関西合同労働組合への権力弾圧を許さない!

大阪府警は9月21日、関西合同労働組合の書記長を不当逮捕した。大阪府警による労働組合つぶしの権力弾圧を糾弾する。

「春闘要求書を提出したことが『強要罪』」

逮捕の容疑は「強要罪」。昨年の春闘で関西合同労働組合が、会社(天王寺区)に要求書を持参し、社長に渡すように求めた。大阪府警はこれを「強要罪」にでっち上げ、関西合同労働組合の書記長を逮捕した。しかも1年半も経過してからの逮捕だ。労働組合が会社に要求書を提出し、団体交渉の開催を求めるのは当たり前の組合活動だ。
憲法28条でも労働組合法でも保障されている正当な労働組合活動を、大阪府警は「強要罪」などとおぞましい事件に仕立て上げ労組書記長を不当逮捕したことを許すことはできない。

「大阪府警の暴挙を許さない!」

これは、関西地区生コン支部にかけられている弾圧と同様のものだ。
正社員化と保育園に提出するための就労証明書を要求したことが「強要罪」とされた加茂生コン事件の高裁「無罪判決」を教訓にせずに、今回の暴挙に出た大阪府警を絶対に許すことはできない。

「書記長を直ちに釈放しろ!」

この弾圧は、改憲阻止、戦争絶対反対、安倍元首相の国葬反対に、先頭に立って闘う関西合同労働組合をつぶすことが目的だ。
その中心的な役割を担っている組合書記長の不当逮捕は、労働運動や反戦平和運動を止めるためのものに他ならない。
大阪府警は、直ちに組合書記長を釈放しろ!そして、関西合同労働組合に謝罪しろ!

「労働組合つぶしの弾圧を粉砕しよう!」

関生支部は、大阪府警の関西合同労働組合への労働組合つぶし権力弾圧を弾劾し、労組書記長を奪還するために、全力で支援することを宣言する。
労働組合つぶしは戦争への道だ。改憲阻止、戦争阻止、反基地、反原発などを現場で闘う労働組合をつぶそうとする資本と権力の狙いを打ち破ろう!
闘う労働組合の団結と行動で、関西合同労働組合をはじめ、すべての労働組合つぶしの権力弾圧を粉砕しよう!

※ 関西合同労働組合の書記長は9月30日、釈放されました。担当の弁護人によると「不起訴」とのことです。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF
デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目 労働運動を〈犯罪〉にする国
「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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関西生コン事件ニュース No.79  ココをクリック   
関西生コン事件ニュース No.78  ココをクリック    
2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

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