「行政指導にも改善見られず解体工事を継続!」JR高槻駅での宣伝活動

関西地区生コン支部つぶしを狙った「ティーワイケイ高槻生コン」の工場解体攻撃の糾弾と「高槻生コン解体工事現場から、高濃度アルカリ汚染水が流出!」を周知するため、連帯ユニオン関西地区生コン支部・大阪Bブロックは9月10日、JR高槻駅前で情宣活動を展開。加えて、9.30高槻生コン闘争集会&デモの情宣活動も展開しました。

「行政指導にも改善見られず解体工事を継続!」

JR高槻駅前の歩行者道路では、武谷書記次長と関生支部組合員らが組合旗と横断幕を掲げて、関生支部つぶしを狙った「高槻生コンの工場解体攻撃を許さない!」「8月25日、高槻生コン解体工事現場から高濃度アルカリ汚染水が流出した」「強アルカリ性汚染水の危険性」「水質汚濁防止法では、強アルカリ性の廃液を工場外に垂れ流してはいけないことが定められている」「高槻市成合の豊かな自然への影響は大丈夫か」「施工主・施工業者は、汚染水を流出させない徹底した対策を」などを、JR高槻駅前を行き交う市民や会社員らに訴えました。あわせて「高槻生コンの解体工事現場から、高濃度アルカリ汚染水が流出!ホタルが生息する檜尾川水系への影響は?」と題するビラを配布しました。

「JR高槻駅前、複数の市民から質問や激励があった」

関生支部・機関紙部が作成した「高槻生コンの解体工事現場から、高濃度アルカリ汚染水が流出!ホタルが生息する檜尾川水系への影響は?」ビラは、JR高槻駅前を行き交う市民や会社員らが興味を示し、快く受け取ってくれました。
横断幕を見たり、ビラを受け取った市民からは「これはどういうこと?」「怖いことやね」「この前もビラもらったよ、頑張ってね!」「暑いのに、ご苦労様!」など、質問や激励がありました。
一旦、ビラを受け取らなかった女性の市民が、横断幕を見て引き返してビラを受け取りにきたのが印象的でした。
午後1時ころから約1時間の行動でしたが、関生支部組合員と武谷書記次長の訴えに、JR高槻駅前を行き交う会社員や市民らに多いにアピールすることができました。ビラは、89枚(9.30集会ビラとセット)配布でした。引き続き、駅頭での宣伝活動を展開します。

「ティーワイケィ高槻生コン社の経営者による労働組合つぶしを許さない!」

高槻市成合にある生コン製造業、ティーワイケィ高槻生コンの代表取締役として登記されている門田盛男は、今年(2022年)の6月21日付で、ティーワイケィ高槻生コンの工場を、京南生コン社の経営者、大山正芳に売却した。
労使関係にある私たち、関生支部や高槻生コン分会には、何ら説明もせず、団体交渉も開催せず、門田盛男が独断で決定し、工場を売却したのだ。 この門田盛男の行為は、関西地区生コン支部つぶし、いわゆる労働組合つぶしが目的なのは明らかであり、断じて許すことはできない。

「大阪広域生コン協組の副理事長に工場を売却」

また、工場の売却先の京南生コン社の経営者、大山正芳は、大阪広域生コンクリート協同組合の副理事長を務めており、この間の連帯ユニオン・関生支部つぶしに深く関わり、主導してきた人物だ。
今回のティーワイケィ高槻生コンの売却、労働組合つぶしを背景で主導している大山正芳を厳しく糾弾する。

「新体制の関生支部をつぶすことが目的」

大阪広域生コンクリート協同組合が2018年から始めた連帯ユニオン・関生支部つぶし。
しかし、現在に至っても、関生支部をつぶしきれなかった大阪広域生コンクリート協同組合の執行部が、新体制の関西生支部をつぶすために、画策し、攻撃してきたものだ。
さらには、大阪広域生コンクリート協同組合の関生支部つぶしに側面から荷担している人物の姿もうかがえる。

「労働組合つぶしを跳ね返し、勝利するまで闘う!」

関生支部と高槻生コン分会は、門田盛男の労働組合つぶし、大阪広域生コンクリート協同組合の副理事長、大山正芳の労働組合つぶしを跳ね返し、勝利するまで闘う。
あわせて、大阪広域生コンクリート協同組合の関生支部つぶし、それに連携した警察・検察の権力弾圧に怯まず、すべての争議職場に勝利するまで闘う決意だ。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF
デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目 労働運動を〈犯罪〉にする国
「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
 ココをクリック
関西生コン事件ニュース No.79  ココをクリック   
関西生コン事件ニュース No.78  ココをクリック    
2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
ココをクリック
関連記事 ココをクリック

賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

amazonで購入できます。 ココをクリック