沖縄と連帯して闘い、菅政権を打倒しよう

第二次世界大戦での犠牲者の遺骨収集を「国の責務」と定める法律が2016年に施行されました。日本の敗戦間近、沖縄戦で米軍に追いつめられた日本兵や民間人らの多くが犠牲になった沖縄では、沖縄県民にボランティアらが加わり、遺骨の発掘や身元を特定する作業が行われています。

「沖縄県民らの取組を無にする防衛省の計画」

辺野古の海で軟弱地盤が発覚したことから防衛省は昨年4月、設計変更申請書を沖縄県に提出しました。申請書では、沖縄県内で調達できる土砂のうち7割にあたる約3160万立方メートルを、「沖縄本島南部の糸満市と八重瀬町内で調達可能」としています。防衛省の計画は、沖縄県民やボランティアの地道な取り組みを無きものにするものです。

「ハンガーストライキを敢行」

沖縄県名護市辺野古での埋め立て土砂の調達先に沖縄本島南部が含まれていることについて、遺骨収集を続ける市民団体「ガマフヤー」の代表らが反対し、那覇市で3月1日からハンガーストライキを敢行しました。この果敢な行動に、沖縄戦体験者も激励と支援に駆けつました。

「本土の遺族も、戦没者への冒涜を知って欲しい」

40年近く遺骨収集を続ける「ガマフヤー」の代表は、「南部にはまだ調査が手つかずのガマ(自然洞窟)などがあり、このままでは遺骨が土砂と共に運び出される」ことを指摘し、日本政府に土砂採取計画の断念を求めています。
沖縄本島南部では、沖縄戦で米軍に追いつめられた日本兵や民間人らが犠牲になりました。「ガマフヤー」の代表は、「辺野古の基地建設に反対・賛成以前の問題だ。遺骨が眠る土砂を軍事施設に使うことは許されない。本土の遺族にも、この戦没者への冒涜を知って欲しい」と訴えています。

「菅政権は、無策・怠慢の姿勢」

日本国土のわずか0.6%の沖縄に、在日米軍施設の70%が集中している現状に、米軍辺野古新基地は、当初の「撤去可能な海上ヘリポート」から、沿岸部を埋め立て、1800メートルの滑走路2本を配置するという現在の計画へと変貌してきました。
普天間基地の移設問題について沖縄県民は、「反対」の民意を何度も繰り返し投票で示してきたのに、自公政権は無視し続けています。
最近でも、新型コロナの感染拡大で基地外活動を制限されている米海兵隊員が、「性犯罪や飲酒運転で相次いで逮捕」されています。
沖縄県議会が、「頻発する米軍機の低空飛行訓練に抗議」しても、菅政権は動こうとせず、怠慢な姿勢をとっています。

「菅政権を打倒して国民本位の政治を目指そう」

沖縄の民意を無視して辺野古新基地建設工事を強行し、さらに沖縄県民の心を踏みにじる行動に出る菅政権を許してはいけません。
私たち労働組合は、沖縄の市民団体や沖縄戦体験者らのハンガーストライキに連帯することが求められています。
本土の市民らに沖縄問題への無関心から、自らの問題として関心をもつ意識を高めるために、本土で行動を展開しましょう。そして、無策と怠慢の菅政権を打倒して国民本位の政治を目指しましょう。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

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「関生事件」が揺るがす労働基本権
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なぜ、いま戦後最大規模の刑事弾圧が労働組合に加えられているのか!?
641日勾留された武委員長が語る

「関西生コン事件」で逮捕された武建一委員長は今年5月29日、641日ぶりに保釈された。その1ヵ月後に収録されたロングインタビューをまとめた本が昨年12月10日発刊された。
・一連の事件は、なぜ起きたのか?
・関生支部とはどのような労働組合なのか?
・武建一という人物はいったい何者なのか?
そんな疑問に事実をもって答える1冊。ぜひ、お読みください。『武建一が語る 大資本はなぜ私たちを恐れるのか
発行・旬報社、四六判218ページ、定価1500円+税
*全日建(全日本建設運輸連帯労働組合)にお申し込みいただければ頒価1500円(送料込み)でお届けします。多部数の場合はお問い合わせください。
お問い合わせ03-5820-0868
【目 次】
第1章 刑事弾圧
641日にもおよんだ勾留生活/なぜ私は逮捕されたのか/協同組合の変質/労組破壊に参加したレイシスト
第2章 「タコ部屋」の過酷労働
私の生い立ち/「練り屋」と呼ばれて/労働運動に目覚める/関生支部の誕生/初めての解雇
第3章 闘いの軌跡
万博不況とオイルショック/ヤクザと生コン/経済界が恐れる産業別労働運動
第4章 大同団結
安値乱売で「がけっぷち」/大阪広域協組の誕生/シャブコン/2005年の弾圧事件/ゼネスト決行/目指すべき場所
解題・安田浩一(ジャーナリスト)
皆様には御元気で御活躍のことと存じます。
この間、全国の多くの皆様より私たち関生支部に対する国家権力と大阪広域生コンクリート協同組合、差別排外主義者集団が一体となった攻撃をはね返す闘いに、多大な御支援をいただきまして誠にありがとうございます。
このたび、著書『大資本はなぜ私たちを恐れるのか』を昨年12月10日に発行する運びとなりました。
今日まで、私は、会社の雇ったヤクザに5回以上殺されかけたり、刑事事件をでっち上げられ前科5犯にさせられています。
1980年代には日経連の大槻文平会長(当時)から「関生型運動は資本主義の根幹に触れる」と言われ、国家権力とマスコミからは「生コンのドン」「金を企業からむしり取る」などとして「反社会的勢力」とレッテルを貼られています。
それはなぜか。歴史と今日を振り返り、事実を元に書かせていただいています。
是非、一読下さい。
心より愛をこめて
武 建一

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