京都事件第8回公判・京都地裁前抗議行動

連帯ユニオン関西地区生コン支部への権力弾圧をめぐる公判が9月22日、京都地裁で開かれました。公判前に、京都地裁前で抗議行動を展開、32人の仲間が結集しました。

「争議解決にさいしての解決金は正当なもの!」

京都地裁前抗議行動は、平田執行委員の司会で開始。平田執行委員が、この間の関生支部への権力弾圧の経過を報告。京都事件については「争議解決にさいしての解決金は、裁判所を仲介して合意している」などの前例を示し、「恐喝にはあたらない」と解決金の正当性を訴えました。

「大津地裁・検察側の異常な論告求刑」

続いて、支援者からのアピール。弾圧を許さない京滋実行委員会の稲村さん、京都とつながる沖縄の会の松本さん、なかまユニオンの代表者からは、「9月13日の大津地裁・論告求刑の長時間にわたる論告は、その後に予定されていた集会デモの妨害と懲役8年という異常な求刑」「政府のいいなりとなっている裁判官の実態」「地裁レベルで不当な判決が出されている情勢」などの発言がありました。

「裁判所は労働組合つぶしに加担するな!」

当該の関生支部・武洋一副委員長からは、本日の行動に参加している支援者にお礼を述べたあと、「京都事件を含め、すべての刑事事件の無罪を勝ち取るために全力で闘う」と決意を表明し、引き続きの支援を要請しました。
行動の終盤に、平田執行委員のリードでシュプレヒコール。「裁判所は労組つぶしに加担するな!」「裁判所は警察・検察のいいなりになるな!」「裁判所は事実に基づいて判断しろ!」などを参加者全員がシュプレヒコール。
約30分の行動でしたが、旗や幟がはためく抗議行動は、裁判所前を行き交う会社員や市民らに注目を浴びました。
早朝からの行動に、労働組合つぶしの大弾圧を許さない!京滋実行委員会の仲間をはじめ、多くの仲間の結集に感謝します。

「労働組合つぶしの大弾圧を許さない実行委員会」への賛同の呼びかけ PDF
デモクラシータイムス 〈 2022.01.11 〉
池田香代子の世界を変える100人の働き人60人目 労働運動を〈犯罪〉にする国
「連帯ユニオン関西地区生コン支部」事件
ゲスト:竹信三恵子さん(ジャーナリスト・和光大学名誉教授)
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2021年12月9日「大阪市・契約管材局と労働組合の協議」
回答が大阪市のホームページに掲載 
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賃金破壊――労働運動を「犯罪」にする国 竹信三恵子(著)– 2021/11/1 旬報社 1,650円(税込み) 1997年以降、賃金が下がり続けている先進国は日本だけ。 そんななか、連帯ユニオン関西地区生コン支部は、賃上げも、残業規制も、シングルマザーの経済的自立という「女性活躍」も実現した。 業界の組合つぶし、そこへヘイト集団も加わり、そして警察が弾圧に乗り出した。 なぜいま、憲法や労働組合法を無視した組合つぶしが行なわれているのか。 迫真のルポでその真実を明らかにする。

目次 :
プロローグ
第1章 「賃金が上がらない国」の底で
第2章 労働運動が「犯罪」になった日
第3章 ヘイトの次に警察が来た
第4章 労働分野の解釈改憲
第5章 経営側は何を恐れたのか
第6章 影の主役としてのメディア
第7章 労働者が国を訴えた日
エピローグ

【著者紹介】 竹信三恵子 : ジャーナリスト・和光大学名誉教授。東京生まれ。1976年東京大学文学部社会学科卒、朝日新聞社入社、経済部、シンガポール特派員、学芸部次長、編集委員兼論説委員(労働担当)、2011-2019年和光大学現代人間学部教授。著書に『ルポ雇用劣化不況』(岩波新書、日本労働ペンクラブ賞)など。貧困や雇用劣化、非正規労働者問題についての先駆的な報道活動に対し、2009年貧困ジャーナリズム大賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

第 10 回「日隅一雄・情報流通促進賞」の特別賞を受賞 詳しくはコチラ

(「BOOK」データベースより)

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