中央労働委員会が、「浪速建資産業社・ナニワ生コン社の不当労働行為(団交拒否)を認定」
中央労働委員会は3月26日、浪速建資産業社・ナニワ生コン社の不当労働行為(団交拒否等)を認定し、救済命令を発しました。
「中央労働委員会の命令書(主文)」
浪速建資産業社・ナニワ生コン社の不当労働行為救済申立の再審査で中央労働委員会は次の命令書を出しました。
主 文
1 初審命令(※大阪府労働委員会)中、浪速建資産業株式会社及びナニワ生コン株式会社が組合員である七牟禮時夫及びN氏をそれぞれ懲戒解雇したことに対する救済部分を取り消し、初審命令主文を次ぎとおり変更する。
(1)ナニワ生コン株式会社は、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部からの平成30年9月7日付け団体交渉申入れに応じなければならない。
(2)浪速建資産業株式会社は、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部に対し、下記の文書を速やかに交付しなけらばならない。
全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
執行委員長 湯川裕司殿
代表取締役 藤中昌則
当社が行った下記の行為は、大阪府労働委員会及び中央労働委員会において、労働組合法第7条に該当する不当労働行為であると認められました。今後、このような行為を繰り返さないようにいたします。
貴組合からの平成30年9月19日付け団体交渉申入れに応じなかったこと(2号該当)。
(3)ナニワ生コン株式会社は、全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部に対し、下記の文書を速やかに交付しなければならない。
全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部
執行委員長 湯川裕司殿
代表取締役 藤中昌則
当社が行った下記の行為は、大阪府労働委員会及び中央労働委員会において、労働組合法第7条に該当する不当労働行為であると認められました。今後、このような行為を繰り返さないようにいたします。
貴組合からの平成30年9月7日付け及び同月19日付け団体交渉申入れに応じなかったこと(2号該当)。
(4)その余の全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部の申立を棄却する。
2 その余の浪速建資産業株式会社の再審査申立を棄却する。
3 その余のナニワ生コン株式会社の再審査申立を棄却する。
4 全日本建設運輸連帯労働組合関西地区生コン支部の再審査申立を棄却する。
「団交応諾と文書交付の救済命令」
浪速建資産業社・ナニワ生コン社の不当労働行為(団交拒否など)が大阪府労働委員会と中央労働委員会から認定され救済命令が出されたことで、両社の労働組合法違反の不当労働行為が確定しました。
「確定した命令を武器に行動を強化し、勝利するまで闘う」
関生支部は、今後の闘争方針として、中央労働委員会から棄却されたところは、新たに争います。それと平行して、労働委員会の救済命令が確定したことを武器にナニワ生コン・浪速建資産業闘争を強化します。闘争勝利に全力をつくしますので、引き続きのご支援をお願いします。
開催日:2024年4月27日(土)
時 間:13:30~15:30
場 所:エルおおさか本館7階701
テーマ:国連の人権機関からみた日本の人権問題
講 師:ヒューライツ大阪 藤本 伸樹さん
主 催:連帯ユニオン 関西地区生コン支部PDFはココをクリック
関生弾圧について家族の目から描いた『ここから~「関西生コン事件」と私たち』が5月10日、2023年日隅一雄・情報流通促進賞奨励賞に選出されました。詳しくはコチラ ココをクリック
映画 ここから 「関西生コン事件」と私たち
この映画は「フツーの仕事がしたい」「アリ地獄天国」など労働問題を取り上げ注目を浴びている土屋トカチ監督の最新作。「関西生コン事件」の渦中にある組合員たちの姿を描いた待望のドキュメンタリー映画『ここから「関西生コン事件」と私たち』がこのほど完成。10月下旬から各地で上映運動がはじまった。10 月 23日には「関西生コン労組つぶしの弾圧を許さな い東海の会」が名古屋で、11月6日には「労働組合つぶしの大弾圧を許さない京滋実行委員会」京都で上映会。業界・警察・検察が一体となった空前の労働組合つぶしに直面した組合員と家族の物語を見つめた。(写真右は京都上映会 で挨拶する松尾聖子さん) 今後、11月13 日には護憲大会(愛媛県松山市)、同月25日は「労働組合つぶしを許さない兵庫の会」が第3回総会で、12月16日は「関西生コンを支援する会」が東京で、それぞれ上映会をひらく。
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