30~ |
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関西生コン事件ニュース 101(東京新聞「こちら情報部」) ココをクリック
東京新聞「こちら情報部」
保育園に入れるための就労証明が犯罪? 労組は反社? 逆転無罪が相次ぐ「関西生コン事件」が示す民主主義の危機 ココをクリック