関西合同労働組合第27回定期大会
関西合同労働組合第27回定期大会が12月10日、エルおおさか阪南館で開催され、多くの闘う労働者が結集しました。連帯ユニオンからは、関生支部が参加しました。
「労組が戦争反対に立つのかが問われている!」
関西合同労組・田中副委員長の司会で定期大会はスタート。田中副委員長は「労働組合が戦争反対に立つのかが問われている。関西合同労組が反戦闘争の先頭に立つことを確認し、階級的労働運動を復権するために活発な議論を展開しよう!」と開会宣言。
「関西合同労組と共に闘う決意表明!」
議長に泉州支部・中川さんを選出したあと、来賓の挨拶。関生支部の武谷副委員長、関西労組交流センター代表・港合同昌一金属支部の木下委員長、奈良市従書記の吉谷さん、八尾北医療センター労組の灰垣書記長、大阪北部ユニオンの柳さん、ユニオン自立京都の代表者らから、定期大会開催の祝辞とそれぞれの闘争報告や今後の闘争方針が示され、関西合同労組と共に闘う決意が表明されました。
「多くの仲間からメッセージが寄せられた!」
改憲・戦争阻止!大行進・関西、全金港合同、東京西部ユニオン、コンビニ関連ユニオン、徳島医療福祉労働組合、群馬合同労働組合、日教組奈良市、東海合同労働組合、動労千葉から、本定期大会に寄せられたメッセージが紹介されました。
「活発な議論が展開された」
大会成立が宣言され、議案提起。第1号議案・時代認識を山口書記長、第2号議案・総括を黒瀬委員長、第3号議案・方針を田中副委員長が提起しました。
休憩を挟んで、議案質疑・討論に入りました。各支部、各職場の代表者が発言に立ち、活発な議論が展開されました。そして、議案提起を満場一致で採択。会計報告と会計監査報告、予算案を提案。質疑応答を経て採択しました。
「団結して闘う執行部として飛躍しよう!」
特別決議「大坂正明さんの裁判闘争に勝利しよう!星野文昭さんの国賠裁判闘争に勝利しよう!」と「パレスチナ連帯のための特別決議」が満場一致で決議されました。スト権投票、役員選出のあと議長解任。黒瀬委員長の閉会挨拶。黒瀬委員長は「本部執行委員が時代認識と路線で一致し、団結して闘う執行部として飛躍しよう!」行動を提起しました。最後に「団結ガンバロー!」を参加者全員が唱和して、第27回定期大会は幕を閉じました。
世界戦争・核戦争を労働者の連帯で阻止しよう!ストライキを打ち抜き、階級艇労働運動を再生しよう!国家権力の弾圧を打ち破り、団結を強化拡大しよう!
関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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ー 公判予定 ー
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検証•関西生コン事件❷
産業別労組の団体行動の正当性
A5判、 143ページ、 定価1000円+税、 旬報社刊
『検証•関西生コン事件』第2巻が発刊された。
巻頭には吉田美喜夫・立命館大学名誉教授の論稿「労使関係像と労働法理」。企業内労使関係に適合した従来の労働法理の限界を指摘しつつ、多様な働き方を基盤にした団結が求められていることをふまえた労使関係像と労働法理の必要性を検討する。
第1部には、大阪ストライキ事件の鑑定意見書と判例研究を収録。
第2部には、加茂生コン事件大阪高裁判決の判例研究を収録。
和歌山事件、大阪スト事件、加茂生コン事件。無罪と有罪の判断は、なぜ、どこで分かれたのか、この1冊で問題点がわかる。
[ 目次 ]
刊行にあたって—6年目の転機、 無罪判決2件 が確定 (小谷野毅)
序・労使関係像の転換と労働法理 (吉田美喜夫)
第1部 大阪ストライキ事件
・関西生コン大阪ストライキ2次事件・控訴審判決について (古川陽二)
・関西生コン大阪2次事件・鑑定意見書 (古川陽二)
・「直接労使関係に立つ者」論と団体行動の刑事免責 (榊原嘉明)
第2部加茂生コン事件
・労働法理を踏まえれば無罪 (吉田美喜夫)
・労働組合活動に対する強要末遂罪の適用の可否 (松宮孝明)
割引価格あり。
お問い合わせは sien.kansai@gmail.comまで