3.8国際婦人デー「改憲・戦争反対!私たちが社会を変える!」集会&デモ

婦人民主クラブ全国協議会関西ブロックと関西労組交流センター・女性部主催の「3.8国際婦人デー『改憲・戦争反対!私たちが社会を変える!』集会&デモ」が3月6日、エル大阪で開催され、110人の闘う仲間が結集しました。連帯ユニオンからは、関西地区生コン支部から2人が参加しました。

「医療・介護、保育・教育、自治体、民間職場や地域で生きる女性たちは、もう黙っていない!」

婦人民主クラブ八尾支部の出口さん、労組交流センター女性部の野田さんの司会で集会は開会。出口さんは「コロナ下、女性の貧困と自死、息苦しさはひどくなるばかり。その上、国は戦争を始める情勢だ。女性たちは生きるために、命を守るために世界中の仲間と一緒に今こそ立ち上がろう。医療・介護、保育・教育、自治体、民間職場や地域で生きる女性たちは、もう黙っていない。改憲・戦争に断固反対し、私たちが社会を変えるために、本日の集会とデモを成功させよう」と開会のあいさつ。

「関西は、女性活動家が強い」

DVD「世界の仲間とつながろう」が上映されました。この映像は、世界の労働者や労働組合のストライキやデモが描かれたものです。
司会から三里塚芝山連合空港反対同盟・婦人行動隊と星野暁子さんのメッセージが紹介されたあと、連帯のあいさつ。
関西生コン支部・武谷書記次長は、日頃の関生弾圧への支援行動のお礼と、戦争情勢に触れたあと、関西の女性活動家の強さ、大阪労働者弁護団の女性弁護士の優秀さなどを話しました。関生闘争の報告後、刑事事件の裁判傍聴や行動支援など、引き続きの支援を要請。最後に「5.28なめたらあかんで!労働運動!関生支部総決起集会」の結集を呼びかけました。

「改憲・戦争を止めよう!団結と組織拡大で闘い、社会を変えよう!」

続いて、全国水平同盟・久原委員長が連帯あいさつ。久原委員長は、戦争が差別を生み、さらに拡大させると戦争情勢に触れ、戦争絶対反対で闘う決意を表明。階級的労働運動で団結し、西郡の現場闘争を報告したあと、全国の部落追い出しを打ち破る反撃の闘いに立ち上がる。改憲・戦争を止めよう。団結と組織拡大で闘い、社会を変えよう」と呼びかけました。
全学連の代表者から連帯あいさつ。3人の女性の代表者からは、改憲・戦争を止める闘いを労働組合と共に闘うなどと、元気あふれるあいさつがありました。

「基調報告、女性は労働組合の先頭に立ち闘おう」

3.8実行委員会から、深町さんの基調報告。深町さんは「①戦争と革命の時代、第3次世界大戦絶対反対。②2022年は労働組合をめぐる攻防。③女性は労働組合の先頭で闘おう。④資本主義を倒し、女性解放・労働者の社会へ」など、情勢分析と具体的な事例を報告し、女性解放と労働者の社会づくりをめざして、女性が先頭に立ち闘おうと行動を提起しました。

「泉佐野市議選への挑戦!中川いく子さん」

関西合同労働組合・女性執行委員のカンパアピールのあと、職場・地域からの報告。八尾北医療センター労働組合、高槻医療福祉労働組合、奈良セクハラ・パワハラ・解雇との闘い、東大阪・民族教育廃止との闘い、神戸市評価制度による労組破壊との闘い、JR過労死労働委員会闘争の代表者から闘争報告と闘争方針が示されました。最後に、中川いく子さんから「泉佐野市議選への挑戦」の決意が表明されました。

「特別決議と集会決議を満場一致で採択」

特別決議「国家権力による星野文昭さん虐殺を許さず、国賠闘争勝利、大坂裁判と一体で再審・無罪を勝ち取り、改憲・戦争阻止の先頭で闘う」が提案され、満場一致で採択されました。
続いて、集会決議が満場一致で採択されたあと、婦人民主クラブ全国協議会関西ブロックの山本さんが集会のまとめと行動を提起。参加者全員の「団結がんばろう」の唱和と手話による「インターナショナル」で集会はお開きとなりました。

「デモ行進、複数の市民から激励が」

デモは、エル大阪の玄関から土佐堀通り、松屋町筋を通り、扇町公園までのコースです。旗や幟がはためき、軽快な太鼓と鉦が鳴り響くデモ行進は、歩道を歩く市民や幹線道路を通行するドライバーらにアピールすることができました。
歩道から市民が、スマホを向けて撮影している姿や自動車の中から手を振る激励があったのが印象的でした。
最終地点の扇町公園で集約集会のあと、参加者全員が「団結がんばろう」を唱和してデモ対は解散しました。
戦争が始まろうとしている今、国際連帯で団結し、3.8国際婦人デーの闘いをよみがえらせましょう!

※3.8国際婦人デーとは
1908年3月8日、ニューヨーク・イーストサイドの広場で数百人の女性縫製工が集会とデモに立ち上がりました。劣悪な労働環境、長時間労働、低賃金への怒りが爆発し、賃上げと労働時間短縮、選挙権、児童労働の廃止を訴えて1万5千人のデモ行進となりました。2年後、この日を記念して「国際婦人デー」とすることが国際社会主義婦人会議で決まりました。
1917年3.8国際婦人デー闘争は、ロシア2月革命の口火を切りました。第1次世界大戦による戦禍と飢えに対して工場でゼネストに突入、「パンと平和」を叫び街頭に出ました。そしてついには帝政を倒し、戦争を終わらせ、世界で初めて労働者革命が達成されたのです。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF

デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目
労働運動を〈犯罪〉にする国「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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関西生コン事件ニュース No.71 ココをクリック
関西生コン事件ニュース No.72 ココをクリック
2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み)

1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。
そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。
業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。
なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。
迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 : プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】
竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

(「BOOK」データベースより)

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