自由・民主を唱える活動家への権力弾圧を粉砕しよう

香港では民主活動家が逮捕され起訴されるという「権力弾圧」により、民主化運動を率いてきた人々の自由や活動が制限されています。
2020年6月の香港国家安全維持法(国安法)施行後、政府への抗議活動を率いてきたリーダーらの影響力を削ごうとする当局の動きが活発化しています。

「監獄での闘いに加わる」

「逃亡犯条例」の改正案をめぐり無許可のデモを組織して参加者を扇動したという罪で、香港の裁判所は2020年12月2日、民主活動家の黄さんに禁固1年1ヶ月半、周さんに禁固10ヶ月、林さんに禁固7ヶ月の実刑判決を言い渡しました。
判決で裁判官は、「黄さんと周さんが2019年6月、警察本部を数万人が包囲した政府への抗議デモで『参加者を扇動する行為に積極的に加担した』」などと指摘しました。
黄さんは判決後、「これは闘いの終わりではない。多くの勇気ある抗議者とともに監獄での闘いに加わる」と弁護士を通じてコメントしました。

「国安法違反でも起訴される恐れ」

いずれも20代の黄さん、周さん、林さんの3人は、逃亡犯条例改正の反対を訴え、積極的に対外発信を続けていました。
3人は量刑言い渡し前の2020年11月23日、有罪と判断されて収監されました。周さんは収監後、「収監施設では12人部屋を割り当てられた」などと支援者を通じてツイッターで報告。同11月29日には「精神状態はあまりよくありません。あまりよく眠れず、体の調子が悪い」などと日本語で投稿していました。
黄さんは2014年の民主化デモ「雨傘運動」をめぐり2度服役したことがありますが、周さんが実刑判決を受けたのは初めてです。
周さんはこれとは別に、外国勢力と結託し国家の安全に危害を加えた疑いがあるとして、「国安法」違反容疑でも逮捕されており、起訴される可能性があります。

「自由・民主を唱えると厳罰が科される」

香港では2019年以降、言論をめぐる状況が悪化しています。今回の3人だけではなく、2019年の抗議行動を理由に拘束されたのは1万人以上にのぼり、そのうち2千人以上が起訴されました。
異常で厳しすぎる法の執行で、市民らの言動を威嚇しようとする当局側の意図は明確で、とくに2020年6月に中国が香港の頭越しに国安法を成立させて以降は、急速に弾圧が激増しています。
この状況が続けば、香港基本法で保障されている「独立した司法権」が脅かされ、「自由や民主を唱える市民に広く厳罰が科される」ことが懸念されます。今回の3人を含む大量の訴追と刑罰は、その懸念が現実になっているのです。

「愛国教育を強化」

抗議活動で拘束されたうちの1千人以上は18歳未満の中高生らだとされており、これを重視した香港政府は、学校での「愛国教育」を強化しています。また、役人たちが中国や香港政府に「忠誠を誓う義務」を厳格に守らせる動きも進められています。

「権力弾圧を粉砕する運動を」

日本を訪れた2019年6月、周さんは「正直言って怖い。でも、いま声を上げなければ、もうあげられなくなるかもしれないんです」と独学で学んだ日本語で必死に訴えていました。
私たち労働組合は、香港民主化運動の活動家への権力弾圧に対して、現場で闘う仲間と連帯することが求められています。
自由や民主を唱えるデモ活動をした周さんら香港の若者たちへの「権力弾圧」を糾弾し、「平和的に街頭で意思を表現する自由を奪う」香港当局に強く抗議しましょう。
不当判決を弾劾して粉砕し、不当に逮捕され拘束されている香港の活動家らを奪還するための運動を強化しましょう。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

関西生コン事件ニュースNo.48  ココをクリック

なぜ、いま戦後最大規模の刑事弾圧が労働組合に加えられているのか!?
641日勾留された武委員長が語る

「関西生コン事件」で逮捕された武建一委員長は今年5月29日、641日ぶりに保釈された。その1ヵ月後に収録されたロングインタビューをまとめた本が昨年12月10日発刊された。
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【目 次】
第1章 刑事弾圧
641日にもおよんだ勾留生活/なぜ私は逮捕されたのか/協同組合の変質/労組破壊に参加したレイシスト
第2章 「タコ部屋」の過酷労働
私の生い立ち/「練り屋」と呼ばれて/労働運動に目覚める/関生支部の誕生/初めての解雇
第3章 闘いの軌跡
万博不況とオイルショック/ヤクザと生コン/経済界が恐れる産業別労働運動
第4章 大同団結
安値乱売で「がけっぷち」/大阪広域協組の誕生/シャブコン/2005年の弾圧事件/ゼネスト決行/目指すべき場所
解題・安田浩一(ジャーナリスト)
皆様には御元気で御活躍のことと存じます。
この間、全国の多くの皆様より私たち関生支部に対する国家権力と大阪広域生コンクリート協同組合、差別排外主義者集団が一体となった攻撃をはね返す闘いに、多大な御支援をいただきまして誠にありがとうございます。
このたび、著書『大資本はなぜ私たちを恐れるのか』を昨年12月10日に発行する運びとなりました。
今日まで、私は、会社の雇ったヤクザに5回以上殺されかけたり、刑事事件をでっち上げられ前科5犯にさせられています。
1980年代には日経連の大槻文平会長(当時)から「関生型運動は資本主義の根幹に触れる」と言われ、国家権力とマスコミからは「生コンのドン」「金を企業からむしり取る」などとして「反社会的勢力」とレッテルを貼られています。
それはなぜか。歴史と今日を振り返り、事実を元に書かせていただいています。
是非、一読下さい。
心より愛をこめて
武 建一

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