港合同2023団結もちつき大会
「団結権確保!もちのように、ねばり強く闘おう!」を掲げた「2023団結もちつき大会」(主催、港合同もちつき実行委員会)が12月9日、港合同・田中機械で開催され、多くの労働者や市民が結集しました。
「来る年も、もちのように、ねばり強く闘おう!」
港合同・澤田執行委員の司会で、団結もちつき大会集会がスタート。澤田執行委員は、港合同もちつき大会の歴史を振り返ったあと「本日は、この1年間の闘いを総括して、新たな年の闘う方針を確認する集会だ。労働者の団結と連帯を強めて、来る年も、もちのように、ねばり強く闘おう!」と開会宣言。
「昌一金属支部のストライキは、これからの大きな力になる!」
港合同・中村委員長の主催者挨拶。中村委員長は、「4年ぶりのもちつき大会。この4年間は様々な現象があり、地域の催し物にも大きな影響を及ぼした。本もちつき大会では、人手が足りないかと心配していたが、無事に開催にこぎつけることができた。政治とカネなど政局を変える情勢のなか、平和な世界を求めて闘うことが、私たちに求められている。また今年は、昌一金属支部がストライキを打ち抜き、会社の団交拒否と闘った。このストライキを示したことは、これからの大きな力になる。そして、労組弾圧、関生弾圧と共に闘うことが重要だ」と挨拶しました。
「労働組合の団結と行動で共に闘おう!」
来賓の挨拶では、南大阪平和人権連帯会議議長・全港湾大阪支部委員長の小林さん、関生支部の武谷副委員長、全港湾建設支部の泊委員長、大阪地域合同労組の武谷(たけたに)さんと医療関係の分会長、関西合同労組の石田副委員長、万博中止・カジノはいらん1000人御堂筋パレード実行委員会の山川さん、なかまユニオンの井手窪委員長、在日朝鮮総連の金委員長、自治労大阪市職の小谷書記長が、団結もちつき大会開催の祝辞と各地域や各職場の闘争報告と今後の闘争方針を示し、共に闘う決意が表明されました。
「労組は結集して、それぞれの立場で社会参加していこう!」
港合同・玉置事務局長から基調提起。玉置事務局長は「❶グローバル化、国境を越える資本。❷イスラエル、ハマス戦争。❸23年前の20世紀は戦争の歴史。❹ウクライナ戦争、香港の非民主化、ミャンマー軍事政権。❺安倍一強政治と旧統一教会。❻岸田政権の迷走。❼格差社会の広がり。❽少子高齢化者会と護憲運動。❾反戦運動、イマジン(ジョン・レノン)」などを詳細にわたり提起しました。最後に、玉置事務局長は「労働組合は結集して、それぞれの立場で社会参加していこう!」と行動を提起して基調提起を締めくくりました。
「戦争反対!官民連帯で24春闘を闘おう!」
港合同執行委員・昌一金属支部の木下委員長が集会のまとめ。木下委員長は、11月20日の昌一金属支部のストライキへの結集と支援に感謝を述べ、11月30日に一時金闘争を集約したことを報告しました。そして、木下委員長がリードする「団結ガンバロー!」を参加者全員が唱和して、団結もちつき大会集会は幕を閉じました。
戦争反対!官民連帯で24春闘を闘おう!
関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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ー 公判予定 ー
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検証•関西生コン事件❷
産業別労組の団体行動の正当性
A5判、 143ページ、 定価1000円+税、 旬報社刊
『検証•関西生コン事件』第2巻が発刊された。
巻頭には吉田美喜夫・立命館大学名誉教授の論稿「労使関係像と労働法理」。企業内労使関係に適合した従来の労働法理の限界を指摘しつつ、多様な働き方を基盤にした団結が求められていることをふまえた労使関係像と労働法理の必要性を検討する。
第1部には、大阪ストライキ事件の鑑定意見書と判例研究を収録。
第2部には、加茂生コン事件大阪高裁判決の判例研究を収録。
和歌山事件、大阪スト事件、加茂生コン事件。無罪と有罪の判断は、なぜ、どこで分かれたのか、この1冊で問題点がわかる。
[ 目次 ]
刊行にあたって—6年目の転機、 無罪判決2件 が確定 (小谷野毅)
序・労使関係像の転換と労働法理 (吉田美喜夫)
第1部 大阪ストライキ事件
・関西生コン大阪ストライキ2次事件・控訴審判決について (古川陽二)
・関西生コン大阪2次事件・鑑定意見書 (古川陽二)
・「直接労使関係に立つ者」論と団体行動の刑事免責 (榊原嘉明)
第2部加茂生コン事件
・労働法理を踏まえれば無罪 (吉田美喜夫)
・労働組合活動に対する強要末遂罪の適用の可否 (松宮孝明)
割引価格あり。
お問い合わせは sien.kansai@gmail.comまで